11’渓流・他



                             


                                 釣 行 記







2011年06月04日(土


・・・米代水系のヤマメとは相性が悪いのかも?・・・



まずは大湯川へ・・・。

  
ヤマメの年券を持ってる人なんているんだべか?  涎もんのポイントなんだけど・・・ヤマメは居ない

初めに選んだポイントは、大湯の温泉街から1km程下流の腰廻の堰堤のシモ・・・堤防から車で河川敷へ降りられるのだ。
水深が膝から腰くらいで、流れの変化に富んだ平瀬はいかにもヤマメが着いていそうだ。
カジカ網で川底を探ってみるも、川虫は全く採れない。
持参したミミズをエサに01号の仕掛を丁寧に流すも・・・アタリもサワリもな〜んもない。
ここで出なければという流れを流しても全く反応がないので、10分程で見切りを付ける。

             
     
ここもいいポイントなんだけど・・・       これ1匹だけ

更に1km程下流の炭焼河原の堰堤のシモへ移動してみる。
ここでも川虫は採れないのでミミズを使用。
ここ一番の流れを攻めると、エサを齧るサワリだけでなんぼしてもハリ掛かりしないのだ。
んなろ〜っ、これならど〜だ!と、小さめのミミズを通し刺しにしてようやくハリ掛かりしたのは20cmヤマメ・・・一丁前にスレてんじゃん。
その後も、サワリは出るもののついにハリ掛かりをすることはなかった。
水が澄んでるところにスレッカラシのヤマメだもの、ミミズではど〜しても辛いものがあるのだ。

ここはひとつ、小坂川へ行って川虫を採らねば・・・。
小坂川でも川虫が採れるのは、大地地区の堰堤のカミの瀬のちょっとした範囲だけなのだ・・・オラが知ってるのはここだけだす。
2週間前までは丁度いいサイズだったクロカワムシがかなり巨大化しているし、チョロ虫は全く居なくなってしまった。
この堰堤から下流は、重機が入り込んで川を掻き混ぜている・・・到底釣りなど無理な泥濁り。
小坂川は諦め、米代本流を八幡平の方まで遡ってみることにする。

  
底石は垢腐れでヌルヌル      イワナの分際でスレてやんの    このヤマメもようやく釣れた

夜明島川米代川との合流点のミートランド裏に入ってみる。
この川も底石が垢腐れで川虫は採れないから、小坂川で採取した巨大クロカワを使う。
水深1m程の瀬を流すとサワリはあるのだが・・・エサを齧るだけ齧ってハリからクロカワを引ったくるのだ。
ハリごと咥えさせるためゼロプロの4号へ落としてみる・・・エサに対して、ハリがアンバランスな程小さい。
お〜し、ようやくハリに乗ったのは20cmイワナ・・・イワナもスレてんのかい?
次に乗ったのは18cmヤマメ
その後、アタリは途絶え打ち止め終了。

次に向かったのは、熊沢川
川幅が広くて川相も変化に富み、オラ好み(鮎にも良さげ)なのだが・・・駐車する場所も、河原に下りる所もわからないので今回はパスして、米代川上流部へ方向転換。

             
     
ポイントは岩盤の溝               とっても素直なイワナです

湯瀬温泉郷から1km程上流、湯瀬石通地区の岩盤の河原に降り立つ。
水深1.5mの岩盤の溝を目がけてクロカワムシを流すと、素直なアタリで竿を絞り込む・・・むむっ、でかいけどイワナだす。
流れの緩い岸辺に慎重に誘導し、タモに掬い入れメジャーを当てると26cm
ポイントを変え、同じような溝を流すと再び一発で食ってくる・・・これも慎重に取り込んで体長を測ると同じく26cmイワナ
こ〜ゆ〜岩盤はイワナのポイントなのね。
01号25cmオーバーヤマメを掛けるとタモに入るまでハラハラもんで気が抜けないけど、イワナは大人しいから余裕だすな。

             
     
谷間はブヨが煩い              双子かな?・・・もう釣られるんじゃないよ

おお〜っ、稲妻が光ったと思ったらいきなりパリパリ・ドドーン!と雷鳴が響き渡る。
頭上は忽ち暗雲に覆われ、強風と共に大粒の雨が体を打つ・・・ひえ〜っ、逃げろや逃げろ。

オラ、米代水系のヤマメとは相性が悪いのかも?
川虫は居ないし、ポイントへ降り立つ道が付いてないんだもの。
草を掻き分けて降りればいいんだろうけど、ヘビだの毛虫が怖くて・・・困ったもんだす。
結局、安易に降り立てるポイントでしか竿を出してないから、既に浚われてしまった後だもの釣れるわけないもんね。














2011年05月22日(日)


・・・ミリン干しを作ってみたくてin再び小坂川・・・



今朝、目覚めるまではへら釣りに行くつもりだったけど、いざ布団から出たら遠くまで行くのが凄く億劫になってしまった。
今日はイマイチ気力が湧かないので、近場のヤマメ釣りでお茶を濁します・・・昨日のヤマメの天丼は美味かったなぁ〜。
んだからといって、今日も天丼というのは芸がないし、ここはひとつヤマメのミリン干しに挑戦してみるべ。

米代本流は無論のこと、各支流も今朝方の雨と田んぼからの排水でドロ〜ンと濁っている。
昨日と同じく小坂川だけは辛うじて薄濁りだから竿出しが可能なのだ。

             
    
 今年は春が遅い             車のボンネットに並べてみたユウインとマスターゼロ

昨日は上流の堰堤から三箇所釣り下ってみたけど、今日は反対に下流の堰堤から釣り上ってみるのだ。
不感症のユウインと過敏ちゃんのマスターゼロ、果たしてどれほど感度が違うもんか試してみるもんね。
仕掛はユウインに使ったのと全く同じフロロの01号、エサはミミズ・・・今日はミミズを忘れずに持ってきたもんね。

  
盛んにライズしてやんの     ミミズではなかなか辛いものがあるのだ  釣れるのは良型だす

マスターゼロはガン玉が底石に当たる感覚や、ヤマメがエサを噛んで素早く吐き出すのが手に取るように分かるのだ・・・へえ〜、竿の感度ってこんなに違うもんなのね。
何てったって、ヤマメがハリに乗った瞬間にサイズが分かるすもの。
さすがに過敏ちゃんのマスターゼロ、根掛かりなんかも巧みに回避できるから仕掛が消耗しない。

  
ゴメン、アブラハヤかと思ったよ   見掛け倒しのポイント      瀬にはまだ着いてないのね

ミミズのチョン掛けは垂れてる部分が齧られるだけで、なかなかハリ掛かりしない。
それも生意気に、一回齧ったエサは二度と見向きもしないんだから。
そこで、小さめのミミズを通し刺しにてようやくハリに乗せることができるのだ。
悔しいことに、ヤマメたちは派手にライズしながら水面を流れてくるヒラタカゲロウを盛んに捕食してやんの。

                
                 
ミリン干しには最適な大きさだす

そうして、昨日と同じポイントを三箇所攻めて18〜23cmヤマメ6匹16cm子イワナ1匹
あのね、今日はエサ釣りよりも毛鈎釣りの方が断然有利だと思うよ。

ユウインって胴が柔らかいから、エサを引く誘いは浮き上がらなくてとってもやり易いんだけど、あまりにも不感症すぎるんだすもの・・・毛鈎専用の竿にするべ。
お〜し、帰ったらさっそくミリン干しに挑戦だ!

             
     
特製ミリンの汁に2時間漬け込んで      風通しの良い所で干して完成!(ゴマがなかった)














2011年05月21日(土)


・・・初釣行・念願だったヤマメの天丼in小坂川・・・



朝からシトシトと雨が降ってるので、へらはパスして今季初のヤマメ釣りをば。
「五月雨を集めて早し米代川」は無理だけど、小坂川の水位は大して上昇してないから、雨合羽を着れば竿出しは可能だすべ。
先週ヤマメ釣りが出来なくてたらの芽の天丼になってしまったから、今日こそは何としてもヤマメの天丼を食わして頂きます。

               
                
堰堤の上で辛うじて川虫を採取

まずは、前から竿を出してみたいと思ってた亀田山の東側にある堰堤の下へ。
ウエダーを履き雨合羽を着て、さて釣るぞと気合を入れたまでは良かったけど・・・?!
ガ〜ン!先週購入したエサ(ミミズ)を忘れてきた。
この雨の中、川虫採りから始めねばねぇ〜ってが。
うむ〜、川虫が取れそうな雰囲気ではないけどとりあえずカジカ網を入れ底石をかき混ぜてみる・・・うむ〜、一網でエサに使える川虫は1匹づつしか採れないのだ。
それでも、エサが無いことには始まらないので、なんとか頑張ってオニチョロ5〜6匹とクロカワ5〜6匹、それにサソリ(オオマダラカゲロウ)を10匹ほど確保。

             
   
いい感じなんだけど、1匹しか居なかったす      タモに受けてからビックリ!25cm

竿はEPユウイン65S・F、仕掛はフロロの01号にハリはゼロの4号、オモリはガン玉4号
2投目で目印がもたれるようなアタリにアワセると、竿が満月に撓る。
何を小癪なとばかりに、上竿で往なしながらヨイショの掛け声と共に強引に引き抜く。
ドスンとタモに受けたのは25cmのヤマメ・・・ヤベェ〜ッ、仕掛が切れなくて良かったす。
ヤマメを釣るのは一年振りなもんだから、掛かりヤマメのサイズが判断できないんだわ。
ここのポイントはこの1匹だけで、その後アタリもサワリも何〜んもなし・・・1匹しか居なかったみたい。

             
     
涎もんのポイントだけど、2匹だけ     足跡が沢山付いてたから浚われた後なんだべか?

次に入ったのは下流、東北道亀田山トンネル南坑口下にある堰堤の下。
ここで、18cmのヤマメが2匹だけ。

             
     
一見、平べったいポイントだけど         今季初釣行はツ抜けできずの7匹!

次は更に下流へ移動し、鹿角市との境界のちょい上流の堰堤の下。
この時点で、雨脚はかなり強くなってきた。
ここでも、2投目でいきなり25cmのヤマメを引き抜く・・・これも大して大きくないと思って引抜き、タモに受けてからヤベェ〜だもの。
考えてみたら、ユウインってすこぶる感度の悪い胴調子だから掛かった魚のサイズが判断できないのだ。
その後、往なし中のバラシ1回と、アワセで穂先から仕掛が外れそのままヤマメに持って行かれたのが1回、気を取り直して18cmのヤマメを3匹追加したところで、茶濁りがキツくなってきた。

今季、初釣行のヤマメの釣果は25cm2匹18cm5匹7匹!
とりあえずユウインに魂が入ったことだし、ヨモギも採取し天丼の材料も揃ったので、今日のところはこの辺で勘弁してやることにしませう。

             
     
この2匹は塩焼き用として冷凍にします     ご飯が全く見えないけど、天丼だかんね

天ぷら油が無くなっていたので、スーパーで買って帰るべ。
ハゼの天丼ワカサギの天丼、そしてヤマメの天丼日本三大天丼だすもの。