06'あゆ

    


釣 行 記







2006年9月8日



・・・九回の裏(納竿)・・・


9月8日(金)【第1日目】

月曜日から真面目に仕事?をしてたから、自分へのご褒美として年休を取得したのだ。
泣いても笑っても、今回の釣行で今シーズンのお終いだもの。
縄張り鮎がいないことを承知の上で、みんなより一日早く朱太川入りするけど・・・果たして?

  
秋晴れの高速道路は快適です      積丹ブルーの日本海

  
よってけ!!日本海      NHK[生中継ふるさと一番!」に登場したサケとば加工場

今朝はあちこちでによる視界不良で交通に影響が出ていたようだが、オラが出発する頃には、クッキリした青空で気持ちの良い秋晴れになっていた。
黒松内に近付くにつれ、腹の具合が・・・ヤバくなってきた。
脂汗を滲ませながらも、街中の公衆トイレに飛び込み辛うじてセーフ!あと1分遅れていたらと思うと・・・想像したくもない。
スッキリしたところで、菅原自転車屋さんにオトリさんを買いに向かったが、果たしてまだ売ってるんだべか?
・・・いかった、まだ扱ってた。
しかし、そのオトリはすっかりサビが出ており真っ黒クロ助状態で元気がない。
・・・んでも、何とかなるべと楽観的に考えてるヨースケさんなのだ。
鮎ルアーも持ってることだし(一度も釣れた試しがないけど)、苦しくなったら川虫でウグイを釣り、それにイカリを背負わせて泳がせれば・・・ダメか?

            
            むつみ橋下、左岸側がポイント

鮎の魚影が濃い丸山橋の下に入るか、先週実績があったむつみ橋の下にい入るか迷ったけど・・・。
単に近いという理由だけでむつみ橋の下に入ることにする。(これがヨースケさんの典型的ポイントの決め方なのだ!)

川の中洲に立った時、丁度釣り開始の合図のように正午のサイレンが聴こえてきた。
遊び鮎は瀬肩であっちに行ったり、こっちに行ったりと忙しなく動き回って落ち着きがない。
対岸(左岸)の浅場には営業鮎がギラギラしながらハネを見せている。
この真っ黒クロ助のヨタヨタオトリさんを(これでも一匹800円なのだ)いきなり瀬に入れたら一発で御陀仏になるべ。
まずは、対岸の緩い所へ・・・お〜し、掛かった!・・・ありゃぁ〜、落とした
なんと、この一回の空中バレでヨタヨタオトリさんが逝ってしまったのだ。
もう一匹のオトリさんは、さっきのヤツよりは幾分元気が良い。
アンタだけが頼みの綱じゃけん・・・頼むよ、野鮎さんを連れてきてけろじゃ。
お〜し、掛かった!バレるなよ、バレるなよ・・・ホッ、いかった
対岸の遊び鮎崩しで、何とかツ抜けを達成。
こうなりゃ、もうこっちのもんだよ。
その後は、大胆にの中にぶち込み順調に入れ掛かる。
ちょいとやる気のあるヤツは、瀬を元気に上る。
野鮎が掛かかっても目印には現れない。しかし、水中ではメチャクチャ暴れ回っているから、鼻カンハリスと鈎をグチャグチャにしてしまうのよ。
したから、付け糸の上で団子になり02ナイロン仕掛けが2回と、005メタル1回ドンブリを喰らい、おまけに6.5号の4本イカリもグジャグジャ多発でついには底をついてしまった。
そ〜かい、野鮎たちがそ〜ゆ〜態度を取るんだったらこっちにも考えがあるよ。
したら、01メタル9号3本チラシ(ハリス2.5号)だい!
掛かりはちょいと遅いけど、この鮎には不釣合いな仕掛けが功を奏したのか暴れまくりや空中バレなどのトラブルはピタリとなくなり、夕方5時までやって77匹!の釣果。

  
引き舟に入れておくと真っ黒クロ助になる  今夜は質素に・・・ヘルシーね

これで、明日のオトリさんの確保は十分OK! 吟papaさんとアブラビレさんには「爆釣の期待をして来てもいいよ」って言っておこう〜っと。
60匹は絞めてYGさんに差し上げ、黒松内温泉で汗を流し飯を食ってくるべ・・・。
明日もいいお天気だといい〜な。





9月9日(日)【第2日目】

ありゃ〜、今日は朝からが降っておりちょっと肌寒い。
8時半頃アブラビレさんTonkeyさんが、そして間を置かずに吟papaさんも到着した。
さぁ〜て、みんな揃ったけど何処へ入るべ・・・?

  
元気なオトリさんをなんぼでも持って行って  野鮎は沢山見えるんだけどなぁ〜

  
この良いポイントで掛かるのは小さい  上の橋桁が邪魔だこと

Tonkeyさんはむつみ橋上流に・・・
我々3名は魚影が一番濃い丸山橋の下へ・・・
強風の中3人で頑張るも、それぞれ5匹4匹2匹と撃沈。
むつみ橋上流に入ったTonkeyさんもダメだったと我々の所にやって来たけど・・・こっちもダメなのす。
ほんじゃ〜、みんなで昨日良かったむつみ橋下へ行くべ・・・

むつみ橋下では伊達のMさんが頑張っていたが、此処もイマイチとのこと。(それでも朝から20匹以上は釣っていた)
「ポツリポツリでも釣れればいい〜べ」この狭いポイントにみんなで並んでお話友の会をしながら竿を出すのもオツなもんだよ。
案の定、本当にポツリポツリでタモが乾く釣りなのだ。

  
今日は何処に行ってもダメだから、此処でお話友の会をしながら仲良く釣べ

  
Tonkeyさんの鉢巻は高松名人みたい  ダメだ釣れねぇ〜から一休みだい

  
対岸の緩い所で掛かるべ        mamaさんだけは爆釣、80匹程釣ったって

  
タモが乾くと、タバコが増える       瀬の中でも掛かるようになってきたよ

オラのカミのトロ場に入っているTonkeyさんは時々竿を絞っているし、シモに入っているアブラビレさんも時々掛けている。
しかし、Mさんとオラのタモはすっかり乾いたままだ。
吟papaさんも大苦戦しているようであちこち探りまわっているがますますドツボに嵌り、ついには山崎の瀬へ場所移動して行った。
我慢できなくなったMさんも丸山橋の下へ行ったり、ポプラポイントに移動したりしてみたが、結局何処もダメでまた此処に戻ってきた。
この渋い状況のまま「3時過ぎれば掛かりだすか?夕方になれば掛かりだすか?」と淡い期待をしていたものの・・・納竿の5時まで経っても状況は変わらず仕舞いであった。

  
Tonkeyさんが今日の竿頭です       これはアブラビレさんの釣果

それぞれの釣果はTonkeyさんが(見た目で)40匹オーバー、ヨースケさんが37匹、アブラビレさんが27匹、吟papaさんは山崎の瀬でも撃沈したらしく12匹の貧果に終わった。
昨夜は、みんなに「バンバン釣れるから期待してきてね」なんて大きな話をしてしまったけど・・・スマン!でも、みんなに嘘を吐くつもりはなかったんだからね。
アブラブレさんは、すっかりその気になって引き舟を2個も持ってきたのにゴメンね!・・・でもさぁ〜、引き舟を2個も持ってくるんだったらタマネギネットの方がいいんでないかい?

             
             黒松内温泉 脱衣場

今夜は黒松内温泉で毎年恒例の脳棺怪です。
mamaさん手作りの超豪華料理がところ狭しとテーブルの上に並びます。
YGさんご夫婦もやって来て、手作り料理や果物が更に増えるんだもの、こんなにも食えねぇ〜べさ。
今年も、YGさんの面白話を聞きながら黒松内温泉の営業終了時間の10時まで楽しい宴は続くのであった。

  
mamaさん手作り、豪華料理の数々   今年も腹いっぱいゴチになりました  感謝・感謝!

  
ここのラーメンを頼んできてけろ   スイカとトウモロコシを食べフルーツ牛乳を飲んだけど・・・

  
なっなっ、子ナスの漬物もうめぇ〜べ   このでんすけスイカうめぇ〜こと

・・・もうダメ!腹いっぱいでぐるじぃ〜

※支障、ゆみさん、差し入れをありがとうございました。
 せっかく面倒を掛けて贈って貰ったのに脳棺怪まで届かず残念でした。
 お気持ちは大変ありがたく頂きました。




9月10日(日)【第3日目】

昨夜から降り始めた雨が朝方には雷を伴い豪雨に変わった。
車がきれいになるのはいいのだが・・・ちょっと降り過ぎじゃないの?

伊達のMさんA氏は小雨になったのを見計らって竿を出しているが・・・
我々チーポテ!北海道支部はアブラビレさんに代表選手(無理やりだったかな?)になって貰い、サンダル履きでも竿が出せるポイントへ・・・
水位が僅かづつ上昇してきているが釣りには全く支障はない。
問題は濁りなのだが、まだささ濁り程度だからお昼までは大丈夫なんでないかい。

  
やっと小振りになったよ          竿を寝かして、引き過ぎだよ・・・ごちゃごちゃetc

  
どれどれ、い〜いかい、こうやるのよ  あそこのブロックの前が良いポイントじゃない

  
このオトリさんは弱ったから交換だ    アブラビレさん、何してんの?

  
飽きてきたぞ〜、早く釣れ〜        お〜し、これでみんな2匹づつ釣ったね

アブラビレさんを吟papaさんとヨースケさんの二人が掛かりで教育的指導!
そして、「どれどれ」と3人で交代しながらアブラビレさんの竿を持つ。
だんだん、濁りがキツくなると同時にゴミの流下も激しくなりついには釣り不可能になってしまった。
そんな状況下、アブラビレさんの竿でそれぞれ2匹づつ掛けて、今年の鮎釣りはこれにて納竿といたします。

  
ホットドックのmama屋です      写真って緊張するね(オラ、カールおじさんみたい)

            
            へっへっへぇ〜、11月の作戦会議だよ

その後は、歌才ぶなの森公園の東屋に場所を移し・・・
お昼ご飯を食べ、夕方の4時までお話友の会をしながら、今年の北海支部の鮎釣りの幕は完全に引かれたのであった。

今年は遡上が遅れたからか、上流部の鮎はまだまだピカピカで、あと二週間は遊べるコンデションみたいだね。



PS:ショック!
あいやぁ〜、家に帰って寝室に入ったら畳や布団がいやにジトジトしてるのね。
したら、釣りに行ってた3日間、ず〜っと窓を全開にしたままだったのね・・・そ〜ゆ〜時に限って豪雨が降るんだもんね。













2006年09月02日



・・・天高く鮎釣れぬ秋・・・


9月2日(土)【第1日目】

北海道の鮎も今週と来週のあと二回、焦りを感じつつも悔いを残さぬよう目いっぱい釣ろうと思うのだが・・・。
悲しいことに9月に入り、日に日に鮎が少なくなっていく(成長しきれない群れ鮎は沢山いるよ)状況下では、縄張り鮎を釣るのは至難の業、サクラマスのルアー釣りに匹敵するくらい確立が低下する。
そこで狙いは、夕方チャラ瀬で産卵をする為に集合してきた鮎を釣るという反則行為に及ぶ訳なのである。
ど〜せ朝から川にいても釣りにはならない・・・昼頃までに朱太川に着けばいいんだから。
それでも逸る気持ちを抑え、ちょいと早起きをして7時過ぎには岩見沢を出発した。

  
バキッと秋空、道央道・・・車もいない   奇岩が織り成す雷電海岸

朝から空気がバキッと澄みわたり、遥か遠くの景色までクッキリ見渡せる爽やかな青空・・・んん〜、認めたくないけどの訪れを否応なしに感じてしまうのだ。
それにしても、今年はトンボが異様に少ないようだけど・・・山に異変でも起きてるんだべか?
夜ばっかし走ってて薄気味悪く感じてた雷電海岸の風景も、明るい時間帯に走ると案外絶景なのね。

黒松内の菅原自転車店にオトリを買いに行きました。
なんと「売り物になるようなオトリさんは残ってない」というのだ。
「もう釣れなくなったから買いに来る人はいないだろうと思ってたところに、今日はお天気がいいから予想外にお客さんが来たからなくなった」だって・・・ガ〜ン!
「したけど、オトリにならないようなので良かったら持っていきな」てことで、11〜12cmの真っ白で痩せこけたオトリさんを2匹貰ったのだ。

            
いいお天気だねぇ〜、このチャラには営業鮎がビッシリ犇き合っているけど・・・

さて、このおチビちゃんで野鮎が捕れるんだべか?
シマを張っている野鮎の姿は日に日に薄くなり、底石がどんどんくすんできているんだもの益々不安が助長するべさ。
色々なポイントを覗き見した結果、東橋の上下だけ底石が光っているのを確認。
しかし釣り人が二人、橋の真下とちょい下流で竿を出している。
状況を伺うと「何とか掛かるんだがバレてしまってど〜しても取れへん」「朝から、頑張ってて2〜3匹だけやん」とのこと・・・おろっ、関西弁やおまへんか。
その、関西弁の方が探り終えた橋の真下のシモに入れさせてもらう。

痩せこけ色白おチビちゃんを足元の流れの緩い所からそっと放つも全く泳ぐ気配なんぞ持ち合わせていないようだ。
チョンチョンと軽くテンションを与えたり脅したりしても頑として石裏から動こうとしない。
そ〜かそ〜か、お前がそ〜ゆ〜態度を取るんだったらオラもやり方を変えるよ。いつまでも優しくしてると思ったら間違いだよ。
3時頃にはアブラビレさんがやって来る。それまでには何としてもオトリさんを確保しねばねんだから。
ここしかないという一級ポイントに、空中輸送で送り込み(投げてやって)流れに馴染じませた瞬間・・・どんどんカミに上りだした?
んっ、結構流れが走ってるんだよ。そのおチビちゃんにそったなパワーなんぞはあるまいに?
半信半疑で竿先で聞いてみると・・・重てぇ〜!
なんと落とした瞬間に18cmクラスの野鮎が掛かり、おチビちゃんを背負ってカミに泳いでいたのだ。
まだしっかりシマを張っているやる気漫々の野鮎が残っているんだね。

その後は深トロをカミ飛ばしで責め、20cm級を含む腹ぼてのメスを順調に掛けるが、アタリが弱すぎて目印には現れない・・・何となく目印がフラフラしてるかなぁ〜?で掛かってるのだ。
オトリと掛かり鮎は半径30cmくらいの範囲でクルクル廻っているもんだから、アタリに気付くのが遅れると仕掛けが団子になってしまうのよ。
それを、切れるな・切れるなとハラハラもんで寄せて取り込むんだから面白い訳がない。
団子になってない場合は、よっしゃぁ〜鮎釣りはこうゆうもんじゃい!とばかりに抜きに掛かると、ことごとく空中バレするのだ?
んなろ〜、とばかりに鈎を大きくしたりチラシに変えたりしても、バラシ(空中落下)は一向に止まらない。
したけど抜かなきゃ男じゃない。
意地の(無駄な)抜きまくりで、タモまで飛んできた数より空中落下させてた数の方が間違いなく多かったもんね・・・橋の上から見ていた人が笑ってたっけ。
そんでも、アブラビレさんが来るまでには不自由しないほどの野鮎を確保することができたからいかった。

  
アブラビレさん、まずはお得意のポイントから攻め・・・だんだんチャラに移動

アブラビレさんが来てからは、先週吟papaさんが入れガカリを演じたという、ちょいと下流のチャラにポイントを移したものの・・・。
営業鮎が一面にギラギラ光って「こっちにおいで」とお誘いをしてくれてるが、なかなか掛かるもんではない。
夕方になればと期待しつつも、とうとう最後までポツリ・ポツリの状態からは脱しなかった。

           
           ヨースケさん本日の釣果・・・まあまあの型だべ




9月3日(日)【第2日目】

夜は結構冷え込むものと思い冬物のダウンのシュラフで寝ていたが、結局暑くて夜中にゴソゴソやって夏物のシュラフに交換・・・。
まだまだ寝足りないけど、早朝からの秋晴れが眩しくてとてもじゃないが寝ていられない。
今朝方未明、雷雨があったようだが水位に変化はない。

  
朝は車内の虫干しから・・・         アブラビレさんはハリの補充に余念がない

さて、今日は何処へ・・・。
YGさんから「むつみ橋の下の瀬でホリを掘ってるから、誰にも入られぬよう朝から行って陣取ってるといいよ」って言われたけど、それまでして釣らなくともなぁ〜。
やはり底石が光ってるのは東橋の所だけだから、3時頃まで適当にこの辺で遊んでませう。
ヨースケさんは昨日と同じポイントでいきなりドンブリを喰らいマイナス1からのスタート。
更に良型を掛けるが2回ドンブリを喰らい、結局プラス2匹のみ・・・たかが20cmチョイの野鮎に02のナイロンが簡単に何回も飛ばされるとは、糸自体がアメ(劣化)てんのかな?
アブラビレさんは分流のチャラをカミ飛ばしで泳がせ、やっと掛けるも腹ガカリの腸はみ出しで即死させた1匹のみ。

            
            まずは、この辺から遊んでみませう

その後、中の川との合流点で昼食を食べ、軽く竿を出してみる。
アブラビレさんは流速のある平瀬に躊躇していたが、これくらいの流れだったら少々使い倒したオトリさんでも十分上に泳がせられることを実地講習
手取り足取り教授(口喧しく)してあげどうにかできるようにはなったのだが、果たして・・・一人でできるようになれば一人前だよ。
此処ではヨースケさんが1匹掛けただけ・・・盛期じゃないんだからこ〜ゆ〜所で、間違えて掛かっただけでラッキーかな。

  
秋晴れの下で食べる昼食はこれまた格別なのだ

  
どうだ、上手く泳がせられるかい?   ほれ、こうやればなんぼでも泳ぐべ  うん、そうそう覚えたべ

そうこうしているうちにYGさんから電話が・・・「何処にいる?むつみ橋の下に一人入られてるぞ」「はいはい、すぐ行きます」
むつみ橋の上から釣っているのを見ていると、入れポン出しポンの入れガカリだべさ。
アブラビレさんは「我々もあそこに入れて貰いましょう」って言ってるが、他人に来られると嫌がられるだろうとオラは躊躇していた。
したら何てことはない、車が見えなかったので気付かなかったけど、伊達のSさんだったのだ。
「バンバン釣れるからやって、オラは用事があるから早あがりするけど」だって、もっと早く気付いていれば気楽に「オレたちもそこに入れて」って言えたのに。
更に、伊達のMさんもやって来てみんなで入れポン出しポン!

   
産卵を終えた瀕死の秋シャケ       瀬に入れれば勝手に掛かる       お〜っと、デカイ!

  
アブラビレさんの釣果            ヨースケさんの釣果

これだけの釣果で、ピカピカのメス鮎はたったの1匹だけだよ・・・オスメス100

・・・こんなの鮎釣りじゃねぇ〜!











2006年08月24日



・・・東北遠征(雫石川)・・・



8月24日(木)【雫石川】

窓を開け放ち、タオルケット一枚で寝ていたらさすがに風邪を引いたらしく何となく身体の塩梅が悪い。
朝からお天気は良いのだが、だるくて釣りに行く元気がイマイチ湧いてこない。
昼飯を食べた終えた頃にようやく元気が回復してきた。
そうなると、釣りに行きたくてパタパタしてくる現金なオヤジなんでがんす。
時間もないので、お手軽に行ける地元雫石川に・・・なんぼ釣れなくても、帰ってきた時くらいはチラっとでもご挨拶しておかないと非国民になるもの。

  
竜川上流を望む、遠くに釣り人一人   同じく下流を望む、遠くに釣り人二人

始めに、本流竜川の高圧線シモの瀬に入ったのだが・・・アタリは勿論、鮎の気配すら全く感じられない。
次第に風が強くなり、パワーSPの重さが耐え難いものになってきた。
釣れれば重さなんて感じないんだけど、もうダメまるで応援団旗でも持ってる感覚だもの。
風を避けるためにもここは勘弁してやり、葛根田川に移動だ・・・。

  
葛根田川の平瀬、釣りが一人        遠くに雫石バイパスを望む

こっちは竜川と違い微風程度で風の影響はない。
この平瀬では引抜き早瀬で十分なのだが、オラは何がなんでもパワーSPを使いたいんだもの。
パワーSPにメタコンポの01を張ってのカミ飛ばしだもの、何とも訳の分からねぇ〜釣り方だ。
さて、これから釣るぞという時に元気オトリがタモからいきなり飛び出した・・・あちゃ〜、マイナス1匹なっちまったわい。
気を取り直して拝み続けること1時間、やっと目印がぶっ飛んだ。
お〜し、これで入れガカリモード突入かと思われたが・・・それから1時間、ただただ拝み続けただけだった。
本日はイーブンパーで終了!でも「ボッ」ではないよ。プラスマイナス・ゼロだから。

雫石川には鮎が居なかった。・・・訂正、オラに釣れる鮎は居なかった。











2006年08月23日



・・・東北遠征(阿仁川)・・・



8月23日(水)【阿仁川】

ぼっこちゃんがマネターズと入れ替えで21日から今日までの3日間の予定で東北遠征に来てるし、なべちゃんもまだ居残っている。
ぼっこちゃんが東北遠征にやって来ると、必ず大雨が降り川が味噌汁になるというジンクスどおり今回も・・・お約束の雷雨に見舞われたようだ。
昨日は阿仁川で合流しようと根性で早起きまでしたのだが、su-sanから前日の雷雨で阿仁川本流の濁りがきつく釣りになりそうもないと却下されてしまった。
今日は、アメリカン状態まで回復してるべから大丈夫だべ。もしダメだったら小又川に逃げればいいんだから。

頑張って早起きし6時半ごろ家を出たのだが、途中でコンビニに寄ったりお約束のウ○コをしたりしながら行ったもんだから、小又大橋たもとのおとり屋「鮎小屋」に着いたのは9時頃だった。
既に、su-sanは小又大橋のカミのトロ場を、ぼっこちゃんはシモの瀬で竿を出していた。
昨日は、きつい濁りの中、小又川に入ったぼっこちゃんとなべちゃんがそれぞれ良型を30数匹40数匹づつ掛けたそうだが、どうも今日はイマイチのようだ・・・はたして、釣れるんだべか?

  
小又大橋のカミにsu-san、シモにぼっこちゃん   オラは右岸のヘチ狙い

ほんじゃ〜、オラは小又川合流点カミの右岸側のヘチを攻めてみるべ・・・!
かなり渋かったが、お昼までに何とか根性の抜け。
ぼっこちゃんは午後から米代川本流の上流部で大物狙いをしながら3時頃までには帰るとのことで鹿角方面に向かった。
su-sanは小又大橋近辺が思ったほど芳しくないので、上流の吉田地区へ向かったが・・・どうだったんだべ?

お〜し、オラも良型狙いで上流に移動するべ・・・!
右岸側の道を走りながらいろいろポイントを覗いて見てみたが、何処も人が多いのね。
今日は平日だよ。なのになして?みんなは仕事をしてねんだべか?
あらっ、大岱のゴルフ場下には誰〜れも居ない。ほんじゃ〜、ここで昼飯を食べて・・・。

  
アメリカン程度の濁り            シモの瀬には3人入ってた

ここは、底石がすっかり泥を被っており鮎の気配がなんとも微妙だ。
フロロの02で大きめの石の頭が磨かれているところへオトリを泳がしてやると、一発で目印がシモにぶっ飛んだが、そのままノサれて鼻カンハリスの上からプッツ〜ン!・・・あちゃ〜!
気を取り直して、新らしい鼻カンハリス繋ぎ別の磨かれている石へ・・・お〜しきた〜っ!切れるなよ・切れるなよ。よいしょ、プッツ〜ン!なぬぅ〜!
クッソ〜、2連荘親子を喰らっちまったよ。
先週よりサイズがひと回り大きくなっているからと、引抜き早瀬にフロロの02を張ったんでは持たないのだ。
したら、どうだ!エムステの01だぞ。
エムステにしたら強度的にはバッチシなのだが、今度は鼻カンがヤバかった。
おとり鮎がアタったショックで鼻カンから飛ばされたのが2回。根ガカリして鼻カンから外れて逃げていったのが2回
こうなってくると悪循環の始まりで、舟からは鮎が飛び出すし、タモからも飛び出す始末で引き舟の鮎が増えるどころか、だんだん減っていく。
結局、納竿までに引き舟に残った鮎の数は、悲しいかな16匹だけだった・・・ガックシ!

             
             引き舟の中身が増えなかった

オラが納竿し着替えていたら、土地のオッちゃんがやってきた。
徐に、を担いでオラがついさっきまで釣ってた場所に入って行った。
投網を打つんだべかと眺めていたら、刺し網だったのね。
川の手前から対岸まで直角に網を設置したら、刺し網の下流側から玉石をドボンドボン投げつけ、野鮎を上流に追い込んで獲るのね。

  
手前から対岸まで網を張って・・・     玉石を投げ込みます

あれだば、野鮎が怯えてしまって釣れなくなるのは当たり前なんだ。
そんな荒っぽい刺し網漁を見てても、腹立たしくも何〜とも思わないオラって・・・・大人だべ。












2006年08月17日



・・・東北遠征シリーズ・・・



8月17日(木)【桧木内川】

盛岡ICまでアブラビレさんを迎えに行き、忙しなく昼食を食べ、カオスさんが待っている桧木内川へと向かった。


アブラビレさんは八戸からかなりのハイスピードでやってきた・・・

藤枝オトリ店に立ち寄ったら、いつもの如く「昼飯を食べて行きなさい」と言うのを丁重にお断りし、桃をひとつご馳走になり「今日は友人がオトリを用意して首を長くして待っているので、後日、あらためてゆっくり来ますから」と言って失礼し、急いでカオスさんが待っている下延橋へ向かう。

アブラビレさんとカオスさんが初対面のご挨拶を済ませ、カオスさんのお気に入りポイントお墓下に入る。
カオスさんの師匠遠藤さんも同行していて、とりあえず4人で3時までの1時間この場所で竿を出すも・・・。
カオス名人が順調に掛けているのを尻目に、オラとアブラビレさんには全くアタリがない。
結局、3時までの1時間でカオス名人は軽くツ抜けしたようだが、元気オトリを準備してもらっていた我々北海道組は「ボッ」を食らっちまった。

   
アブラビレさんと遠藤さん・・・アタリがない  ヨースケさん・・・むむむむ、泳がねぇ〜こと

  
ジッと拝み続けた1時間          カオス名人だけ順調に掛けて、高笑い!

次にチャラ広場の下流200mくらいにある通称ヨースケさんポイントに移動し頑張るも、北海道組はついにツ抜けに僅か届かず桧木内川に撃沈!したのであった。

  
対岸の水が走っているところを狙えば・・・   その辺が一番良い場所だよ

  
お〜し、きたきた!アブラビレさん    アタリがないですねぇ〜 遠藤さん

未曾有の大渇水とは聞いていたけど、これほど悲惨な惨状は見たことがない。
釣れないのは大渇水のせいだからと言い訳を・・・んでも、カオス名人だけはシッカリ釣ってたんだよなぁ〜。





8月18日(金)【阿仁川】

阿仁前田河川公園に宿泊したアブラビレさんsu-sanヨースケさんがおとり店「鮎小屋」にて合流し、今朝方八戸に上陸した吟papaさんの到着を待つ。

ここも桧木内川同様大渇水で、とても阿仁川らしからぬ流れである。
アブラビレさんには鮎を掛ける度に引き舟の鮎が減っていくのを体験して貰う魂胆だったが、このなんとも情けない状況では無理だもんね。
su-sanの案内で今期比較的実績があるという大岱のゴルフ下へ・・・

  
アブの猛攻だ!エンジンを止めろ止めろ  しゃがむとアブが襲ってくる・・・何処にいるんだべ?

アブの猛攻に出迎えられながらも、北海道組はすばやく身支度して渇水の流れに立つ。
程なくして、トレパンにサンダル履きのままのsu-sanも流れに立ち込むがあまりの釣況の悪さに手こずりぎみで、ジッと拝んでいる。
水深が浅く易しい流れには投網が入っていることもあり、我々北海道組にはますます手強い状況なんだわ。

    
su-san着替えないの?     グラスリの調子は・・・             papaさん、汗だくだね

  
su-sanの車の方が心なしか水を弾いてない?  跳ね上げドアの下でも傘     ヒェ〜!またきたよ・・・

   
お〜し、再開だ               あ〜やって、こ〜やって・・・ゴチャゴチャうるさ〜いっ!

  
だんだん濁ってきたねぇ〜        水温が下がったかな?

  
へっへぇ〜、この岩に腰掛けてプチ入れガカリだい!

昼近く、俄かに雲行きが怪しくなったかなと思う間もなく激しい雷雨が襲ってきた。
その間、昼食を食べながらジッと小康状態になるのを待つ。・・・オラ、こ〜ゆ〜のって面白くて好きだもんね。
15日から米代川入りをしていた玉金コンビは、米代川の濁りから逃れ米内沢橋のところで竿を出していたが、これまた強烈な雷雨に襲われほうほうの体で逃げるようにやって来た。
この雨で若干でも水位が上がり、野鮎の活性が高まるのを期待したものの、残念ながら左岸側から徐々に濁りが入り期待した程の釣果を伸ばせぬまま納竿することになった。

ここでお世話になったsu-sanと別れ、栃木玉金コンビと北海道組は田代オートピクニック広場へ・・・

  
温泉に入ってきたからあづいこと     飲め・飲め・・・こりゃぁ〜前々夜祭だわい





8月19日(土)【阿仁川・オトリ採補】

前夜はHITTER君が静かに到着し、早朝、なべちゃんが到着し、続いてゴンさんもやって来た。
更にタケチャンマンが合流し、一行で米代川本流沢尻近辺を偵察するも昨日の雷雨による濁りは味噌汁状態からカフェオーレ状態に変わったもののまだ竿を出す勇気がない。
鮎中三人組みは何がなんでも沢尻で23〜25cmの大鮎挑むという。

  
これからやろうと言うポイントはカフェオーレ!  オレらは何がなんでもここでやるけんね

ほんじゃぁ〜米代本流で竿を出せないのがは残念だが、我々は阿仁川根小屋堰堤下へ明日のマネターズ用オトリ採補に向かいませう。

  
アホども!                   さ〜て、何処に入るべ?

  
支障・ゆみさん、再会のご挨拶      アブラビレさん、ずいぶんカミに行ったね

  
ゼロドラにはピッタリのサイズじゃない  ゆみさ〜ん、その虹竿を8mにしてきたの?

  
飯だ飯だ、ビールが美味い!       13〜15cmサイズにメガトルクじゃ・・・

  
はぁ〜い、3時だよ〜!そろそろ上がるべぇ〜  ゼロドラって何だかよく分からねぇ〜な?

支障ゆみさんとも無事合流し、13〜15cmサイズのチビ鮎にグズグズ言いながらも、3時までには皆で120匹程のオトリ鮎を確保することが出来た。
これからが入れガカリタイムになるのだが、4時までにはマネターズ前夜祭会場「田代オートピクニック広場」に戻らねばならぬのだ。

初めて東北遠征をしたアブラビレさんを桧内川・阿仁川と3日間案内したのだが・・・残念ながら本命の米代川はカフェオーレだったし、どの川も未曾有の大渇水で本来の小町鮎マタギ鮎比内鮎を堪能してもらうことが出来なかったのが非常に心残りである。
そうそう、根性で沢尻に入ってた鮎中三人組みはカフェオーレにもめげず良型の入れガカリを堪能し、真っ暗になってから大満足でマネターズ前夜祭会場に戻ってきた。

そして・・・「06'鮎マネターズin米代川」前夜祭に続く





8月20日(日)【米代川・・・オマケ】

マネターズ終了後、支障、ゆみさん、吟papaさん、mamaさん、ゴンさん、中村さん、HITTER君、タケチャンマン、ヨースケさんの9名で・・・米代川扇田橋のシモにやってきた。
ここでゴールデンタイムの入れガカリを楽しみ、マネターズの口直しをしませうとやって来たのだ。

確かに、入れガカリだったよ・・・したけど、サイズがイマイチですぐ飽きたもや。

  
あっ、散開する前に揃い踏みの写真がないと思ったら・・・吟papaさんのカメラでで撮ったんだ。



オマケの写真・・・吟papaさん提供

       

    

  










2006年08月11日



・・・・充実の釣りを目指して・・・


8月10日(木)【釣行前夜】

今日はやけに道路が空いているから快調飛ばして・・・うそうそ、安全運転です。
黒松内町に入ったらお約束の霧雨が降っている・・・って、ことは今回の釣行も沢山釣れるってことだべな。
でもね、オラは決して爆釣は望んでないのよ。
時速5匹程度でいいから納得のいく充実の釣りを目指してんだから。



8月11日(金)【第1日目】

7時過ぎに目覚め、顔を洗いに行こうとしたら東橋の袂に見覚えのある高級車エルグランドが停まっていた。
・・・苫小牧に勤務している同僚のM氏だよ。

  
瀬を攻めている同僚M氏          このトロ場をシッカリ泳がせるといいよ

挨拶をし、東橋下流の瀬を攻めているのを暫く眺めていたが、一向に掛かる気配がない。
その瀬のシモのトロ場で尾びれをシッカリ振らして泳がせるといいよと指示して、オラは洗顔・んこ・そしてコンビニへ食料の調達に行く。
オラはまだ出勤の時間ではないのだ。これからやることが沢山あるんだから。・・・頑張ってシッカリ釣っててね。

朝食を済ませ8時半頃M氏の所へ行ってみると、5〜6匹掛けたがバレばっかしで、まだ2匹しか釣れてないと言う。
「そのトロ場は絶対に釣れるから、引いたらダメ!頑張ってカミに泳がせなさい」と激励し、オラは東橋のすぐシモの敷きブロックと橋脚の根元の間をカミ飛ばしで探ることにする。
竿を出した時にはなんやかんやで9時を過ぎていた・・・いつものことだべさ。

  
オラはここからカミ飛ばし         良型が揃った午前中の釣果

入れ掛りにはならないけど、親子ドンブリを喰らったりしながらも正午までの3時間で22匹!・・・お〜し、丁寧な釣りが持続でき充実してるね。
M氏はず〜とトロ場で粘って6匹!

今日は、平日だけど巷ではお盆休みなのね。だからこんなに釣り人が多いんだ。
だいたいさぁ〜、お盆には殺生してダメだって親から教えられなかった?・・・みんな釣りなんかしてて罰当たりだよ。
さて困った、午後からは何処に入るべ。
吟papaさんお薦めの小学校下のカミのトロ場には伊達のA氏が入っているし、ポプラのポイントは大入り満員、テントまで張ってあった。
M氏は用事があるということで3時までには納竿しなければならない。
小学校下のチャラには先客がいるし・・・時間もないことだし、それではお手軽な伊達山だな。

         
         M氏 一生懸命泳がすが・・・

オラは一発目が即死!二発目で本日2回目の親子ドンブリ・・・プラマイ0匹!10分で竿を畳み勘弁してやったもんね。
気の毒なのは、M氏で午後からは一度のアタリもないまま納竿することになった。

3時にM氏と別れ下流丸山橋の下を覗くと、先日同様、野鮎がクルクル追いかけっこをしている。
おしっ、ほんじゃ〜あと2時間このチャラでやって納竿だな。
思いのほか追いが良く、殆どが背ガカリで目印が小気味良くぶっ飛ぶ!
風が強く竿が立てられずバラシもあったが、5時までの2時間で22匹!・・・理想の時速5匹の倍のペースだったから嬉しい誤算だわい。
ふむふむ、時速10匹までだったら許すか。それ以上はダメだよ、釣りが雑になるから。

  
シッカリポイントをなぞるよう扇形に泳がす    ここでの釣果 元気鮎!

本日の釣果をゆみさんに報告したら「44匹は数が悪い」だって・・・あらっ、言われてみればそ〜か。
さぁ〜て、温泉に行って温まろ〜っと。

  
温泉はガラガラ、大広間にはオラの他一人だけ   mamaがいないと質素なディナーです!




8月12日(土)【第2日目】


昨夜は10時前に寝入ってしまったので、6時に目覚めた・・・エライ!
んこと洗顔を終え消防署裏に戻って来たら、YGさんウニ丼を持って待っていた。
朝食はてんこ盛りに生ウニを盛ったウニ丼だよ!
なんとも贅沢な超高級朝食だけど、普段はリンゴとヨーグルト程度ですましてるオラは正直言って、グッキリきたもや・・・参った!

今日も人が多そうで、何処に入るべかと考えるのが面倒だ。
消防裏から下流に向かって車を走らせ、一番最初に空いてる場所を見つけたらそこで竿を出すことにする・・・時速5匹でいいんだから。
あらっ、東橋のシモが空いてるっちゃ。さっきウ○コをしに行った時には一人入ってたけど・・・。
今浚われたばっかしだけど、此処が一番最初の空いてる場所だもんなぁ〜。仕方ないそれでもいい〜よ、オラは此処に入るもんね。

  
今日は一日中ここで粘りました      こんな感じのプクンとしたヤツはちっとも働かない

ところで、本当に釣れるんだべか?オラも昨日、此処を浚ったもんな。
ダメだったら、即移動する覚悟で昨日と同じ敷きブロックのカミ飛ばしから始める。
あらっ、掛かるちゃ!それも良型だよ・・・さっきの人は何処を釣ってたんだべ?
シッカリ泳がしてやれば確実に掛かる。現金なもんで、いい加減に泳がしたり囮さんが弱ったりすると極端にアタリが遠くなる。
何だかんだで、昼過ぎまで此処から動かずに48匹!の釣果だった。

昼食を食べ、さて午後からは何処に行くべかと思案してて、ハタと気付いた。
昨日の44匹と今日の48匹ということは、死んだのを捨てても80匹以上は友缶に入ってることだ。
なんぼツインポンプといっても20Lのこの缶では10分以上は持つまい・・・ありゃりゃりゃ〜、困った。移動できないってことだべさ。
5時にYGさんが友缶を持ってやって来る約束になっているから、それまで死なせる訳にはいかないのだ。
仕方がない、こうなったら今浚った所を更に丁寧に頑張ってみるべ・・・時速5匹でいいんだから。
1時から5時までの4時間で20匹追加!丁度、時速5匹のペースを保てた・・・何事も真面目に取り組むと、報われるもんだね。
今日の移動距離は竿4〜5本分68匹の釣果!

  
本日の釣果                  ああ〜、こらこら、友缶から次々飛び出す

約束の5時には全ての鮎をYGさんに引渡し、目指してた充実の釣りができ大満足で帰路についた。
・・・今日は、ETC通勤割引時間帯を余裕でクリアーしたもんね。











2006年08月05日


・・・北海道にも真夏日がやってきた・・・


8月4日(金)【釣行前夜】

今回も仕事を終え、速攻で黒松内朱太川へ・・・
ありゃ〜、稲穂トンネルを抜けると、なんとも中途半端な霧雨が降ってやがんの。
今期のオラって、何が何でも霧雨の洗礼からは逃れられないんだべなぁ〜?

           
        黒松内消防署裏はバツグンにテレビ映りがいい〜のだ

今夜の金曜ロードショーは「釣りバカ日誌5
かんとうを食べながら見よ〜っと・・・冷房の効き過ぎで寒いこと。


8月5日(土)【第1日目】

7時過ぎ、吟papaさんがやって来た。
なんと今日は、黒松内では今期初の真夏日である。
吟papaさんは、こんな日の為にと購入しておいたおニューのウエットタイツでシッカリ決めている。
白いポロシャツに下はタイツのホワイトライン・・・お洒落なんだから、酒飲みのくせして。
そんな盛夏のコスチュームでも室蘭在住の吟papaさんは「暑い・暑い」を連発している・・・なんてったって、25℃を越えれば熱中症になる人だから。
い〜ねい〜ね、最高だね。これが正しい鮎釣り日和だべさ。

まずは、先週吟papaさんが爆釣した小学校下のチャラ瀬で二人並んで竿を出した。
吟papaさんは順調に掛けているが、オラはどうもぎこちなく何となく苦戦なのだ。

  
白黒でお洒落なんだよなぁ〜       このチャラで一日中釣れ続いたのだ

この苦戦の原因は明らかなんだわ・・・竿なのす竿
普段この川では、がまで一番柔らかい中硬を使用しているのだが、今日は竿の張りを利用した釣りをしようとして硬中硬に仕掛けを張ったのが失敗だった。
思ったより、野鮎に根性がないというか全くやる気ないんだもの。
ちょっとテンションを掛けただけで、ポワ〜ンと浮いて流されてしまうもんだから神経が磨り減ってたまったもんではない。
おまけに、こ〜ゆ〜状態の時って、やっと掛けても即死だったり煮干を掛けたり挙句の果てには空中バレだもんね・・・もうオトリさんは完全にグロッキー状態でますます悪循環に嵌ってしまうんだもの。

  
悪循環の時に限ってこんなのが掛かるんだわ   mamaはいつものようにバシバシ!

試しに、吟papaさんの虹竿を「ちょこっとオラさ貸してみて」・・・竿の性能はよ〜く解っていたつもりだったけど、やっぱり衝撃的だもんね。
オトリさんの動きは手に取るように分かるし、テンションを掛ければ意のままに言うこと聞くし、引けば素直に付いてくる。
そして、あっという間に野鮎を連れてくるんだもの、こ〜ゆ〜竿って反則竿だよ。

  
今日の昼食もmamaのご馳走です  食後のイタドリ虫剥き、頭のタオルが泣けるでしょう

当然、午後からはいつもの中硬に持ち替えていくらかマシにはなったけど、虹竿の操作性には到底及ぶものではない。
吟papaさんは午前中と同じチャラで順調に数を伸ばしている。

  
ヨースケさんは深トロ狙い      吟papaさんは午後も同じチャラで入れガカリ

オラは鈍感で強すぎる竿でのチャラは苦手で疲れるから、伊達山のちょっと深目のトロ場に移動。
やはり、オラの竿は水深があればチャラとは違い、大分使い手が良く飽きない程度にポツポツ掛かる。

            
          吟papaさんの舟からは鮎が溢れそうだったもんね

5時の納竿までに二人で丁度100匹!
当然、釣果の差は6:4虹竿使い手の圧倒的勝利であった・・・オラも虹竿が欲し〜い!
5月になってから小岩の美人ママに虹竿を注文したのだけれど、もう無かったのよ・・・いろいろ探してもらったけど、注文したのが遅かった。
来年は、絶対2月中に注文するぞ〜!






8月6日(日)【第2日目】

6時半にはアブラビレさんがいつものハイテンションでやってきた。
今日も朝から真夏日になりそうな勢いのお天気だ。
この暑さを予想してウエットタイツを持ってきている吟papaさんは大正解!

             
             悠長に朝食後の仕掛け作り

大概の釣り人たちは、もう6時頃には思い々のポイントで竿を出しているだろうし、隣のキャンピングカーの人なんて4時半頃ポイントに向かって行ったそうだ。
我々チーポテ!組の出撃予定時間は8時である。
それまでの間に、洗顔・ウ○コ・mamaさん特性の朝食をご馳走になる。
吟papaさんはせっせと仕掛け作りに励んでいる。

  
丸山橋から見下ろしたポイント      アブラビレさん上飛ばしをシッカリね

  
三人の目印が交錯している       深いんじゃないよ、胡坐かいて釣ってるの

  
この橋桁が邪魔なんだわ        ここでもmamaはバシバシ、ヤマメドロボー!

「今日は何処に入るべ?もう殆どのポイントはひととおり浚われているから一人10匹も釣れれば御の字だべ」などと話つつ、丸山橋から下を覗いて見たら・・・おお〜っ!チャラ場でシマを張っている野鮎たちが、自分が苔を食む暇もないほど盛んにクルクル廻ったり、時には数メーターも追いかけて廻す光景を目の当たりにした。
ほんじゃ〜、ということで当然このチャラ場を三人で攻め立てる。
お互いの目印が交錯しあいながらも、昼前までにそれぞれ101213で計35匹の釣果・・・まずは、想定内の釣果だから我々全員が予選通過ということにしよう。

  
アブラビレさんはここで30匹は掛けたんでないかい  あの下のトロ場で入れガカリ

午後からは、吟papaさんが熱郛住宅裏に、アブラビレさんとヨースケさんは東橋の下にと分かれて入る。
東橋の下では、敷きブロックの上を泳がしてやるとやる気漫々の野鮎が目印をぶっ飛ばす。
「ここを釣り切ったら、このシモのトロ場に行こう」などとアブラビレさんと話していたら、吟papaさんがやって来た。
「あらっ、熱郛住宅裏はどうしたの?」「あの、自転車で来てたジジイの上流に行こうとしたら、こっちに来るなって怒鳴られたのよ」だって。
「ほんじゃ〜、後でやろうと思ってたそのシモのトロ場に入ったら」・・・したっけ、吟papaさんはそのトロ場怒涛の入れガカリだもんね。

  
吟papaさん、この近辺で60匹!      眩しい、目印が見えない

オラはアブラビレさんがミスターさんからお借りしてきたというグラスリをちょこっと貸してもらったのね・・・またもやカルチャーショック!
虹竿と一緒で引いたり、テンションを掛けたりがいとも簡単で、「引くなり刺激を与えるなり好きにして、あたしゃ〜あなたに身を任せます、いやぁ〜んあなたの奴隷よぉ〜ん」てな感じで、オトリさんはもう言いなり状態だもんね。
虹竿グラスリも操作性能は略互角だけど、パワーは間違いなくグラスリに分があるね。
だいたいね、虹竿といいグラスリといい楽すぎるもの、絶対反則竿だよ!
昨日までは、来年は絶対虹竿を買うぞと意気込んでいたけど、今日になったらすっかりグラスリに心変わりしてしまったもんね。
・・・来年のフィッシングショー、グラスリVが楽しみだ。

  
いったいヤマメをなんぼ釣ったの?   本日の釣果 三人分167匹!

本日の釣果は、またもやアブラビレさんが自己記録更新で42匹!、吟papaさんが72匹、ヨースケさんは53匹でした。
もう釣る場所が無くなったと言いつつも三人で167匹、朱太川の常連さんたちが毎日集まってくるすぐ傍に竿抜けがあったとは盲点だったね。

ヨースケさんはETC通勤割引の適用を受けるために、ひと足お先に失礼させてもらい頑張って突っ走ったのだが・・・札幌JCT料金所のゲート通過が1分遅れでOUT!割引されなかったのだ。
この二日間の猛暑で腰の周りに汗疹ができてた。これからは、ウエットタイツもシッカリ持って行こう〜っと。








2006年07月29日



・・・朱太川完全復活!・・・


7月28日(金)【釣行前夜】

快晴の真夏日は今日までで明日からは下り坂、明後日の日曜日は雨という芳しくない予報が出ている。
・・・んでも、オラは行くもんね。
速攻で会社から帰り、夕食を食べてシャワーをして黒松内朱太川にやって来た。
そうだ、今夜の金曜ロードショーは「となりのトトロ」だ。
なんたって、メイちゃんが可愛いいんだもの。それと、お婆ちゃんが泣けるくらい味があるのね。

           
       ひとり車の中でアニメを夢中になって見てるのって怪しいかも?

7月29日(土)【第1日目】

寒い、とてつもなく寒いんだわ。
NHKの朝ドラ「純情きらり」を見終え、ウ〇コをしてそれから出撃だ!・・・昨夜から朱太川に来ているのに、それでも重役出勤は治らない。
先週まで泥を被っていた底石が結構ピカピカに磨かれている・・・釣れるようになったという話に俄然信憑性が出てきた。

まずは、様子見に朱太川で一番メジヤーポイント甚九郎に入ってみる。
上流と下流の瀬には先客がいてそれぞれ竿を出している。
歩くのが苦手なオラには都合良く、川に下り立った目の前の平瀬がポッカリ空いている。
腰まで水に浸かっていると寒さでガタガタ震え、目印がダンスを踊る。
活性が低く、アタリが渋い。メタルラインでも僅かにコックっと響きを感じる程度だから、ナイロンでは絶対に感じられないほど微妙なアタリなのだ。そして、何となくズルズル下に流されていく。
殆どが口ガカリだからバレが多発する。抜かずに優しく寄せてきてもタモの傍まできてバレやがんの。
優しく寄せても一気に抜いてもバレるのは一緒だもの、こうなったらイケイケだよ。
クッソー、なんぼ空中バラシをしたんだべ。タモにキャッチ出来たのは3匹に1匹だもんなぁ〜。

  
上流の瀬にひとり(小さくて見えないかな?)、下流も瀬にもひとり、真ん中の平瀬はガラ空き

それでも、15〜6匹ほど釣った頃、ウエーダーを履いて一眼レフを首から下げた人が「どうですか?」と声を掛けながらヨロヨロとオラの所に近づいて来た。
「こんにちは。ムチャクチャ渋いですね。FLYの方ですか?」
「いや、つり新聞の取材にやって来ました」・・・あらまっ、それではカッコイイところをお見せしなきゃないべさ。
「はい、掛かりました」ボッチャ〜ン「あちゃ〜」、「お〜し、またきました」ボッチャ〜ン「あちゃ〜」・・・。。。
その記者がカメラを向けてる前での三連続空中バレ!・・・なんともカッコ悪り〜こと。
そうこうしながらも、引き抜きがキマったところや掛かり鮎をぶら下げているところなど数カットの写真を撮られた。
・・・オラもこれで、いよいよ芸能界入りかな?ってが。

昼までに、ここ甚九郎18匹の釣果・・・くっそ〜、タモまで飛んできたのが3割だもんなぁ〜、ガックシ!
午後からは吟papaさんがやって来ることになっている。
中の川との合流点に移動し、そこが釣れるかどうかシッカリ確認しておかないとね。

            
  中の川合流点入り口にある牧場(ここの牛はヒグマに襲われたことがあるそうだ)

あらっ、いきなり目印がぶっ飛んだ。それも背ガカリで真っ黄々のヤツじゃん・・・やっぱ、日本の正しい鮎はこうでなくちゃね。
入れガカリではないが、狙った石やよれに泳がしてやると飽きない程度に掛かってくる。おし、この場所で吟papaさんの到着を待つことに決定。

  
押しの強い平瀬、疎らだけど良い石が入ってる  短時間だけど、結構釣れたね

2時過ぎ、予定どおり吟papaさんが到着
2人で順調に掛け、なんだかんだで60匹以上は釣れました。

お〜し、これで朱太川の完全復活を宣言いたします!

ほんじゃ〜、ちょいと早いけど黒松内温泉で温まりませう・・・。



7月30日(日)【第2日目】

駐車場に並んで車中泊していた常連さんたちは、既に早朝から出撃して行ったようだ。
そんなこと、オラはゴンゴン寝ていたので全く気付きませんでした。
他の常連さんたちも、既にあちこちのポイントに散らばってる。
やれ朝ご飯だ、ウ〇コだと悠長に構えているのは我々だけである。
そうこうしているうちに、YGさんがコールマンのランタンを持ってやって来た。

  
お〜し、セッティング完了、燃料を入れて・・・点いた・点いた、眩しいね

息子さんがキャンプに持っていくというのでわざわざ買わされたそうなのだが、使い方が分からないのだ。
マントルの装着方法、マントルの空焼き、給油、ポンピング、着火そして試運転までひと通りの使い方講習会を行った・・・俺たちは、いったい何時になったら出撃するんだべ?
10時やっと出撃です・・・あっ、待ってオラその前にもう一回ウ〇コしてくっから。

吟papaさんは小学校下の瀬に、ヨースケさんは伊達山の堰堤下にそれぞれ分かれて入る。
長い瀬の尻の方で竿を出している吟papaさんは順調に掛けているようだ。
オラは・・・掛からねぇ〜、堰堤下でやっとこ4匹だけだもの。

  
吟papaさん、順調に掛けてます   強風なので短竿に変更・・・mamaさんもヤマメをバシバシ!

すぐ諦めて、吟papaさんが竿を出している長い瀬の頭に移動。
ここの流れはかなりキツイので3号の玉を付けてオトリを沈めるも・・・口ガカリで4連荘の空中バレ
4本イカリからチラシに替えたら脳天刺さりの即死2連荘・・・くっそ〜、オトリが替わらない。だんだん頭に血が上ってきたぞ。
結局、ここで釣れたのはたったの5匹。やばい、午前中でツ抜けならず。
吟papaさんは相変わらず順調に掛けている。
こ〜なったら、ヨースケさんは気分転換に場所移動します・・・さて、何処に行くべ?

下流へ向かって川見をしながら・・・甚九郎は昨日やったし〜、山崎の瀬は良さそうだけど車から釣り場まで友缶を運ぶのが面倒だし、丸山橋の下には人が入っているし、実橋までやって来たらYGさんがいた。

  
YGさん、午前中からここで頑張っていたのだ  寄せて、糸を持って取り込みます

YGさんから「バンバン釣れるからヨースケさんもここでやれ」と誘われた。
失礼だが、YGさんがバンバン釣れるということは・・・本当のサラ場だったんだね。
オラは遠慮しながら、YGさんが浚った後を釣らしてもらって30匹ちょっと。
一番大きいので23cmくらいかな?(YGさんは絶対25cmは超えていると言ったがそこまでは・・・)

  
今期一番のビッグサイズ!        ヨースケさん、ここでの釣果

そうこうしているうちに、YGさんの引き舟が腰から外れ流れてしまった。
気付くのが遅れ、もう見える範囲にはなかった。YGさんはすかさず車で堤防を下流に向かった。
大体の見当を付け、藪を掻き分け川に出て見事引き舟を回収してきたのだ・・・これは、もう神業の域に達してるね。
引き舟中にはシッカリ30匹の鮎が入っていた・・・YGさんの引き舟に30匹も入ることは滅多にないんだから良かった・良かった。

今日は、小樽の「うしお祭り」最終日で花火大会なのだ。
その花火が始まる前に札樽道・小樽ICに入らないとエライ目に遭う。
てなことで、今日は4時には勘弁してやりお先に失礼させてもらう。

吟papaさんは午前中から入っていた長い瀬の下流のチャラ場で入れガカリを演じ、78匹の釣果をたたき出したという報告を羨ましく聞きながら、オラは札樽道を突っ走っていた。
・・・黒松内(朱太川)なんて、エライ近いっちゃ!




<吟papaさんの後日談>

*ヨースケさんが着替え始めた時にmamaが
「あの人、台の上で何してるの??」と言っていました。
台に上がってワザワザ着替とは思いつかなかったらしい・・・・

・・・へっへぇ〜、賢いべ







結局昨日は6時までの1時間残業で、舟残りは78
sizeは大きな物で22cmくらいかな?(やっぱり朱太の鮎は旨いね)
チャラは完全な竿抜けみたい。石の色もなかなかです。
9mの竿で思いっきり出来たら「」だったかもよ??(爆!
6mじゃ、足下探れないもンなぁ〜・・・・。(どうしても立ち込んじゃうから)
探れる範囲も半分くらいになっちゃうし。
魚は濃そうだから今週末多いに期待だ。(照込みそうだし)

ハリス止めで糸切れ多発 。゜(゜´Д`゜)゜。
最初理由が良く判らなかったんだけどsizeがいいからショックで逝っちゃうみたいね。
来週は7号4本でいこうかな・・・。(身切れもけっこうあったし)
追いは本物じゃないようで、腹掛り多発でオトリ継ぎに苦労しました。
体力無いのか直ぐに浮いちゃうしね。どうも中層に漂うような感じなんだよね〜








2006年07月21日



・・・もう釣る場所がなくなったかな?・・・


7月20日(木)【釣行前夜】

前回の釣行から中二日、まだ疲れが残っているけど・・・来てしまった。
いつものとおり黒松内で一泊し、翌朝朱太川の状況を確認し、鮎の気配を感じたらば此処で竿を出そうという魂胆なのだ。



7月21日(金)【第1日目】

ん〜、朱太川の伊達山から上流部をチラッと見てきたけど、相変わらず川底はすっかり泥が被っており鮎の気配はない!
今回も、厚沢部へ行きます・・・。

オラはここ厚沢部とはよっぽど相性が悪いんだべか?
4週連続で来ているけど、まだ一度もいいお天気だったことがないよ。
今日も霧雨が降っており、異常に寒い。おまけに唸りを上げた強風が吹き荒れてるんだもの・・・。

とりあえず囮さんは一匹だけ購入する。・・・ダメだったら御代わりだ。
だって、@1,000円/匹だもの賢い消費者の経費節減対策よ。

  
確実に野鮎が取れるポイントなのだが・・・  この立て看板・・・訳ありモノだったのだ

まずは、厚沢部川本流国保病院裏での鮎を取るつもりでいたら、なんと「お願い この区間五百米鮎の試験放流のなめ七月二十三日まで友釣りをご遠慮願います。ご協力下さい。 厚沢部町河川資源振興会
という立て看板が立っていた・・・あいや〜困った。とにかく確実に野鮎が取れる場所を考えねば?
翌日知ったことことなのだが、この立て看板はとんでもない訳ありモノだったのだ。・・・そこまでして自分たち(振興会)だけ楽しみたいってが。

この強風を避けるため、鶉川風除けポイントで竿を出すも・・・煮干が1匹掛かっただけ。ダメだこりゃ〜オトリに使えないべさ。(焦った!)

  
この小規模な瀬の下が良かった     瀬の開き、水深は1m位

したらば、前々から気になっていた神社裏から500m程下流に架かる橋の下へ・・・
頼む囮さん、アンタ1匹だけなんだから何とか野鮎を連れてきてくれよ。」っとシッカリ言い聞かせて瀬落ちの開き(チョット深めで押しの強いトロ)に立て竿の上飛ばしでそっと放つ・・・おっしゃ〜、きたぁー!いかった、これで一安心。
それからは、こっちのもんだよ。真っ黄々の良型がコンスタンスに掛かる。
瀬落ちの開きは釣り切った。次はの中に囮さんを入れると、これまた簡単に掛かってくるのだが型がいまいち小さい。オトリとしては十分使えるのだが良型連発の後は面白くない。
と言いつつも釣り切ってしまったので、再度場所移動・・・

トロ場にすっかり気を良くしたヨースケさん、今度は安易にうずら温泉の所の堰堤の上のトロ場を攻めてみるも・・・アタリもカスリもしない。
うむ〜、此処は10分で諦めた。今日のところはこの辺で勘弁してやる。ちょっと早いけど、冷えた体をうずら温泉で温め、夕食を食べよ〜っと。
本日の釣果は瀬の開きで掛けた良型が丁度30匹、瀬で掛けた小さいのは数える前に放流してしまったけど25〜6匹位かな。

            
            瀬落ちの開きでの釣果30匹!

  
平日の温泉は寂しいくらい閑散としてるんだわ  今夜もワンパターン「ミニカツ丼そばセット」!

お風呂も入ったし夕食も食べた、寝床も出来た。・・・明日の朝は吟papaさんがやって来る。
あとは寝るだけだが、外はまだ明るいしオラ全然眠くないもや。眠くなるまで本でも読んでるべ・・・。



7月22日(土)【第2日目】

  
来週はあっさぶ夏祭りだね        厚沢部のキャラクター「メイクイーン君」?

昨夜は9時前に寝てしまったので5時半には目覚めてしまった。・・・それでも、まだ眠い。
8時前には吟papaさんがやって来た。身内の葬式から昨日帰って来て、今朝早速釣りに来るってぇ〜のは、ちょいと罰当たりじゃないのかい?

  
吟papaさんの上飛ばし      吟papaさん、時々しゃがんでるから釣れてるんだろうなぁ〜

  
mamaさん、余裕でヤマメの束釣り    ヨースケさんの小振りな釣果31匹

厚沢部川本流鶉川も殆ど浚われ尽くしているので、何処に入るかで釣果が決まってくる。
今日の入る場所は鶉川の堰堤と神社裏の中間あたりのトロ場に決めた(多分、先々週ミスターNさんが爆釣したという場所の上かな?)
コースを選んで泳がせてやれば、飽きない程度にポツポツ掛かるが型はいまいち小さい。
昼食までに31匹の釣果だったが、その後はピタッとアタリがなくなった。どうやら此処も釣り切ってしまったようだ。
吟papaさんは上流の方へ移動して行ったまま戻って来ない。根性なしのヨースケさんは移動する気力がなくなった。
沢山釣るのは吟papaさんにお任せし、ひと足お先に勘弁してやった。

宿泊する予定で来た吟papaさんも、釣り尽くしたポイント選択と身内の葬儀の疲れがの残っているからか、もう勘弁してやり帰るという。・・・よっぽど疲れてるんだわ。
帰る途中、黒松内のYG氏から朱太川の情報が入ってきた。・・・伊達市の常連さんが、誰〜れも入ってない川で51匹釣り、底石も磨かれている?とのことらしいのだ。
その真意を確認するため吟papaさんは帰宅を取り止め黒松内泊に急遽変更。
・・・長万部でその朗報確認を託した吟papaさんと別れ、ヨースケさんは帰宅の途についた。

途中、白老港で花火大会が行われていた。・・・日本の夏だねぇ〜、寒いけど。

PS:翌朝9時過ぎには室蘭に戻った吟papaさから電話が入った。
何と、「朝目覚めたら密度の濃い無情霧雨で、心の中に燻っていた釣りの炎はすっかり湿って消えまったのでサッサと帰ってきた。」とのこと・・・朗報の真意は本当であることを期待してたのにザムネン!まずは、ゆっくり休んでね。
・・・とりあえず、来週は朱太川で竿を出してみるつもりだけど、本当に釣れるんだべか?
ミスターNさんからも連絡が入り後志利別川で良い思いをしてきたという報告もあったので、来週はどの川に身を託せばい〜いの、悩むよなぁ〜?







平成18年07月15日


・・・三連休厚沢部川・・・



7月14日【釣行前夜】

今日から札幌豊平川の花火大会が始まり、道央・道北圏では昨日、今日と二日間連続の真夏日で蒸し暑く、いよいよ夏本番を思わせるお天気なのだが、道南方面はあまり芳しくないようなお天気だ。
夏の交通安全運動も始まったことだし、安全運転に徹しトコトコ行こう・・・。
今回も、お約束のパターンで金曜日の夜は黒松内にお泊りし、翌朝、朱太川の状況を確認し、厚沢部川へ向かうという行程なのだ。
尤も、朱太川に鮎の姿を確認すれば、ここで竿を出すべという魂胆だ。



7月15日(土)【第1日目】

うわ〜っ!今日は朝から陽射しがきつい・・・これぞ、鮎釣り日和ってもんだよ。
8時少し前、待ち合わせをしていたアブラビレさんが、蘭越でオトリさんを購入しハイテンションでやって来た。
オトリさんをここ黒松内で購入すると@900円、厚沢部では@1,000円、蘭越で購入してくればなんてったって@600円だもんね。

アブラビレさんが到着する前に、朱太川をザっと確認したのだが・・・鮎の気配は皆無。やはり道南厚沢部に走るしかない。
落部から厚沢部へ向かう峠道、分水嶺付近から真夏の晴天は急変し霧雨状態になってきた。
今までクーラーを掛けてきたのだが、この辺からエアコンのレバーはヒーターに・・・。
悪天候はこの辺の山間部だけだろうと安易な予想をして厚沢部を目指したが、予想は見事に外れ厚沢部川に着いても当分晴れそうもない本格的な霧雨で肌寒い。

まずは、厚沢部川本流の国保病院裏に立ち寄ってみる。
肌寒くて水温は低くとても鮎釣りの雰囲気ではないのだが、ジモティーが5人程竿を出している。
とりあえず、我々も空いている所にちらっと竿を出して様子をみることに。ダメだったら鶉川に移動だ。
1時間程探り、ヨースケさん8匹、アブラビレさんが2匹・・・あとはここぞと思うポイントにジモティーが陣取っているので、打ち止めにして鶉川に移動しましょう。

  
国保病院裏 ジモティーに混じって    ここは広くて気持ちがいいのだが・・・

鶉川を下流部から上流へ入れる場所を探しながら移動するも、ここぞと思う場所には必ず人が入っている・・・ここも、あそこも、そしてあっちも。
おやっ、珍しい。神社裏には誰〜れも入っていないぞ。お〜し、ほんじゃ〜工事中の橋脚の所のトロ瀬を釣ってみるべし。
アブラビレさんに教育的指導をしながら並んで竿を出す。
霧雨は止む気配がない。こんな状況なので魚の活性は低く、アタリはモゾモゾとかコッってな感じで目印ぶっ飛びなんてある訳ない・・・8割方が口掛かりなのだ。

  
工事中の橋脚の所のトロ瀬        アブラビレさん、すごく真剣だね

それでも、我慢の釣りでポツポツ飽きない程度に掛けることができる。
3時半頃、午前中の仕事を終えた吟papaさんが傘を差してやって来た。
この霧雨と寒さに、竿を出す気は起きないらしく、着替えもせずふだん着のまま陸からアブラビレさんの教育的指導を行う。
この頃から、水温が更に下がってきた感じがし、だんだんアタリが遠のいてきた。
ほんじゃ〜、時間的にはまだ早いけど今日はこの辺で勘弁してやり、温泉で温まるべ。

  
吟papaさんがやって来た          吟papaさんの教育的指導!

本日の釣果はヨースケさんが43匹、アブラビレさんは念願のツ抜け達成で15匹! この渋い状況下ではまずまずだからヨシとしよう。

  
mamaさん特製夕飯・・・毎回ご馳走様です いや〜、今日は寒くて渋かったねぇ〜

お約束の「うずら温泉」で温まり、mamaさん特製の夕飯をご馳走になり、その後は道の駅「あっさぶ」でお話友の会、兼車内宴会が夜更けまで続くのであった・・・。



7月16日(日)【第2日目】

昨日の寒さか、昨夜のお話友の会の影響なのかど〜にも眠気が取れないし、お天気も降るのか降らないのか今ひとつパッとしない。
今日は何処へ入ったらいいのか思い付かぬまま、とりあえず道の駅を出発した。

           
           今日もお天気が悪いってが・・・眠い

鶉川の下流から入るポイントを物色し、一番下流側の堰堤から4〜500mほど下流でアブラビレさん、吟papaさん、ヨースケさんの三人は適当な間隔を取って竿を出した。・・・が、シモに入った吟papaさんが4〜5匹、アブラビレさんはボッで、カミに入ったヨースケさんはマイナス2匹(ズコッ!)

  
ここには鮎は居ないなぁ〜         まだ、頑張ってるの?

ダメダメここはダメと川から上がってきた時、ミスターNさんがタイミング良くやって来た。・・・おろっ、すごい男前じゃん!
簡単にご挨拶をし、ミスターNさんとアブラビレさん、ヨースケさんの三人は神社裏トロ場を狙いに、吟papaさんは我々と別れうずら温泉上流の橋の所に場所移動・・・。

  
ミスターNさんの丁寧な竿捌き       休みなく掛けてるもんね

  
アブラビレさん、手返しをもう少し早くね  アブラビレさんも入れガカリ中!

            
            ヨースケさんの写真もチラっとね

神社裏工事中のカミのトロ場でミスターNさん超高感度仕掛けと丁寧な釣りを拝見しながら、アブラビレさんの釣りも見てやる。・・・自分は竿を持っていなくても、あっちもこっちもというのが案外忙しいんだわ。
更に、ミスターNさんのトロ場のカミの瀬での入れガカリを見せ付けられ、その浚われた後を丁寧に追従するも・・・オラの腕では釣れる訳がない、20匹が限度でした。
ミスターNさんは引き舟に入れなかった小さい鮎をカウントせずとも80匹弱、我々が居なければ束釣りは当選確実だったね。
アブラビレさんは念願の20匹オーバー!、昨日に引き続き自己記録更新で大喜び。
鶉温泉上流に入った吟papaさんも、引き舟の蓋が開いたままひっくり返しても50匹オーバー!・・・悲しいかな、ヨースケさん以外はみんな大満足なのね。
でもね、オラ的にはミスターNさんの丁寧な釣りを見て、ここ数年自分の釣り方や仕掛けが雑になってたことを認識し、深く反省したことが本日の収穫よ。・・・ミスターNさん、ありがとうございました。オラ、これからは人が変わるよ。

       
   やったー!20匹オーバー!     ヨースケさんの釣果

今夜の夕飯は「うずら温泉」のレストラン?というより、どうみても食堂でささやかに・・・。

           
           「うずら温泉」のレストラン?での夕食

その後、道の駅「あっさぶ」に移動してからのお話友の会は、全員疲れが溜まっていたせいか早めに切り上げ、それぞれ早々に眠りに就いたのだ。



7月17日(月)【第3日目】

7時まで泥のように爆睡していた。
お陰様で体調はすこぶる絶好調なのだが・・・小糠雨が降ってるべさ。
今日は、雨を避けて利別川方面にでも北上してみるかと、意見がまとまったのだが、雨もあがったこともあり成り行きで厚沢部川本流国保病院裏で竿を出すことになったのだ。

  
オトリさんを残して処理しよう        横浜から来ていた釣り人

  
papaさん、バレに悩まされていたね    mamaさんは短竿ペシペシ釣法

これがまた、大当たり!吟papaさん、アブラビレさんとヨースケさんの3人でジモティーの爺ちゃまたちを尻目に三重追星やる気満々で背中が張った良型道産子鮎のアタリを堪能!
入れガカリとまではいかないが、アタリが途切れることなく順調に釣れ続いた。
吟papaさんは、昼過ぎ親戚のご不幸の連絡が入り後ろ髪を引かれる思いで、ひと足先に帰宅の途についた。涎もののポイントを残して帰ったのでさぞ悔しかったと思うよ。・・・その代わりにオラが浚っておいたから。

  
ナイスキャッチ!上手くなってきたよ。  オトリさんは休ませずに働かせるべし!

            
         またまた、ヨースケさんをチラっと(アップには耐えられない)

オラはここ数年、ハリ巻きが面倒くさいからという理由で、外掛け結びでアロンも使わず簡単に作れるチラシ鈎オンリーだったのね。
北海道に来てから、このものぐさチラシ一辺倒で通してきたけど、なんとここで、そのハリス2号のチラシの欠点があからさまになったよ・・・ショックだったよ。
水が澄んでて、水中がよ〜く見えるのね。シマを張っている所にオトリさんが入って行くとすかさず野鮎が突っかかってきてハリに絡むんだけど、2〜3回廻ったりしながら体を捻ってハリを外すのよ。
それが5mほど泳ぐ間に3〜4回は起きてるんだから。ハリ先が甘いのかと思いハリを交換してもこのケラレ現象は治まらないんわ。
そこで、アブラビレさんからイカリ鈎を貰い(実はオラ、イカリ鈎ってベストに入れてないのよ)オトリさんを放すと、簡単に一発で掛かるのね・・・今まで、知らず知らずの内になんぼ掛け損ねていたのかと思うとショックだよ。
・・・ただ、イカリにしてからは空中バラシが多発したどね。
いくら、アバウトなオラでも学習したもんね。引き釣りの場合はチラシでも良いけど、立て竿の上飛ばしには絶対にイカリだね。
家に帰ったら、オーナーのハリ巻き器(バイス)の錆びを落とさないと・・・丸3年以上使ってないもんなぁ〜。

       
やったー!またまた自己記録達成!  念願の30匹オーバーです

アブラビレさんは、今回の三連休で釣果の自己記録をどんどん伸ばしていったもんね。
1日目が15匹で2日めが20匹オーバー、今日3日目で30匹オーバーだもんね。この調子だと次回は40匹オーバーでその次が50匹オーバー、そして今年中に束釣りを達成したりして?

最終日に今期最高に楽しい釣りをして、気を良くして帰宅の途についたのだが、ラジオのニュースで石狩、空知、上川方面は大雨・洪水・雷警報が出てとんでもないことになっていたのね。
そんなことは何も知らずに「なして毎日毎日お日様が出ないんだ」なんてグズグズ言いながら悠長に鮎釣りをしてた我々は幸せもんだね。

          
帰り道、道央道静狩PAで出会ったキタキツネ君・・・めんこいけど出てきてダメだべさ






平成18年07月08日


・・・短竿の実力・・・



昨年の今頃はタチアオイの花が中間あたりまで花を付けていたけど、今年はま〜だ一輪も咲いてないということは季節が随分遅れているんだなぁ〜。
このタチアオイが下の方から天頂に向かってだんだん花を付け、一番上まで咲ききった時に梅雨が明けるというバロメーターだよ・・・この調子だといつ梅雨明けするんだべ?

   
テレビを見る間もなく眠くなるのだ。    トイレはここが一番!ウォシュレット付き

今週も金曜日の晩のうちに、朱太川に来てしまった。
だって、早起きが苦手なオラは川の傍で寝て、朝ゆっくりしていた方が断然健康に良いってことに気付いたもんね。
・・・お〜し!今年はこのパターンで決まりだ。



07月08日(土)【再解禁日】

し尿流出事件で川止めになっていた朱太川は、今日が今期2度目の解禁日なのだ。
嬉しいことに?既に年券を購入している者に対し2,000円のキャッシュバックがあるという。
菅原自転車屋さんでオトリを2匹買って、逆に(差し引き分)200円貰ったから、何となく気分的に儲かったような気がするから不思議だ。

川底はすっかりくすんだ状態になっており、鮎の気配など全くない。
再解禁日というのに、川に来てるのはいつもの常連4〜5名と他に2〜3名いるだけで実に閑散として寂しいもんだ。
とりあえず、消防署裏から鮎の姿を求め河口の最下流まで丁寧に偵察をしたものの、ついに遡上鮎のキラメキも底石が磨かれている所も見つけられなかった。

午前中を費やして川見をしたが、朱太川には鮎が居ない
こうなったら、今週もまた鮎を求め道南厚沢部方面に走らねば・・・その旨を吟papaさんの報告し厚沢部・鶉川

まずは、鶉川に向かったものの、恥ずかしながらオラはあの辺に行くと方向感覚が麻痺して自分がどっちの方向を向いているのか全く分からなくなる。
鶉近辺には磁力源でもあるんだべか?まるで渡り鳥が磁力で方向感覚を失う状態と一緒なんだもの。
何べん走っても何故か覚えられないオラには、頼りになるのはナビだけである。
やはり、何処をどう走って来たかは分からないが、どうやら無事に鶉川の神社裏に辿り着いた。・・・やはりナビは頼りになるヤツ、とってもエライもんだよ。

  
メイクイーンの里・厚沢部          これは黒豆?

先客が居たが、川幅が狭まって9mの竿では釣り辛そうな所が竿抜けと見当を付け7mの短竿で攻めてみた。
案の定、この読みがズバリ的中し、プチ入れガカリ!型も先週よりひと周り大きくなっている。
嬉しくなりすかさず、この状況を吟papaに伝えると、もう八雲まで来ているからあと1時間ほどで到着するとのこと。
・・・3時過ぎ、吟papaさんが到着。
6.5mの竿を携えた吟papaさんは、オラが釣ってる所から50m程上流に入って怒涛の入れカガリを演じ、納竿までの短時間になんと51匹の釣果を叩き出した。

  
20m程の区間でのヨースケさんの釣果  オラが釣った後、mamaさんがウグイ退治  

  
papaさん短時間での爆釣!        50・51・52・53、オトリ2匹引いて51匹!   

気分は上機嫌、うずら温泉で冷えた体を癒した後、今夜の宿泊場所道の駅「あっさぶ」で、mamaさんの手作りの夕飯をご馳走になりながら、明日は厚沢部川本流に入るべなどとのお話友の会が夜更けまで続くのであった・・・。

            




7月9日(日)

朝方3時半頃、何となく胸騒ぎがして目覚めた・・・んんっ?
車外に置いてある友缶のエアーポンプの音が消え、ゴットン・ゴットンと鮎が暴れている音がする。
あちゃぁ〜!自慢のツインポンプ電池切れとはヤバイべさ。
幸い、息が絶えてるのは大きいのが3匹だけだ・・・いかった、気付くのが早かったので不幸中の幸いだったよ。

             
     このさわやかトイレ、人が入ると「ようこそ、メイクイーンの里厚沢部へ・・・・」
     と、いちいち大音量の放送が流れて煩いっつ〜の。


洗顔、トイレを済まし厚沢部川本流へ・・・
ここにはジモティーの爺ちゃん一人が竿出ししている。
それを眺めながら、mamaさんお手製の朝食を頂く。
ジモティー仲間が徐々に増えてきた・・・が、我々はこの寒さ強風でなかなか重い腰が上がらない。
が至る所で光っている。
ただ眺めていても始まらない、勇気を出してヨースケさん短竿を持つ。
川幅は十分にあるのだが、何しろこの強風下、9mで頑張ろうものなら竿を折りかねない。
苦戦しているジモティーの爺ちゃんたちを尻目に良型を立て続けにポンポンと掛ける。
それを見てた吟papaさんもすかさず短竿を持ち出す。
しかし、あれだけ鮎がギラギラしているのにシマを張っている固体数が少なく単発的にしか掛からず思ったより数が出ない。
シマを張っているヤツが居ればポイントに入った瞬間、いとも簡単に電光石火のごとく突っかかって来て目印をぶっ飛ばす。

  
厚沢部川本流、広くていい〜ね      広々としている分、風当たりも強い

  
座り込んでいるジモティー2人、そこ一番いい場所だよ。  papaさん強風にも負けず

そうこうしているうちに、ヨースケさんの穂先が張り出した木の枝にシッカリ食べられてしまい、パッキーンという乾いた音とともに穂先が・・・あちゃ〜!
この強風下の中、短竿なしでは釣りを諦めねばならないべさ、何とかしてこの短竿の応急措置を考えねば・・・そこは臨機応変なヨースケさん、考えました。
元々この短竿はがま渓流イオ70の穂先を違法改造し、競技SPの穂先を連結させたものなのだ。
そこで、競技SP替え穂先を応急的にくっ付けて、はいOK!・・・あらっ、この穂先の方がかえって調子がいいかも?

この辺の追い気のあるヤツは釣り切ったようなので、昼食タイム・・・寒いので、熱いお茶漬けが実に旨い、またまたmamaさんご馳走さま。

昼食後はこの強風を避けるのと竿抜けポイントを求め、支流の鶉川へ・・・
たまたま入った何気ない場所で、これまた良型のプチ入れガカリだもんね。

  
ヨースケさん、10m位の区間でのプチ入れガカリ!  mamaさん、せっせとヤマメの処理中

その後、オラは昨日良かったポイントに入り、再び縄張り鮎が刺してきてるか竿を出して確認するも・・・ダメ、もぬけの殻。
吟papaさんは上流で更なる竿抜けポイントを見つけ出し・・・短時間ながら入れガカリ爆釣!

かなり活性の高まりが感じられ、引っ手繰られるようなアタリや目印ぶっ飛びを堪能した2日間(実質1日半)の二人の釣果は130匹を越え、短竿の実力をまざまざと実感して大満足なのだが・・・なんともはぁ〜帰り道が遠いこと







006年07月01日、02日


・・・解禁日・呪われた赤いベスト?・・・



6月30日(金)【解禁前日】

この異常に高ぶった興奮は明日の朝まで待ってられません。
逸る心を抑えつつ夕食を済ましシャワーを浴び、一路黒松内に・・・オレンジに染まった夕焼けが高速道路に幻想的な雰囲気を醸し出している。

           
           幻想的な夕焼け・・・札樽道

22時黒松内に到着、あれぇ〜、この静寂ぶりは何なんだべ?
歌才ぶなの森公園の駐車場にはキャンパーらしきワボックスカーが1台駐車しているのみだし、黒松内消防署裏には1台の駐車車両も見当たらない・・・何だかこの気が抜ける程の寂しさは、本当に明日解禁日なのか心配になってくる。



7月1日(土)【解禁日】

朝から眩しいほど日差しが照りつけ、解禁日にまことに相応しいお天気だこと。
7時30分、約束していた苫小牧在住の同僚M氏がやってきた。
なんとM氏は2時起きで白老港のサクラマス釣りをやってからここ朱太川解禁にやってきたのだ。
・・・因みに、サクラマスの釣果は聞かなかったことにしておきます。

  
歌才ぶなの森公園で朝食と洗顔     今年もお世話になります

8時頃菅原自転車店年券オトリを求めに・・・したら、我々が本日の第1号のお客さんなんだと。
土曜日の解禁日だからということで、早朝からお客様が殺到することを想定して待ち構えていたのだが誰〜れも来なくて眠いと店の奥さんがボヤいてた。
程なくして、室蘭伊達の常連さんが到着、更に札幌の犬を連れた常連さんやってきて、「釣れそうな雰囲気じゃないね」と言いながらそれぞれ目指すポイントに散った。
他に伊達山に自転車1台と白炭に車が1台停まっていたから、本日の釣り人は全部で7人だけってことかい?・・・待ちに待った解禁日なのに。

  
東橋のシモ                  M氏が頑張ってみるも・・・

我々はまず、昨年の解禁日に結構釣れたという東橋のシモに入ってはみたものの・・・魚影も気配もな〜んもなし。
その後、遡上の先端部を偵察しながら鮎を見つけたら竿を出すべと下流へ向かった。
伊達山・・・気配なし、白炭・・・気配なし、甚九郎・・・気配なし、丸山・・・気配なし。
実橋まで行ってもまともな遡上の気配がない。辛うじて小さなハミ痕を見つけただけで遡上中のキラメキすら見えないのだ。
あいやぁ〜、今年は天然の遡上がないんだべか?

  
川底がすっかり埋まってしまった     ヒラを見つけ執拗に攻めるM氏

おおっ〜、辛うじて瀬の中にヌメヌメっとヒラを打つ鮎の煌きを発見!
オトリを止めて待つと・・・ギュギューンと引っ手繰られるようなアタリで17〜8cmのでっぷりした道産子鮎!
もう一箇所でヒラを発見!同じく止めて待つと17〜8cmを追加
この後はヒラを発見することはなく、底石が磨かれている一帯をくまなくなぞって見るも何の反応もないまま打ち止め。
M氏もヒラを打っているポイントを執拗に攻めるも・・・いつの間にかヒラも消え、ついに何の反応もないまま解禁日午前中の釣りは終わった。

「こんな状況だもの、自分の力量では到底無理なので鮎は諦めます。またサクラマス狙いながら帰宅します。」とのことでM氏は、再び白老港へと向かった。

その後、東橋の所で室蘭の常連さんに会いみなさんの午前中の状況を聞いてみると誰〜れも一匹も掛けた人は居ないと言う。
寧ろ、2匹も釣ったオラがたまげられた。
それより、今上流(上大成)では大変な事になっているらしいとのこと。
養豚場から豚の尿が流れ出し、川を白く濁らせながら汚染が進んでおり、あと1時間もすれば、この辺に到達するかも?それで今、警察や漁協の組合が大騒ぎしているんだって。
最悪の場合、この川の魚が全滅することになるかも?・・・あららら、もしかしたら今日購入した年券が紙屑になってしまうんだべか?

釣りを諦め、そんな話をしていたら吟papaさんからの携帯が鳴った。
「朱太川の状況はどうだい?」「ダメ、いぐね!今どの辺?」「間もなく豊浦ICだよ。」「ここは釣りにならないから道南に行くべ。オラが長万部から高速に乗れば、終点国縫ICには同時に着くんじゃない。」
てな訳で道南厚沢部方面に・・・

厚沢部川年券を購入して鶉川に着いた時は、もう4時になっていた。
どのポイントも既にひととおり浚われた後だろうけど、とりあえず1時間だけでもと竿を出してみる。
瀬肩で盛んにヒラを打っているのに惑わされてオトリを入れて一生懸命頑張ってみるものの一向に掛かる気配がない。
そこへmamaさんが短竿釣法でイタドリを流すと掛かってきたのは、なんと良型のウグイなのだ。
mamaさんがその良型ウグイを一通り退治したらば、ヒラがなくなった。・・・要するにウグイに騙されていたのね。
papaさんは瀬肩を諦めチャラ瀬を攻め10cm程度のチビ鮎3匹掛けた。
オラもそのシモの瀬にオトリ入れ、あらぁ〜ゴミでもひっ掛かったのかな?てな感じで同寸のチビ鮎2匹掛けた。
これらはしっかりシマを張っているのではなく、遡上中のやつが交通事故的に掛かったものと思われる。

  
ウグイ退治をしたmamaさん        このチャラ瀬でチビ鮎3匹・・・papaさん

消化不良のまま本日は納竿とし、明日の参考にため本流厚沢部川を偵察しながら「うずら温泉」へ・・・そして、本日の宿泊場所は「道の駅厚沢部」、夕飯はmamaさん手作りのご馳走だ。

            
            今年もお世話になります「うずら温泉」


7月2日(日)【2日目】

6時頃窓を叩かれ起こされる・・・オラはまだ眠い。
朝食もまたまたmamaさん手作りをご馳走になる。

            
            道の駅「厚沢部」

まずは昨日、目星を付けておいた底石が磨き上げられている場所に入る。
大きめのハミ痕もあったが、やはり掛かるのは10cm程度のチビ鮎なのだ。
オラが持っている一番軽いハリが6.5号の3本イカリなのだがチビ鮎にはこれでも重いのか根ガカリが頻発する。
そこで、8号の2本ヤナギにしたらば根ガカリは解消したのだが・・・三連続の空中バラシ
ハリの軸が太いのに掛かり鮎が軽すぎるからしっかり刺さらないのだ。(魚体が大きいウグイにはしっかり刺さるのだ。)
結局釣れたというかたまたまハリに掛かったのはチビ鮎がたったの2匹だけ・・・ガクッ。

1km程上流へ場所移動。
昼食もmamaさんの手作りをご馳走になる。・・・オラを太らせてどうするの?
ここでは平瀬を狙うオラには全く掛からず、papaさんが細い早瀬の中で3匹掛けたのみ。
何処へ行ってもこのサイズではもうやる気が失せてしまったもんね。
まだまだ時間的には早いけど、今日のところはこの辺で勘弁してやり納竿だ。

  
この細い早瀬で掛けました・・・papaさん  情けない釣果、ガクッ!

今回の走行距離は丁度700km朱太川厚沢部川年券を購入し、まともな鮎は朱太川の2匹と10cm足らずのチビ鮎数匹だもんね。
この情けない解禁釣行で、厚沢部から岩見沢までの帰路に要した時間は約5時間・・・それまでして、悲しいかなあの釣果だよ。
とはいうものの、朱太川があの調子だからやはり来週もまた道南遠征になるのかなぁ〜?

今年の傾向は、遡上が2〜3週間遅れている為まだ釣りの対象までには育っていない。寧ろ、7月上旬は放流に頼っている河川に分があると思慮されるのだが・・・北海道に放流数が多い川ってあるんだべか?
また遡上期の雪代が多く高水だったから、トロ場よりも早い瀬に鮎が着く傾向にあるような気がする・・・荒瀬の引き釣りの年だね!

・・・もしかしたらさ〜、今年気持ちを新たにするために上から下まで新調したウエアー類(特にオラに似合わない赤いベスト)が呪われているんだべか?


参考資料・・・2006/07/02 07:51【北海道新聞HPから】

豚の尿100トン流入 黒松内・朱太川、アユ解禁を延期 
 
【黒松内】一日午前七時ごろ、後志管内黒松内町上大成の養豚業インターファーム黒松内農場で、朱太(しゅぶと)川上流の清川に豚の尿が流出しているのを従業員が見つけ、町役場に届け出た。川の水は汚染で濁り、ウグイやヤマベなど数匹の死骸(しがい)が見つかった。この日は、アユ釣りの解禁日となっていたが、朱太川漁協(畑井信男組合長)は緊急理事会を開き、七日までの禁漁を決めた。
寿都署などによると、尿を肥料化するために蓄えておく貯水槽から、約四十五分間にわたり約百トンが清川、来馬川を経て朱太川に流れたとみられる。養豚場では約一万五千頭を飼育。貯水槽は五十メートル四方で、最深部が約八メートル。尿を循環させるホースが外れているのに従業員が気付き、ポンプを止めたという。黒松内町は倶知安保健所に水質検査などを依頼し、会社側に厳重注意する方針。同町の飲用水は全く別の水系から採っており、影響はないとしている。






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