18’渓流・他




                      釣 行 記








2018年06月07日(木)


・・・夏(鮎)の川になっていた雫石川、サイケ(ウグイ)の逆襲にギブアップ・・・



午後から雫石川本流(竜川)の鮎の放流状況の確認を兼ねて、ヤマメを釣りに出掛けてみました。
いいねいいね、底石が輝いて見えるじゃん。

竿は久々にSHIMANOのULTRA GAME SPECIALを使ってみませう。
仕掛けは、正しい爺っちゃま仕様、天井糸:06号、道糸:03号、ハリ:カッパ極SP2号(ハリス02号)。
エサは、我が家の傍の川で採取した巨大なクロカワムシ。

             
     
川底がピッカピッカだよ!        しっとりグリップじゃなく、べっとりグリップだす

ありゃ〜、この暑さのせいか、しっとりグリップがこれでもかと言うほどベト付いて、掌にベッタリくっ付くのだ・・・掌はタールでも塗ったようにベットリ真っ黒。
ここはひとつ、川砂をグリップと掌に擦り付けてくっ付かないようにして釣り開始だす。
水深のある流芯を流すと、コココッと小さなアタリがあり目印が止まる。
竿をカミへ倒すように合わせ、いざ引き抜こうと水面から魚体を半分出すと・・・げっ!サイケデリックな模様が。
次も・・・サイケ!
次も・・・サイケ!

             
    
 こいつばっかし!           魚体を確認出来ぬまま逃げて行ったヤツはいったい?

水深のある最高のポイントを流していると、いきなり目印が引っ手繰られ、そのまま一気にシモにツッ走られて、竿が伸されたまま魚体を確認することなくプッシューン!とハリス切れ・・・あれはいったい何だったんだべ?
気を取り直して再び同じコースを流すも・・・サイケ!
次も・・・サイケ!サイケ!サイケ!サイケ!
そして、またもや魚体を確認することなく竿を伸されてハリス切れ。

                
                 
群れ鮎が盛んに苔を食んでいる

その後も、サイケ!サイケ!サイケ!サイケ!で、結局ヤマメは1匹も釣れずオデコ!
魚体を確認出来ぬままハリスを切って逃げて行った2匹はいったい何だったんだべ?
気にはなるけどギブアップ!・・・今日のところはこのへんで勘弁してあげませう。

放流鮎が群れをなして盛んに流芯の苔を食んでいるのを確認できたし、岸際の底石もピカピカに磨かれているし、ハミ痕も確認できたし・・・待望の夏の川になっていました。














2018年05月31日(木)


・・・ヒップブーツを履いて平出川、釣り開始10分で降雨のため強制終了!・・・



天気予報では午後から雨の予報だすども、1時間は竿を出せるべと我が家の直ぐ脇を流れている川で川虫(クロカワムシ)を採取して、重装備をせず気楽なヒップブーツを履いて平出川へ・・・。

                 
                 
爺っちゃまの正しい仕掛けだす

先日で細糸釣法はキッパリ諦め(めげた)、正しい爺っちゃま釣り師の仕掛けでキメてみます・・・天井糸:06号、道糸:03号、ハリ:カッパ極SP2号(ハリス02号)

やべぇなぁ〜、雫石や網張スキー場方面は暗雲にスッポリ覆われ視界不良、その雨雲がこちらに向かって来るのが見える。
今日は川底が泥を被っており全体的にくすんでいる。

             
     
げっ、階段の脇にアオダイショウ         空が大分暗くなってきたこと

急いで護岸の階段を駆け降り、オモリBを噛ませて竿を鋭角に構えて平瀬を流す。
いやはや、仕掛けを01号から03号に替えただけで取り回しがこんなに楽だとは・・・爺っちゃま仕掛けはエライ!

程なくして、ココッという微かなアタリでタモに飛び込んできたのはウグイ!(ガックシ)
気を取り直して再度丁寧に流すと、目印がスーッと停止し、グイッと引き抜くと20cm程の小振りなイワナが飛んでくる。

ヤマメはもう少し早い筋狙いだすなと、新しいエサをハリに挿した瞬間!・・・全身に突き刺さるような細くて密度の濃い雨が、いきなりザーッと降ってきた。
やべぇ〜、竿を出してまだ10分も経ってないけど、とりあえず竿を畳んで這う這うの体で車に退散。

ダメだ、スマホで雨雲を確認すると暫く止む気配はなし。
仕方がない、竿出し10分でイワナが1匹しか釣れなかったけど、今日のところはこの辺で勘弁してあげませう。

                
              
終戦当時のFLYロッドを引っ張り出してみました

家に戻って、クロカワムシを次回まで活かしておこうと虫籠に入れて井戸水に付けておいたら、溺れて2時間程で全滅してしまったのだ・・・わりいわりい、ゴメン。
いちいち川虫を採取するのが面倒くさいから、次回からはFLYで攻めてみようかなぁ〜?
・・・FRYロッドを振るのは15〜16年ぶりだすども何とかなるすべ。














2018年05月26日(土)


・・・地元の川で短時間のヤマメ釣り、本日を以てゼロ釣法は引退いたします・・・



カラッとした五月晴れ(まだ梅雨入りはしていないけど)に誘われ、ここはひとつヤマメ釣りにでも出掛けてみませう。
我が家の直ぐ脇を流れている川で川虫(クロカワムシ)を採取・・・育ち過ぎてかなりデカくなっているけど勘弁して下さい。

出掛けにオッカーが「お昼ご飯は食べるの?」と訊いてきたので、思わず「食べる」と言ってしまったのね。
したがって、何がなんでもお昼までに帰らないと・・・後が怖いもんで。

             
   
菜の花畑の向こうに残雪の秋田駒ケ岳を望む      昔より釣りやすくなったかも?

地元の川(葛根田川の支流平出川)でヤマメを釣るのは何年ぶりだすべ?
川の流れがすっかり変ってしまったけど、かえって昔より釣りやすくなったかも?

ウェダーを履いて川に下りる準備をしていたら、すかさず漁協の爺っちゃまがやって来て「此処は朝から4人の釣り人が入ったけど、遊漁券を持っていたのはたった1人だけだ」「あんたで5人目だけど、遊漁券は持ってるのか?」・・・「はい!年券ですけど」「お疲れ様です」

激戦区のこの辺は連日攻められまくっているようだけど、とりあえずダメ元でエサを流してみませう。
草の生い茂った河原に下り立ったのが10時過ぎだから、2時間弱しか出来ないけど。

  
鮎でも面白そうな瀬        脱皮直後のオニヤンマ       引き抜いてから良型にビックリ!

6.5mの竿に0.1号の糸を張り、ハリは巨大なクロカワムシに合わせてアマゴ針6号、オモリはB・・・道糸とハリの号数が合ってないようですけど、そこは愛嬌で。
なんと!第1投目から根掛りで目印の下からロスト。
気を取り直し、オモリとハリを結び直して再び流芯を丁寧に流すと、目印がグッグッと停止してまずまずの型のイワナ(帰宅後計測25cm)がタモに飛び込む。
その後、23cmのヤマメ、20cm前後のイワナがタモに飛び込むのだが、必ずハリを飲み込んでるもんだから釣れる度にハリスを切られて・・・オラ、手元が殆ど見えないんだから、ハリ結びが超苦痛なのす。

  
この平瀬が最高のポイントだす   オラの直ぐ脇をデカい青大将が   いいヤマメだすべ

更に根掛りで、仕掛けを天井糸の下からぶっ飛ばしてしまったりして・・・ポイントを潰してしまうので、根掛を外しに行けないのだ。
そんなこんなで、エサを流している時間よりもハリを結んでいたり、仕掛けを作り直している時間の方が断然が長いもんだから、段々イライラが募ってきて。

             
  
釣ってるよりトラブル対応の時間の方が長いのだ   今日のところはこの辺で勘弁してあげませう

そんなイライラがついに頂点に達した時・・・11時45分となりタイムアップ!
此処ぞと思う平瀬を2箇所しか攻められなかったけど、釣果はヤマメ1匹とイワナが5匹。(オラ、ヤマメを釣りに来たんですけど)
手元が殆ど見えないオラにとって、01号を扱うのは過酷な修行だすもの・・・やっぱり、細糸は嫌いだす。

【宣言】本日を以てゼロ釣法は引退いたします。(キッパリ)














2018年04月29日(日)


・・・ヤマメ釣りの聖地だった清流気仙川は遠い記憶の昔話・・・



(気仙川遠征 1日目)

アユ釣り仲間の年中行事のひとつ、毎年GW初日にヤマメを釣りに3チラ氏御一行(栃木組)が気仙川まで遠征して来るのだ。

8時30分、住田町で栃木組とGさんと合流。
ご無沙汰のご挨拶を交わして上流テポドンへと車を走らせる。

             
     
水が詰まっていて水深が・・・          川底はノロに覆われている

             
     
鮎師は皆んないい車に乗ってるのね        赤いランクルも超カッコイイし

今年の気仙川は水が詰まっていて、底石にはノロが付着しておりイマイチ釣趣に欠けるが(清流とは遠い昔の話)、それぞれ思い思いのポイントへ散って竿を振る。
ど〜も今年のヤマメは小振りで魚影も薄いし、ヒカリの姿は見当たらない。

毎年のことだすども、シーズン初めの川歩きは足元がヨロヨロして・・・なんたら覚束ないこと。
おまけに、01号の道糸が良く見えないわ、エサのピンチョロが摘まめないわで超イライラ!・・・初っ端からヤマメ釣りが嫌いになってきたもんね。

  
まずまずの型だすべ        イワナは無駄にデカイだけ     午前の部 テポドンの釣果

エサの食べ方が下手なのか魚がスレているからなのか、エサのピンチョロは頭や尻尾を齧られるだけでなかなかハリ掛しないのだ。
ハリを秋田狐4号から3号へサイズダウンしてようやく14〜15cmのコマメがタモに飛び込む。
そんなこんなで皆さんコマメに弄ばれ、午前中はそれぞれ15〜20匹の釣果。


             
    
最高に美味しそうなポイントだすども   3チラ氏が苦戦するんだからオラが釣れないのは当然

午後は遅れてやって来たs-sanも合流して中流部へ移動。
オラとGさんは垣ノ袖橋周辺を上下に分かれて探るも魚影が薄すぎて釣りにならず、共に2匹ずつの情けない釣果。

うむ〜、ここまで魚影が薄いとヤマメ釣りの聖地と言われた清流気仙川は、遠い記憶の昔話になってしまったみたいだす。
それぞれ2〜10匹の釣果にがっくり肩を落とし、今夜の宿泊場所大船渡のホテルへと向かう。









2018年04月30日(月)

(気仙川遠征 2日目)



  
今夜の宿泊所           
復興工事が進む大船渡       防潮堤で大船渡湾が全く見えない

当番明け(お仕事)のI藤氏も盛岡からぶっ飛んで来て10時半頃には皆と合流。
今日は魚影が薄すぎて釣りにならない中流部は端からパスして、上流部下有住から上有住周辺を攻めてみることに。

  
爆釣する日釣り券じゃないのね   仕掛けがさっぱり見えなくて    水温が低く底石はきれいだすども

オラは八日町裏(中和田橋下流)を探ってみることに。
魚影は薄いが、15〜18cmのヤマメを根性で掛けてようやくツ抜け。

             
     
此処はコマメばっかし              午前の部 八日町裏の釣果

上有住周辺を攻めた仲間たちも根性で3〜20匹の釣果。
Gさんが入った月山橋下流は竿抜けになっていたみたいで、今年の気仙川にしては型数共にまずまずの釣果。

  
このシモの開きでようやくヒット  まずまずの型だすべ        午後の部 情けない釣果

午後もそれぞれ思い思いのポイントに散って竿を振るも、型数共に午前中よりもグッと劣る。
オラは高瀬橋下流に入るもノーアタリを喰らって、只越橋の下流へ移動・・・瀬の開きで根性の4匹!
皆で150〜160匹釣ったうち、ヒカリはs-sanが釣った1匹だけ。
そんなこんなで、遠い昔ヤマメの聖地と言われた清流気仙川(清流も遠い昔の話)で、2日間気難しいコマメに弄ばれながらお話友の会に興じ、6月のアユ遠征での再開を約束して、それぞれ帰宅の途に就いたのであった。


【細糸神話】
不思議なもんで、同じポイントを005号(メタコンポ)で丁寧に流してもアタリが無いのに、I藤氏の決してゼロ釣法とは言い難い太仕掛けで流すと頻繁にアタリがあるのだと言う。
うむ〜、太糸の水流抵抗や風による吹け上がりが微妙な誘いになっているのかも?
今後、細糸ほど食いが良いという凝り固まった考えを改めることによって、食い渋りの時や釣果UPのヒントになるかも?







                      釣 行 記