11’へら

                                  釣 行 記







2011年12月29日(木)


・・・(遠征編)ボタ雪で超〜激渋の玉川レジャーランド・・・



5時30分・・・気温ー7℃
言っておくけど、ワカサギ釣りに行くんじゃないかんね、へら釣りですから。

雪の降り頻る中、S籐氏の運転で大曲へ向かった。
二ツ井白神から秋田道回りで玉川レジャーランド8時30分・・・雪道の3時間はなんたら遠いこと。

             
  
雪はのっこり積もっているけど、氷は張っていない    自然の造形美?

先客は中央桟橋に常連さんが一人だけ、オラたちは奥の桟橋へテントを並べてお座敷を構える。
もう一人の遅れてやって来た常連さんは、手前の桟橋にテントを張る。

9時、二人共竿は15尺、S藤氏はグルテンセットの底、オラは段差の底でエサ打ちを始めるも・・・アタリもサワリも、何〜んもなし。
エサ打ち1時間でようやくサワリが出始めたと思ったら・・・オイカワ君だす。

  
奥の桟橋に三人並んで       雪が積もって竿が太くなってきた  メタボの尺上だす!

そんな中、鶴岡から3時間掛けてやって来たI籐氏が到着し、S籐氏の右側に釣り座のテントを張る。
それまで穏やかだった空模様は俄かに曇ってボタ雪が舞い始めた。
15尺のカーボン竿に雪がのっこり積もって、和竿のようなズッシリ感だす。
激渋に手こずり、お昼まででようやく6枚・・・型は体高のある尺クラスなのだ。

  
ハイルーフ3連張り         新べらだべか?          久々にアワセたS籐氏

激渋は午後から超〜激渋に変わり、サワリも出なくなってしまった。
降り頻るボタ雪に水温が一気に低下し、活性が著しく落ちたものと思慮される。
それでも時折スレてくるから、へらは沢山居るのだ・・・ただ、頑として口を使ってくれないだけなのす。

             
   
 セキレイがすぐ傍まで遊びにやって来た      午後から一回も押せなかったカウンター

それを何とかしようとあの手この手で頑張るも、とうとう一枚も追加出来ずにタイムアウトの4時を迎える。
鬼アワセのI藤氏は辛うじて2枚の型を見ることが出来たけど、S籐氏は超〜激渋の洗礼をまともに喰らってしまったのだ。

帰り道、S藤氏が「正月休み中にリベンジに来ようかなぁ〜」なんてことを言ってたけど・・・S藤氏のことだから、本当に来るかも?














2011年12月11日(日)


・・・これでもかと難しさを思い知らされた天王長沼遠征・・・



早朝5時、S藤氏と十和田ICで待ち合わせて、雪の降り頻る中を天王長沼へと向かった・・・寝むい。

7時には天王長沼へ到着。
ボタ雪が激しく降りしきり、辺りは雪空で薄暗くとても浮子が見える状態ではないし、水面には降り積もった雪がシャーベット状に浮いていて浮子が振り込めるような状況ではない。

             
7時だっていうのに、こんなに暗かったら浮子が見えないべさ  水面には降り積もった雪のシャーベット

さて、ど〜しようかと暫く車の中で様子を伺っていると、激しく降っていた雪も次第に上がり、釣り人が一人北側に釣り台を設置し始めた。
他に二人やって来た釣り人は、西側中央部に釣り台を設置している。
ほんじゃ〜オラたちもと、シャーベットが浮いている北側を避けて西側に釣り台を構える・・・これが、場所選択の大きな間違いだったのだ。

  
北側に一人釣り台を設置し始めた  オラたちは西側に設置(失敗)   玉網まで準備していたのに

8時10分、グルテン&ダンゴのセットの底釣りでエサ打ちを開始。
13〜14尺では、底が岩場の延長の上になっているのか、エサの投入場所が30〜40cmズレただけで棚がドンと変わるし、ちょいと風が拭けばすぐシモリ、根掛かりが頻発する。
それでも、へらが寄ってくれば何とかなるべと、ジッと堪えてエサ打ちを続けるもアタリもサワリもな〜んもなし。

  
W氏は北側へ(場所を熟知しているのだ)  頑張れ!高校球児     浮子が変にモヤモヤ動くのだ

遅れてやって来たW氏は、北側ポンプ小屋の脇に釣り座を構える・・・シャーベットは跡形も無く消えている。
W氏に遅れること1時間、古川から3時間も掛けてやって来たI籐氏が到着・・・言っておくけど、エサを打ち始めてから2時間も経つけど、未だアタリもサワリもな〜んもないよ。(オデコの覚悟を決めたんだから)

             
 
釣れないのにはすっかり慣れっこになっているI籐氏    一番最初に竿を絞ったのはW氏

オラたちより1時間半も後から竿を出したW氏が一番最初に竿を絞った・・・ヒーロー!だすべだ。
その後S籐氏が竿を絞ったのに続き、オラも竿を絞り何とかオデコを逃れることが出来た。

I籐氏は竿を短くしたり、底から宙に変えたりあの手この手を尽くすも・・・徒労に終わる。
北側に入ったW氏だけが、ポツリポツリだが順調に竿を絞っている・・・10枚ほど釣ったかも。
S藤氏がようやく玉網に取り込んだのは、60cmは優に越えているだろうと思われる

             
     
オラにも、ようやく一枚            順調に竿を絞っているのはW氏だけだす

シモリ、根掛かりに耐えかねたオラはバランスの底釣りに見切りを付け、段差の底釣り(上15cm、下60cm)に変更・・・クワセは柔らかめに作った感嘆
根掛かりを回避するため、下バリが底に着き、浮子がシモリ始める前にエサを切る一方通行の釣りに徹するのだ。
それでも、時々根掛かりがある・・・それも上バリが引っ掛かるんだから、いったいどんな底になってるんだべ?
段底に変えてからというもの、ジャミ(オイカワ)の逆襲が始まった・・・オラって、ジャミ釣りの天才かも?
その段底で小振りながらもへらを1枚追加し、他に鯉に02号のハリス切られたのとスレが一回。
そして、無情にもそのまま納竿の3時40分を迎えたのだ。

なんぼ急に冷え込みが厳しくなり活性が下がったとはいえ、わざわざ朝早く鹿角からやって来たというのに、たった2枚の釣果っていうのはあんまりだべさ。
これに懲りず来春暖かくなったら必ずリベンジに来ますからと、W氏と約束を交わし、これでもかと難しさを思い知らされた天王長沼を後にしたのだ。














2011年12月10日(土)


・・・厳寒期、超食い渋りの打開策を見出せなかった手代沼・・・



先週の土日は暴風警報が発令されて釣りに行くのを断念せざるを得なかったけど、今日は少々寒くても竿を出すつもりだす。
ここ2〜3日の急激な気温低下で、へらの活性はかなり落ちているものと思慮されるが、竿を出せるだけでもヨシ!とするのだ。
8時10分、気温氷点下3℃、未明に降った雪が薄っすら積もり、ギリッとしばれた道を大館の手代沼へと向かう。

  
こ〜ゆ〜雪景色は大好きだす    神田橋から下流の鉄橋を望む    手代沼への入口の林道も雪化粧

手代沼へ着いたのは9時過ぎ、気温は氷点下
そんな中、S藤氏はいつもの如く朝早くやって来て7時10分から竿を出していたと言う(オラはまだ布団の中でした)・・・釣り師の鑑だすな。
他に常連さんは4人、寒そうに肩を竦めて竿を振っている。
うむ〜、かなり渋そうな雰囲気だども、バランスの底釣りをやっているS藤氏は順調に竿を絞っておりカウンターは既に12枚を示している。

  
おっ、やってるやってる      おはよ〜!釣れてるかい?     常連さんたちも寒そうだこと

ヒエ〜ッ!なんたら水が冷たいこと。
もういつ氷結してもおかしくない水温だから宙は到底無理だすべ・・・厳寒期の定番段差の底釣りを試してみることにする。

             
 
S藤氏の右側にお座敷を構え、取水塔へ向かって竿を振る  9尺の天々というより、ツンツンだす

ありゃっ、10尺では底が取れないってが。
ほんじゃ〜、駆け上がりの手前ではど〜だべと9尺に替えて棚を測ってみる。
ハリスを60cmにしてようやく穂先から浮子半本分で底が取れた。
10時10分、エサ打ち開始。
バラケは宙のセットと殆ど同じタッチ、クワセは柔らかめに作ったつもりだった感嘆だけど・・・ちょっと硬かったす。

             
     
本日の一枚目、はいパチリ!           何がなんでも、対岸が好きなのね

浮子にようやくサワリが出始めたのはエサ打ちから25分後
一枚目が竿を絞ったのは更に5分後10時40分・・・型は悪くない。
アタリはバラケを一旦深馴染みさせ、ゆっくりバラケさせながらエサ落ち目盛を出し、クワセだけにしてから更に2〜3分ほど待ってようやくチクッと入るのだ。
こんなに待つ釣りはとってもオラの性に合わない・・・ど〜やったら早い食いアタリが出るか試行錯誤。
バラケにクワセを近づけるためには段差を少なくすれば良いのだが、棚に余裕が無いのでクワセのハリスを詰めることは出来ないのだ。
そこで、バラケのハリスを10cmから10cm刻みで40cmまで伸ばして、段差を20cmまで詰めてはみたけど・・・状況は全く変わらず、相変わらずクワセだけにしてジックリ待たないとアタリが出ないのだ。
それではと、クワセのハリスを80cmまで伸ばしてみたけど・・・無駄に釣りずらくなっただけで状況は変わりなし。
結局、ハリスの長さは上15cm下60cmが一番安定していたみたい。
食わせもグルテンを試してみたけど、釣れたのはたったの1枚だけ・・・やはり、長時間待つには感嘆に分があるようだす。

             
    
ダンゴの配合を変えてみたりと試行錯誤       玉網が乾く頃にようやく釣れるのだ

バランスの底釣り(ダンゴ&グルテンのセット)をやっていたS藤氏は、オラがエサ打ちを始めた頃から失速し、苦戦を強いられている。
馴染み幅に納得がいかず、何回も棚を測り直したりダンゴの配合を変えてみたりと、いろいろ手を尽くすも・・・無情にも、浮子は動かない。

             
     
全く浮子が動かずギブアップ!         厳寒期ってこんなに釣れなかったっけ?

対岸堰堤の先に入っていた常連さんと、午後からやって来て階段に入った常連さんは共に一度も竿を絞らぬままギブアップ。
オラはというと、そんなこんなで超食い渋りの打開策を見出せぬまま雪が舞い始めた3時半まで頑張り通すも・・・12枚の貧果
S藤氏も失速から立ち直れぬまま釣果が伸びず・・・20枚で打ち止め



さて、明日はS藤氏と一緒に天王長沼へ遠征だす。
早朝5時に出発する約束をしたんだけど・・・オラ、起きられるんだべか?














2011年11月27日(日)


・・・雨ニモマケズ 法事ニモマケズ へら中毒ニ ワタシハ ナリタイ・・・



目覚めると、昨日とは打って変わりがシトシト降っている。
大した雨ではないし、昔から「朝雨に蓑いらず」と言われているとおり昼頃までには上がるべと前向きな(自分に都合の良い)判断を下す。

  
米代川はやや増水の笹濁り     小雨に煙る末広橋         雨ニモマケズ

ありゃっ、大館市内に入ると急に雨脚が強くなってきた。
こんな雨の中でも、手代沼では4人もパラソルを差して竿を出している。
あれっ、今日は午前中法事があるからと言ってたS藤氏が突端の定位置に陣取ってるんでないかい。
間もなく(10時過ぎ)一旦竿を畳み法事へ行って、再び昼過ぎはやって来るのだと言う。
確かにへらに嵌まってしまって仕事中も気持ちはへらに飛んでいたけど、ここまでへら中毒になっていたとは・・・オラの責任だべか?
また戻って来るのであれば、オラが道具の番をしていてあげるから竿はそのままにしてど〜ぞ行ってきな。

             
     
法事へ行ってる筈のS藤氏が・・・     オラの竿を拾ってくれた青年は階段下に・・・

強い雨の降り頻る中、S藤氏の左隣に無理やり釣り台を設置(パラソルが重なり合っている)して、オラが徐に餌打ちを開始したのは10時30分
ボールに汲んだ手水がなんたら冷たいこと・・・冷たい水が指先に突き刺さる感じだすもの。
真冬モードの釣りは、既に昨日のうちに学習済み・・・棚は浮子2本分残しての9尺天々(グルテンセットの底釣りだす)。
関スレ4号にハリス42cmと35cm、バラケはダンゴの冬1杯+ダンゴの夏1杯+バラケマッハ3杯+水12杯、グルテンは柔らかめに作った本グル。

  
なかなか食いアタリを出してくれない  ギラギラして浮子が見辛いこと  リャンコウも一回ありました

へらは遠巻きに寄っているだけで、餌の塊にはなかなか口を使ってくれないのだ。
バラケが落ちエサ落ち目盛が出てから更に1分〜2分待って、ようやく黒帯がチクッと入るだけの微妙なアタリが出るのだ。
それもガチガチのグルテンじゃなくて、柔らかいヤツをちょいと摘んで全く揉まずにチモトを抑えただけでも、なかなかアタリを出してくれないんだから。
こんなに待てるようになったってことは・・・オラも大人になったんだすな。(年を取っただけだってが)

昼過ぎようやく雨が小振りになってきたと思ったら、今度は強風が吹き荒れてきた。
浮子が左右にシモリますますアタリが遠退く。
昨日オデコを喰らった爺っちゃまがオラの釣りを暫く眺めていて「ここの場所だら釣れるんだ、あっちにはへらが居ないんだ」と言いながらとうとう竿を出さず終いで帰っていたけど、あんたが昨日釣ってた場所で先週S藤氏が50枚以上釣ってるんですけど。

             
   
ちゃんと棚を測り直さなくてもいいのかい?     午後からやって来た常連さんも大苦戦

1時30分、そんなこんなしているうちに法事を終えた(途中で抜け出してきた)S藤氏が戻ってきて、時間を惜しむようにエサ打ちを開始する。
釣りたい一心で、棚も測り直さず、そんなに慌ててエサを作って大丈夫かい?
案の定、イマイチ地合を作ることができず浮子の動きも不規則まま時間だけが過ぎる。
時間が10分20分余計に掛かっても妥協せず正確に棚を測り、キッチリ量って作ったエサの方が間違いなく釣れ続くんだから・・・「急いては事を仕損じる」だす。

                
             
残念ながら、上がりべらがスレで40枚には届かず終い

そうして納竿の4時まで頑張ったものの、S藤氏の第二ラウンドは4枚追加したのみでトータル20枚
オラは「おしっ、この上がりべらで40枚!」と喜んだけど・・・スレでアウト!残念ながら今日の釣果は39枚だったす。














2011年11月26日(土)


・・・・急激に水温が下がったので、真冬モードに切り替えだす・・・



冬眠暁を覚えず?・・・このまま起きないと一日中寝ていそうな気配に、こりゃ〜いかんと根性で布団から這い出す。
既に10時を過ぎており、カーテンを開け放つと久々の青空が覗いている。

  
窓の外は久々の青空        日陰ではABSが効きまくり     十二所までやって来ると雪がない

積もった雪をかいて釣り座を構える覚悟をして手代沼へ向かう。
鹿角ではシャーベット路面にガガガッ・ガガガッとABSを効かせながら走っていたのに、十二所を過ぎたあたりから路面は乾燥、田んぼにも殆ど雪が残ってないのだ。
うむ〜、鹿角の雪はいったい何だったのよ。

             
    
 浮子は全く動かないみたい           取水塔へ向かって打ってるのがS藤氏

手代沼へ着いたのは正午丁度。
先客はS藤氏と地元の常連さんが5人、堰堤に入っていた二人は「今日は全くアタリがなかった」とグズグズ言いながら後片付けの準備をしている。
早朝6時30分から竿を振っているS藤氏は、バランスの底釣りで14枚の釣果。
ビュンビュン音を出しながら回し振りで竿を振ってそれなりの釣果しか出ていない常連さんたちから見れば、S藤氏は上級者に見えているかも?・・・まさかへらを始めて未だ一ヶ月とは誰も気付かないべさ。(オラの教え方が上手いもんだから)

             
     
オラはいつもの定位置だす         底釣りのS藤氏が正面でバンバン竿を絞るのだ

強い風があちこちから回って吹き捲るので、少しでも風の影響を避けるべく取水塔正面の階段下へお座敷を構える。
あれっ、今日は13尺の和竿を振ってみるつもりでやって来たのに、此処のポイントでは精々10尺まで、残念ながら13尺はなんぼしても無理だす。
9尺棚一本のコンニャクのセット釣りを試みたのだが・・・何となくへらの気配はあるものの、2時までアタリもサワリも何〜んもなし。
タップリ睡眠を取ったのでオラの体調はバッチシなんだども、へらの活性は最悪だす。
底釣りをやっているS藤氏はスレに悩まされながらも順調に竿を絞っている。

  
本日の一枚目(記念にパチリ)   はい、本日の上がりべら      真冬モードに切替が必要だすな

さすがのオラもついに我慢の限界を超え、グルテンセットの底釣りに変更・・・バラケはコンニャクセットで使ってたやつをそのままギュ〜ッと押さえてエアーを抜いただけ。
一投目からサワリが出て、ついに2時30分本日の一枚目が竿を絞った・・・今日はオデコを覚悟していたから、これでホッと一息。
そうして納竿の4時まで、底釣り1時間30分15枚の釣果・・・S藤氏も午後から15枚で本日29枚の釣果。

これだけ急激に水温が下がったので、へらの活性が一気に低下して真冬モードになってしまったみたい。
依って、今までの釣り方ではサワリすら出ない状況なので、頭の切替も必須だすな。














2011年11月20日(日)


・・・「おでこ」覚悟で糸こんにゃくの試し釣り・・・



昨日は一日中降り続いていた雨に、超〜退屈な軟禁生活を余儀なくされたもんだから、今日は誰が何と言おうと、少しくらいお天気が悪くとも・・・遊びさ行くのだ。

             
     
増水赤だし味噌汁の米代川          オラの頭頂部みたいにスカスカになった木々

雨上がりで妙に気温が生暖かく米代川は増水赤だし味噌汁状態・・・鮎釣りだったら、今日一日アウトだす。
最後のひと華とばかりに、山道を終わりかけの紅葉が黄金色に染めている・・・きれいだけど、何となく侘しいような。

  
マッシュとか新べらグルテンとか  皆さん長竿の底釣りなのだ     竿頭はブッチギリでS藤氏

手代沼では日研大館支部8名がささやかな例会を開催している・・・先週放流した新べらを狙っての例会だすな。(今日が今年最後の例会だという)
他に、常連さん4〜5人が竿を出している。

  
ヒエ〜ッ!雨が吹き込む      アメニモマケズカゼニモマケズ   浮子が見えねぇ〜

昨日もあの雨の中一日竿を出していたS藤氏、今朝も6時40分から餌打ちを始めて既に30枚ほど釣っている。
例会組みも含め、皆さん長竿の底釣りをやっているので、短竿(9尺)棚一本のセット釣りのオラの浮子だけが手前に引っ込んでいる。
これだけ水温が低くなれば、底釣りがセオリーなんだろうけど、オラは昨日一生懸命キッチン鋏でチョキチョキやった糸こんにゃくのサナギ漬けのテストをするのだ。

  
対岸で頑張っている二人      やっと穏やかになったす   いかの塩辛?糸こんにゃくのサナギ漬け

10時、餌打ちを開始するも・・・浮子が動く気配は全くない。
さすがに、長竿にずら〜っと並ばれるとアタリが出るまでに時間を要する。
30分後にようやくサワリが出始め、一枚目が釣れたのは1時間後の11時・・・今日は糸こんにゃくと心中して「おでこ」喰らうのを覚悟していたから、これでホッと一息。(糸こんにゃくでも釣れるっちゃ)

  
コンニャクを食ってきたとは、エライ!  何となく葉っぱが攻めてきたような  あいや〜、勘弁してけれ

抜き系のバラケから入ったのだが、クワセがぶら下がってしまうといくら待ってもアタリがでない。
そこで、粘りのある麩(天々)を徐々に加えながら馴染み際のアタリに的を絞る。
こんにゃくはハリ持ちが良いので、カラツン地獄でもハリ抜けしないのだが、クワセのハリが小さすぎるとスッとアワセた瞬間ズズーッって感覚で口の中からすっぽ抜けているような気がするんだわ。
ははぁ〜んということで、クワセのハリをイブキの03号から針先がこんにゃくからシッカリ出る関スレの3号に替えたら、ちゃんと乗るようになったのす。

  
この沼の主のオバチャン(優勝者) 浮子が動かなくなってしまった   新べらだす

日が射したのも束の間、土砂降り、強風、小雨、晴れ間、土砂降り、強風と今日のお天気は目まぐるしく変わる。
昼を過ぎると時間と共に気温が下がり、頬を指す風は冷たく、指先が悴んで餌付けが儘ならない。

  
雨が上がったのでそろそろお片付け  やめる頃になると風が止むのね  こんにゃくで28枚!

例会優勝者の釣果は7kgちょっとで35枚(スレ込み)・・・両ダンゴの底釣りを教科書どおりキッチリマスターしているS藤氏はスレをカウントせず50枚オーバー!
「おでこ」覚悟だったオラは、バラケ合わせに苦労しながらもどうにかこうにか28枚の釣果・・・糸こんにゃくでも、ちゃんと釣れるということが証明できて良かったす。

今日良かったバラケは、やや重くて空気を含んだネバボソが正解だったみたいだす。
でも、さすがにこれだけ水温が下がるとへらはもう湧かないのね。














2011年11月13日(日)


・・・へらを始めて一ヶ月にも満たない弟子に負けるってが・・・



午前中、時折強く降っていた雨も上がったので、ふら〜っと手代沼へ・・・。
日研大館支部の人たちが沢山集まっているので何事がかと思ったら、間もなく新べらが到着するのだと言う。

早朝から護岸奥で10尺の竿を出しているS藤氏・・・既に30枚ほど釣っていて、目標を50枚超に定めている。
昼ごろ到着した新べら、S藤氏も皆んなと一緒にトラックから降ろすお手伝い。

  
おっ、やってるやってる      新べら放流作業          護岸の奥は、何たら遠いこと

新べら放流が終わってから、オラも護岸奥へ・・・何たら遠いこと。
此処は遠浅だから10尺で棚が1m程しかないので否応なしに底釣り。
餌は定番のダンゴの底釣り夏1杯冬1杯マッハ1杯水1.5杯

  
お約束の新べら狙い        隣でビシバシ煽ること       薄っすら、青空が・・・

取水塔脇では日研大館支部の人たちがずら〜っと並んで新べらを狙っているも、かなり苦戦を強いられている・・・だいたい、肝心の新べらは水面をザワつかせながら沼のど真ん中を徘徊しているべさ。

  
新べらではないけど、きれいだすべ  惜しくも失速・・・       オラも底釣りの修行が必要かも?

オラの餌は、ちょいと柔らかめに作ってしまいバラケ過ぎ・・・浮子の動きが今ひとつ精彩に欠ける。
固めのシッカリしたダンゴを打っているS藤氏は、隣でビシバシアワセを決めて竿を絞っている・・・へらを始めて一ヶ月にも満たない弟子に負けているのだ。

そうして、4時までの3時間半でようやく20枚の釣果。
S藤氏も最後に作った餌がちょっと柔らか過ぎたのか失速・・・とうとう50枚には届かず泣きの48枚、50枚超の目標は次回に持ち越しだすな。














2011年11月12日(土)


・・・例会で引っ張り合いの廻戸沼に完敗・・・



朝靄の中、本来の目的であるフォグランプを点灯してカメムシの巣窟廻戸沼へと車を走らせる。
南畑大谷地地区まで登って来ると、靄もすっかり取れ青空に変わった・・・紺碧の空の下、アクセルワークにも力が入る。
沢内村の集落まで下って来ると、再び幻想的な靄に包まれた・・・ってことは、標高の高いところだけが青空だったのね。

  
朝靄に包まれた安庭橋       紺碧の秋空            9時を過ぎても朝靄は晴れない

薄靄に包まれた廻戸沼では10人規模の例会が開催されている。
支障は既に到着し、オラが来るのを待っていた。

  
いいねいいね、幻想的な絵だすな  やっと、靄が取れてきた      日陰は寒いこと

程なくして到着したsu-sanと三人並んで釣り座を構える。
ここ廻戸沼はへらの絶対数が薄いので、例会が入ると引っ張り合いをして共倒れをしてしまうのだ。
su-sanは10尺の底釣り、オラは9尺のウドンのセット、支障は15尺の底とてんでんバラバラの釣り方。

             
     
なんたら気持ちの良い秋晴れだこと!     オラたちの釣り座にも日が当たりポカポカ

オラは手代沼で決まった開きを抑えた軽いバラケにクワセは感嘆。
時々竿を絞っていた例会組みも、朝靄が晴れると同時にパッタリアタリが途絶えてしまったようだ。
オラたちの浮子も沈黙の要塞
ようやく竿を絞ったのは1時間後で11時を過ぎていた・・・しかし、スレだす。
そんな時I藤氏から電話が入り、鶴岡からこちらにやって来ると言う・・・あっ、「全然釣れないよ」と言うのを忘れたわい。

      
尻尾掛かりでアウト!       ようやく1枚釣れたので、パチリ      神様トンボのご夫婦

長竿の支障は時々竿を絞るのだが・・・遠くから見たら分からないけど、尽くスレ。
su-sanもスレに悩まされている。
宙をやっているオラの浮子はサッパリ動かず、ボール一杯の餌を打ってスレ1枚のオデコ
二杯目のバラケは比重を加えるため、S-DESIGNの赤3杯+S-DESIGNの青2杯水1杯と、粒戦1杯とろスイミー0.5杯水1杯を別ボールで作り合体させる。
クワセはへらにこれだで作った感嘆、ハリスを90cmと長めにセッティングしてみる。
これが功を奏したと言うほどではないが、スレながらも浮子が動くようになりようやく竿を絞り始めた。

             
     
セーフだども、飲み込んでるってが        鬼アワセ炸裂のI藤氏

そうこうしている時、鶴岡からやって来たI藤氏が到着。
オラに「餌をくれ」と言うから「バッグから好きなのを持って行け」と言ったら、オラの餌ボールからようやく調子が出てきたバラケをごっそり持って行きやがんの。
このバラケを使い切り、次は更にボソバラケではど〜だべと、S-DESIGNの赤4杯粒戦1杯水1.5杯のバラケを試してみたが・・・浮子が全く動かなくなり、4時頃までノーアタリのまま納竿を迎えた。
結局今日の釣果は、二杯目のバラケで釣った6枚のみ・・・例会で引っ張り合いの廻戸沼に完敗だす。

             
     
たった6枚・・・当然予選落ちだす        ちゃんとへらは居るんだっちゃ

うむ〜、この状況下で確実に釣果を残すには、きっちりとしたバランスの底釣り(ウワズリ厳禁)しかなんだべか?














2011年11月05日(土)


・・・バラケ餌のたかが1杯されど1杯の恐ろしさを実感・・・



日曜日にI藤氏と古川の池で竿を並べる約束をしていたのだが、お天気が崩れるようなので残念ながら取り止めと相成った。
お天気がいいのは今日まで・・・S藤氏が「朝早く行って短竿のチョウチン釣りが出来る場所を確保しておきますから」と言ってくれたので、お言葉に甘えて手代沼へ向った。

             
     
今日も暑くなりそうだす            このでっかい銀杏は名のある木みたい

S藤氏は取水塔脇の一等地をシッカリ陣取っていた。
この沼で竿を出しているのはS藤氏の他に常連さんが3人だけ・・・どうやら他の常連さんたちは、尺上狙いで下の沼へ行ってるようだ。

              
     
突端をシッカリ陣取っていたすな         おっ、釣れてるじゃん

S藤氏は6時40分から底釣りのエサ打ちを開始し、既にカウンターは15枚を示していた。
オラは8尺チョウチンのセット釣り。
バラケはS-DESIGNの赤3杯青1杯水1杯、クワセは感嘆に水の代わりにへらにこれだ!!で作ったやつ。(丁度、粒戦くらいの重さがあるのだ)

  
オラは取水塔へ向って       常連さんたちは大苦戦       尻尾がでかいべさ

9時30分エサ打ち開始!
たま〜に竿を絞るのはスレのみで、ようやく口を使ってくれたのは1時間後の10時30分だよ。(ホッ、これでオデコは逃れたす)
ど〜やら、バラケは重くてバラケ過ぎみたいだし、クワセも重過ぎるようだす。
とりあえず、バラケはこのボールに作ってある分を使い切るまで色々試してみるつもりだが、クワセは諦め比較的軽い力玉に替えてみる。
それでも口を使ってくれるのは散発的で、このバラケを使い切ったお昼まででようやくツ抜け10枚

  
お〜し、食ってる食ってる     きれいなへらだすべ        常連さんはギブアップ

第2ラウンドは、開きをやや抑えた軽いバラケということで、S-DESIGNの赤1杯青3杯黄1杯水1杯、クワセは水で作った普通の感嘆
この配合がバッチシ決まり、このバラケを使い切った3時まででカウンターは40枚

  
ご家族で・・・何か釣れればいいなぁ〜  おっしゃ〜、リャンコウだす  片方はアッパーだったす

第3ラウンドも引き続き同じ配合のバラケを作るつもりだったが、S-DESIGNの赤1杯青2杯黄2杯水1杯と間違えてしまったのだ・・・の分量を1杯づつ間違えたのだ。
若干粘りが強くなってしまったけど、まっ、いいかってことで第3ラウンドを開始するも・・・今までが嘘だったみたいに全くアタリがないのだ。
手水を加えて柔らかくしてみたり、マッハを加えて開きを促してみたりと色々弄くり回しても、第2ラウンドのようなアタリはとうとう復活せず、納竿の4時20分までに僅か9枚追加しただけで49枚・・・50枚目の上がりべらが釣れないままTHE・END!
底釣りのS藤氏は、途中失速し30枚強の釣果でした。

                
               
あと1枚・・・上がりべらが釣れなかった

配合を間違えたと気付いたらすぐに作り直せば良かったのに、勿体ないとセコイ真似をしたばっかしに、すっかり地合を崩してしまったのだ。(猛省
バラケ餌のたかが1杯されど1杯の恐ろしさを実感させられた一日だったす。














2011年11月03日(水)


・・・釣果はともかく、最高に嬉しかった一日・・・



今朝方まで降っていた雨も上がり、暖かくなりそうなお天気を予想させる朝靄に包まれている。
いつものとおり出勤時間(8時過ぎ)にアパートを出発し、いつものとおりに手代沼を目指す。

  
朝靄に煙る久保田橋シモ      浅利佐助商店前の瀬        末広橋カミ

途中、03号のハリスを買おうと大館市内の渡正釣具店へ立ち寄るも・・・取り扱っていない。
ほんじゃ〜、エサでもと物色するも・・・底ダンゴの夏もないし、S-DESIGNなど当然ある訳ない。(ふまつげんのエサは売れ残っていたっけ)
代わりに、既に廃版になっている「へらにこれだ!!」定価500円100円になっていたので、これはラッキイとばかりに全部(8本)買占めてきたす。

  
土深井の田んぼには白鳥が    渡正釣具店(おばちゃんは良い人なんだが)   へらにこれだ!!

今日も、薄っすら朝靄が残る手代沼にS藤氏が対岸にポツンとひとり竿を出している。
早朝6時半から竿を出していて5枚の釣果・・・初アタリが出るまでに30分を要したらしい。
それでも、棚取りなど基本どおりにシッカリやってるとみえ、ちゃんとした浮子の動きを出している。

  
あんなに遠くまで行かなくても   おっ、釣れてるっちゃ       スーコープでアタリを・・・

こちら対岸は、なだらかな駆け上がりになっているので短竿ではかっつけ以外は無理、従って残念ながら、セットは諦めることにする。
まずは18尺底釣りから始めてみる。
棚は1本半と中途半端な深さなのだが、たまには18尺の竿も伸ばしてあげないと錆びてしまうもんね。
エサはダンゴの底釣り夏1杯+ダンゴの底釣り冬1杯+バラケマッハ1杯+水1.5杯のオーソドックスな配合。
程なくして竿を絞るが風による流れで浮子はシモるわ、葉っぱが邪魔するわでなかなか地合が続かない。
それでもお昼まででなんとか20枚、14尺のS藤氏もシッカリ20枚釣っている。
対岸の方が型が大きいとのことで、えっちらおっちらやって来たけど・・・8寸クラスで取水塔脇とあまり変わらないべさ、ただ全てきれいなへらでガサべらは居ない。

  
その辺の爺っちゃまたちより上手くなったべさ  きれいなへらだす    一見穏やかだけど・・・風が

午後からは竿を12尺に替え、根性でウドンのセットを試みる・・・当然、川のような流れにアタリもサワリも出せず1時間でギブアップ!(午後になってますます流れが早くなってきたのだ)
我々より更に奥のワンドへ入った人と、取水塔脇で竿を出していた人たちはとうとう1枚も釣れず早々に竿を畳んで帰って行った。

  
紅葉が眩しい(浮子が見えない)  この沼のへらは大人しいのだ    取水塔脇の爺ちゃまも大苦戦

そんなこんなしている時、一人の青年がやって来て「今年の春、へらにシマノの飛造り8尺と月山の浮子を持って行かれた方ですよね?」と問われたので「そうです」と答えると、何と「その竿と浮子を回収して私が持ってます」と言う・・・「貴方の竿は金の竿でしたか?それとも銀の竿でしたか?」とは聞いてくる訳ねぇ〜か。
ど〜やら、オラが竿を持って行かれたと聞いて、翌日ボートを出して沼の真ん中から回収してきてくれたのだ。
更に親切なことに、その竿をオラに返してあげようとして毎日朝夕この沼へ通って来たのだがとうとう逢えず仕舞いで半年も過ぎてしまったと言う。
それが、たまたまオラが今日此処へ来ていると人伝えに聞いて、わざわざ回収した竿と浮子を持って来てくれたのだ。
その青年曰く、「竿を持って行かれたことで、この沼が嫌いになられのが嫌だったので」って・・・なんたら優しいこと。
オラその親切が嬉しくて嬉しくて・・・浮子だけはセットが崩れてしまっていたので返して頂いたけど、竿はど〜ぞ使って下さいとそのまま差し上げたのだ。
そして、その竿の口栓は家にありますから次回お逢いした時にお渡ししましょうとお約束したのだ。

             
 釣られたのに気付いてないのか、写真を撮りやすいへらだよ  勘弁してけれ・・・葉っぱの逆襲

せっかく来たんだから並んで竿を出しましょうってことで、青年はオラの右隣に釣り台を構えた。
オラも竿を14尺に替え、底釣りのエサを作り直す。
そうして、早い流れに翻弄されながらも納竿の4時半まで頑張り通して40枚の釣果。(セット釣りを試みた1時間が只々無駄な時間だったす)
S藤氏は午後からの早い流れに失速し31枚の釣果・・・この悪条件下に、周りの爺っちゃま達が軒並みオデコを喰らっているのに、シッカリ釣れるようになったんだから、もう一人前だすな。

  
とても親切で優しい青年      対岸の山に虹が掛かって      これでは、予選通過は無理かも

今日一日雨は降らない予報だったのにザーッと来るし、予想外に早い流れや葉っぱの逆襲に翻弄されっぱなしで釣果はイマイチだったけど、すっかり諦めていた竿と浮子が戻ってくるなんて・・・釣果はともかく、最高に嬉しかった一日だす














2011年10月29日(土)


・・・初心者へら鮒釣り教室(底釣り編)・・・



今日は、すっかりへら中毒になってしまった同僚S籐氏の横に並んで、一日目一杯指導してあげるのだ。
釣りたい病が抑えられないS籐氏は「朝早く行って一番良い場所を取ってるから」と言っている。
はいはい、オラは通常の出勤時間にアパートを出発しますから。

             
     
いつもの朝靄通勤路               朝靄が消えかけてきた末広地区

お天気が良くなる兆候の朝靄に包まれた田んぼ道を大館方面へ向う。
薄靄に包まれた手代沼には常連さんは一人も居らず、取水塔脇の突端にS籐氏が一人ポツンと竿を出していた。

             
     
手代沼の直ぐ下の道端の紅葉           薄靄の突端にS籐氏がポツンと一人

早朝6時30分にはやって来て、適当な底々の釣りをやっていたけど釣果は2枚
なんぼなんでも、その3Dの急峻な駆け上がりでの底釣りは無謀だすべ・・・オラと平行に並んで、岸から直角に沖に向って竿を出すべし。

  
きちっと棚を取るときれいなアタリが出るべ  きれいなへらだす    此処にはナマズが住んでるのね

本日のカリキュラムは、午前中両ダンゴの底釣りをやって、午後からは両グルテンの底釣りですから。
両ダンゴは一番オーソドックスな、ダンゴの底釣り夏1杯+ダンゴの底釣り冬1杯+バラケマッハ1杯+水1.5杯の配合。
棚の取り方は・・・それだら斜めに水深を測ってるから云々ゴチャゴチャ、ハリスの長さは云々ゴチャゴチャとレクチャーしながらオラも全く同じ仕掛けとエサを準備する。
実際に隣で全く同じ釣り方をしないことには、的確なアドバイスが出来ないもんね。
アタリはど〜でも、まずはナジミ巾とトップの戻りだけをチェックしてあげれば底釣りは勝手に釣れるもんである。
久々に底釣りをやったオラの釣果は、お昼までの約3時間40枚だからぎりぎりで予選通過のペースかな。

  
爽やかな秋晴れだす!       あづくなってきた         はい、リャンコウだす

昼食後はわたグルに粒戦を塗した両グルテンの底釣り。
しかし今の時期、わたグルでは軽過ぎて非常に釣り辛い。
S籐氏はわたグルを諦め、ちょっと重いグルテン5を固めに作り変える。
オラは上ずりに気遣いながら根性でわたグルを使い続けるも、東からの風が次第に強まり浮子が右から左へどんどん流されるようになり、アタリもサワリもパッタリなくなってしまった。

ここはひとつ、出来るだけ重いエサを打って浮子の流れを止めるしかないので、ダンゴの底釣り夏1杯+ダンゴの底釣り冬1杯+水1杯の重くて開きの少ない両ダンゴに変更。
これでようやくアタリが復活し、再びポツリポツリのペースで竿を絞るようになった。
強い東風はとうとう夕方まで止むことはなく、失速したままのペースで4時の納竿を迎え63枚の釣果。(これでは予選落ち)
S籐氏も今日一日で2〜30枚は釣ったし、棚の取り方、ダンゴとグルテンの作り方や使い方など底釣りの何たるかを少しは理解出来たすべ。

  
ヒョ〜ッ良い型だよ        ドテッと良型は上がりべら     これだば予選通過は無理だすな

S籐氏は明日も(雨でも)手代沼へ来ると言ってたから、今日学習したことの復習戦だすな。
今回だけは「何がなんでもセット釣り」の拘りを捨て、へら釣り(底釣り)の講師を務めさせて頂きましたが、次回からは再び拘りのセット釣りを行いますから。














2011年10月20日(木)


・・・京作の試し釣り&へら釣り体験教室・・・



今度の土日はまたもや傘マーク・・・天気が良いのは明日まで。
小池さん御用達の京作(9尺)を購入してみたので、早速試し釣りをばと休みを取得したのだ。
京作を室内で振ってみた感じは、廉価な竿のような軽ピン先調子でちょいとガッカリしたのが本音だす。

             
     
大昔の若妻会?沿道の草むしり作業      無風快晴爽やかな秋晴れ!最高の釣り日和

その京作を携え手代沼へ・・・。
この沼の常連さん3人が、あちこち離れて竿を出している。
取水塔右脇突端のゴールデンポイントにはいつもの常連さんが入っているので、オラもいつもの取水塔正面階段下へ・・・何だか、階段下がオラの定位置になってしまったみたい。

  
この常連さんいつもの堰堤西側   この常連さんは日当たりの良い堰堤 この常連さんはいつもの突端

突端の常連さんは、ウドンセットのかっつけで飽きない程度に竿を絞っているが、どうやらスレが多いようだ。
オラは当然棚一本半のウドンのセット・・・いつものようにS-DESIGNの2杯とS-DESIGNの3杯水1杯の元バラケ、クワセは感嘆でスタートする。
おろっ、京作は軽ピン先調子でスカスカな竿だと思っていたら、なんもなんも・・・実際に仕掛付けて振ってみると、軽い仕掛でも竿が楽に運んでくれるし、へらが掛かればスムーズに胴に乗りきれいな弧を描くのだ・・・いいねいいね、気に入ったす。

  
まずはバラケから・・・      このかっつけの人は上手いよ!   ようやくクワセを食べ始めたす

始めはお約束でバラケを食ってくる。
60cmからスタートした下バリのハリスを少しずつ詰めていき、20cmまで詰めたところでようやくクワセを食べてくれるようになった。
しかしそれも束の間、再び食わせにばっかしアタるようになってしまったので、バラケに粒戦ふた握り加えてへらが下を向くようにする。
すると今度は、下バリのハリスが短いような気配・・・40cmまで伸ばしたところで順調にクワセを食べてくれるようになった。
昼食を挟んで1時30分頃までに35枚

  
京作は良い竿だす         バラケが合えば順調に・・・    オラの釣りはここまで

「へら釣りを始めたい」と言って、釣り台、竿、竿掛け、浮子、へらバッグ、竿ケース、浮子箱などへら道具一式をネット注文した同僚が業務巡回にやって来た。
「ほんじゃ〜、ここに座って釣ってみな」と、早速へら釣り体験教室を実施することにする。
なんぼなんでも、初心者にいきなりバサバサバラケで回転の速いセット釣りをやれというのは無理だべさ。
竿を10尺に替えてバランスの底釣りを体験してもらいます。
ありゃ、そ〜いえばここ最近は底釣りのエサなんてバッグに入れてなかったんだ。
それでも何か入ってないべかとバッグの底を漁ってみると、辛うじてダンゴの底釣り夏が出てきた・・・おしっ、エサはダンゴの底釣り夏の単品だす。
棚取りの方法、振り込み方、エサの付け方、アタリの出方などひととおり講釈して・・・はい、やってみな。

             
     
エサ付けが難しいけど・・・           面白い面白い、こりゃぁ〜嵌まるわ

へらをやったことがない人は、エサをきれいに丸めてハリ付けするのって至難の業なのね。
それでもど〜にかエサを付けて振り込めば、一応教科書どおりに浮子が動いてチクッとアタリへらが釣れるのだ。
しかし、エサ付けがだんだん大きくなり(小さく丸められないのだ)、馴染む前の早合わせなんかをやるもんだからあっという間に上ずってしまい、へらの絨毯というよりへらの筒にしてしまったのだ。
当然、浮子は揉まれるけど食いアタリは出ずスレの連発!・・・それでも竿を絞れば体験教室は楽しいのだ。
そうしてへら釣り体験教室は夕方4時30分まで続き、同僚はへらの面白さにすっかり嵌まってしまったのだ。

ネット注文したへら道具が送られてくるのが楽しみだすな・・・因みに、初めてへらをやるのに座布団はシマノだし釣り台はウルトラ銀閣だって!














2011年10月16日(日)


・・・大荒れのお天気に降参して早上がり退散した手代沼・・・



いまひとつパッとしない空模様、風邪気味で体と瞼が重い。
それでもへら釣りにだけは何としても出掛けたい。
意を決してフリースを着込み、鼻水をかみながら手代沼へ向かう。

             
     
怪しい空模様の手代沼              強風に巻かれながら根性の釣り

10時手代沼に到着すると強風吹き荒れる中、4人が並んで竿を出している。
大荒れしそうな怪しい空模様に備えて、竿ケースやへらバッグは車から降ろさず必要最小限の物だけをビニール袋へ入れて釣り座まで持って行く。
なぬっ、釣り台に座って竿掛けをセットした途端、いきなりボツボツと大粒の雨が落ちてきた。
あいやぁ〜、パラソルを広げる間もなく猛烈な風雨に襲われ、あっという間にずぶ濡れ。

  
ひぇ〜っ!降ってきたよ      滝行の浮子?           あららら、キノコだよ

そんな中、S-DESIGNの2杯とS-DESIGNの3杯水1杯の元バラケを作る。
根性でエサ打ちを始めるも、取水塔から滴り落ちる雨垂れに浮子はシッチャカメッチャカな動きをし、サワリもヘッタクレも分かりゃしない。
隣の爺っちゃまのパラソルをキノコにしてしまうほど、猛烈な風雨なのだ。
雨が小降りになり、浮子の動きが良く分かるようになったものの・・・浮子は微動だにしない。
エサ打ち開始後30分ほどしてようやくサワリが出始め、ナジミ際の止めが入るようになるまでには更に15分ほどの時間を要した。

  
きれいな背掛かりだすべ      紅葉の走り            バッグと竿ケースは車の中だよ

モヤモヤだけで明確なアタリが出ないのはバラケが軽くて開き過ぎと判断・・・元バラケにS-DESIGNの1杯粒戦一握り加えて比重と粘りを付ける。
手直しの効果はすぐに表れ、ポツポツだがスパッと消し込むアタリでクワセに口を使ってくれるようになった。
風は相変わらず強いけど、お天気はすっかり回復し秋晴れに変わった・・・正午でようやくツ抜けだす。
先客の4人は強風にめげて早上がりをする様だ。

  
この秋晴れも束の間・・・     順調に掛かり始めたのに      今日はこれで降参します

昼食後は、更にアタリを明確にするため下ハリスを少しづつ詰めていき、15cmまで詰めたところでいい感じのフィーリングを掴む。
さて、これから一気に捲くり体制だと思ったのも束の間・・・西の空から真っ黒な雲が迫ってきた。
あいやぁ〜、何でこう〜なるんだべ・・・とりあえず、一滴でも雨粒が落ちて来ようもんならすぐに片付けられるようにと心の準備をしておく。
こうなるといつ降り出すかと気が気でなくて、もう〜浮子に集中出来なくなってしまうもんなのね・・・今のうちにカウンターをパチリ!(この26枚の後、1枚も釣れなかったのだ)
案の定、程なくしてバケツをひっくり返したような猛烈な風雨が襲ってきた。
ずぶ濡れになりながら車に道具をぶち込み、ほうほうの体で車の中に避難をする。
まだ1時30分だけど、今日のところはこの大荒れのお天気に降参して早上がり退散します。

                
             
お世話になりました・・・もう〜、晴れてやがんの

Tecc land YAMADAの屋内駐車場をお借りしてずぶ濡れの服を着替え、ベチャベチャになった道具をお片付け・・・なぬっ、着替えを終えた途端、青空になってきたってが!














2011年10月11日(火)


・・・なんちゃって枯法師は、掛けた後が楽しい竿だす・・・



雫石NISSANでオイル交換を済ませ、急いで鹿角へ戻りへら道具を積み込み大館へ・・・ちょっと風が強いけど、何とかなるべ。

  
強風がグルグル回っている     時折静かになるけど・・・     やっぱ、此処しかないんだべか?

手代沼へ付いたのは1時ちょっと前だから、夕方4時までやれば3時間は遊べるべ。
強風だからなのか、釣り人は一人も居ない。
この沼の一番のポイント取水塔右脇の突端が空いているけど、風が回っている。
暫く思案し、やはり風の当たらないいつものポイント(取水塔正面の階段)へ釣り座を構えることにする。
せっかく誰も居なくて一番のポイントが空いているのに、何が悲しくてこの狭苦しい場所に釣り台を設置しねばねぇ〜ってよ。

             
     
赤い座布団が若々しいべ           取水塔の壁スレスレにエサを振り込むのだ

竿掛けをセットしなんちゃって枯法師を繋いでいたら、「その場所、止めるのか?」と頭上から声が掛かった。
「いや、これから始めるところです」と答えると、爺ちゃまは「なんだ」と残念そうに言いながら風の当たらない東側の浅場の方へ釣り台を担いで行った。

活性は低いだろうと読んで、S-DESIGNの3杯とS-DESIGNの2杯水1杯の軽めのバラケを作り、クワセは感嘆でスタート・・・10尺棚一本だす。

  
バラケを食べて尾頭付き      あららら、目玉掛かり       今度は、ムッちゃんだってが

活性が低いどころかアッという間にへらの絨毯になり、お約束のカラツン&スレ地獄
たまにカウンターを押せるのは、上バリのバラケを食ってくれた時だけなのだ。
この軽めのバラケで1時間ほど頑張ってみるも、下バリのクワセを食べてくれたのはたった1枚だけ。

             
     
ようやくクワセを食ってきた           そんなに引っ張ったら口が伸びるべ

うむ〜、バラケが軽すぎて完全に上ずっているものと判断し、重いバラケに作り変える。
今度はS-DESIGNの3杯とS-DESIGNの2杯水1杯、それに粒戦一握り加える。
クワセの嘆にも粒戦を押し込んで比重を付ける。
浮子のトップを3節ほどしっかり馴染ませてからの強いアタリを取っていくと、クワセにきちっと乗るようになってきた。
いつの間にか、東側の浅場の方へ行っていた爺っちゃまがオラの背後に座っていて「あんたみたいな宙釣りが出来れば良いんだけど、オラは底釣りしか出来ないから、全然釣れなかった」と愚痴をこぼし、「ほんじゃ〜、頑張って」と言い残し早上がりをして行った。

             
     
15分残業してキリの良い50枚!          樹海ドームの脇に夕日が沈む

重いバラケに変えてからは、バラケを食ってくることはなくなり順調にカウンターの数字が増えていく。
そうして、終了予定時間の4時からプラス15分間の残業をしてカウンターの数字をキリの良い50枚に合わせる。
水温が若干下がったためか、へらは一時期よりも落ち着きを取り戻し大分扱いやすくなってきたし、今後寒くなるに従いどう変化していくのか楽しみになってきたす。


【インプレッション】
なんちゃって枯法師はカルピン(軽すぎて先調子)なので振り込みがちょいとやりづらいけど、へらが掛かればきれいに胴に乗り竿を立てているだけで思いの外竿が仕事をしてくれる掛けた後が楽しい竿だす。(キッパリ!)














2011年10月02日(日)


・・・今日も天候が荒れ、中途半端な竿出しだった南畑池・・・



今にも泣き出しそうな空模様だが、せめて3時過ぎまでは持つだろうと前向きに考え南畑池へと向った。
ゆみさんお薦めのなんちゃって枯法師の調子を確認するんだから。

取水口の左側に陣取っていた先客は、竿を畳み釣り台を片付けていた。
状況を尋ねると、ジャミがめちゃくちゃ多くて10枚ほどしか釣れなかったと言う。

  
今にも泣き出しそうな空模様    取水口付近は風が当たらない    取水口の右脇に釣り台を設置

オラは取水口の右側に釣り台を設置しエサを作り終えた途端・・・雨がポツポツと降り出してくるってが。
このまま釣り台を畳むのはあまりにも悔しいので、せっかく作ったエサを使い切るまで竿を出してみることにする。
パラソルを開いて、エサ打ち開始。
一投目からジャミの猛攻を受け、浮子がめちゃくちゃ揉まれる。
ジャミの一荷が連発するも、へらが寄って来ないことにはどうにもならないのでひたすらエサを打ち続ける。
そのうち、水面のジャミがバシャッと跳ねながらいっせいに散ると、浮子が大人しく馴染みスパッと消し込む。
8寸ほどのへらなのだが・・・バラケを食ってやがんの。
その後暫くジャミに翻弄されるも、またもや水面のジャミがバシャッと跳ねながらいっせいに散り、今度は7寸のへらが食わせ(感嘆)を食ってきた。

         
   
なんちゃって枯法師    なぬっ、雨が降り出してきたってが  バラケを食っても1枚は1枚だす

せっかくsu-sanがやって来たというのに、雨は止む気配がない。
その後も休まずエサ打ちを続けるも、へらは寄って来ることなく間もなくエサ切れ。
丁度、雨も小降りになってきたので急いでお片付け・・・su-sanがお手伝いをしてくれる。

結局、ジャミの猛攻でへらを掛けたのはたったの2枚だけ。
それも掌に毛が生えた程度(7〜8寸)だから、竿の調子なんてさっぱり分からなかったす。
尺べらをガンガン掛けた時にどうなるかは次回に持ち越しということで、今日のところはこの辺で勘弁してやりませう。
考えてみたら、ここ南畑池に来ると必ず天候が荒れまともに一日竿中を出していたことがないのだ・・・今日も1時間ちょっとの中途半端な竿出しだったすもの。














2011年09年25日(日)


・・・三連荘の手代沼、気難しい超スレべらの攻略法は・・・



ひと夏楽しませてくれたオトリ鮎を「元気に過ごせよ」と声を掛けながら冷たい流れに放してきた。
これで、今シーズンのはキッパリ諦めました。

なんぼ魚影が濃いといっても、さすがに三連荘で超減水の手代沼では飽きるべさ。
そこで、釣れないのは承知の上で鷹巣中央公園へと向かった。
実は、何故か鷹巣中央公園とは相性が悪くて、夕方までゆっくり竿を出したことが一度もないんだわ。
途中で必ず天気が荒れて暴風雨になるんだもの。
おまけに、昨日、手代沼の常連さんから「鷹巣中央公園はすっかりダメになってしまって全く釣れない」という話を聞いたばかりなのだ。
だから、釣果は期待せず様子を伺いながら景色を楽しむつもりで望む筈だったのだが・・・。

             
     
鷹巣中央公園、水が腐ってドブ臭い        池の周りは毛虫だらけ

池の東半分はすっかりヒシで覆われ釣りなんぞ不可能な状況だし、西側は水が腐ってドブのような臭いが漂っているから、とてもこの水でエサを作ったり竿先を水に突っ込んだりする気にはなれないのだ。
更に致命的なのは、池の周囲の樹木にアメリカシロヒトリが異常発生しており、頭上から足下まで毛虫だらけなんだもの全身サワサワになりながら急いで逃げ出してきたもや。
そんな状況だからへら師は一人も見当たらず、ルアー小僧だけがあちこちで虚しいキャスティングを繰り返している。
残念だけど、此処は諦め手代沼へ・・・。



鷹巣経由で来たもんだから、手代沼へ着いた時には10時30分を過ぎていた。
うむ〜、今日も取水塔の周りにはゴミが溜まっている。
さて、ここはひとつゴミのストレスと戦うか、はたまた浅場の長竿セミかっつけで向かい風に立ち向かうストレスを選択するか、迷いどころだす。

  
結局、此処へ来てしまったわい   これくらいのゴミだば何とか    昨日も来てたけど、竿が立たない

結局、ゴミを避けながらの釣りでも水深のある取水塔前に釣り座を構えることに決める。
浮子の動かし方は昨日勉強済みなので、今日の課題は如何にして此処の気難しい超スレべらに口を使わせるか?だす。

  
こんなに減水してるのだ      いきなりバラケを食ってくるってが  やばい、ゴミがやって来た

浮子は月山浅ダナ壱号(一番小さいやつ)から試してみる。
これでエサ付けやらハリスの長さを取替えひっかえするも、なんぼしてもカラツン地獄から脱することができない。
要するに如何にクワセをゆっくり落下させるかだすから、ここはひとつ更に浮子のサイズを落とすべく碧舟ブラックチャカの一番小さいやつで、棚一本をユラユラ落下させてみる。
これが功を奏し、思惑どおりポツポツがだが口を使ってくれるようになった。

  
ルアーマンが入れ代わり立ち代り  釣り台の下もゴミだらけ      攻略の糸口が見えてきたかも?

地合が出来てようやく2〜3枚釣れたかと思うとゴミの大群が押し寄せて来るので、通り過ぎるまで暫し休憩タイムを強いられる。
ゴミがひと通り通過した後はまた一から地合作り、そして2〜3枚釣れた頃にまたまたゴミの大群が押し寄せてくるという繰り返し。
竿を出している時間より、ゴミが通り過ぎるのを待っている時間の方が断然長いように感じる。
この沼の常連のオバチャン(本人曰く、この沼の主だという)から「そんなゴミの溜まり場に居ないで、こっちの浅場に引っ越しておいで」と誘われるが、丁重にお断りする・・・んだってオラは、テーマを決めて竿を出しているんだから。

             
     
今秋初めてのリャンコウ             30枚に一歩及ばず

ゴミにイライラしても仕方がないので、ここはひとつ腹を括ってゴミと上手く付き合って釣りをするのだ。
ゴミが押し寄せてきた時には、固まった脚の運動だと思って散歩に出掛けたりしながら夕方の4時まで変則的な釣りを貫き通す。
何としても30枚は釣りたかったのだが、終盤になってからスレ地獄(何故か目玉掛かりがやたらに多い)に嵌まりカウンターの数字が進まなくなったままエサ切れで、29枚の釣果に終わってしまった。


(余談)
この沼の主のオバチャンの話に寄ると、この水位はこれから冬に向かってますます減水に転じ、沼の真ん中に馬の背が現れその馬の背に釣り台を設置して釣るのが一番面白いのだと言う。
ええ〜っ、これよりもっと水位が下がるなんて、オラ的には満水時のチョウチン釣りがいいんだけどなぁ〜。














2011年09月24日(土)


・・・頑として口を使ってくれない手代沼・・・



オラの定位置、取水塔前はゴミが溜まっているので今日は南側斜面の下へ釣り座を構えることにする。
先客は4名、朝7時30分からエサを打ってるけどまだ1枚も釣れてないと言う・・・なぬっ!
ここ南側斜面の下は、午前中一杯日陰になっているのでなんたら寒いこと。
この辺の棚は14〜15尺で一本弱しかないので、ウドンのセットをやるには否が応でもセミかっつけを強いられる。
さすがにこの浅い棚でをやるのは無謀なのか、オラの右隣の人は15尺棚一本弱の底釣り、左隣の人は15尺のドボン
オラは根性で14尺セミかっつけでキメてみるのだ・・・今年一杯は、ウドンのセットがお約束ですから。

             
     
皆さん気合が入っていないような        朝7時30分からエサを打ってるけど・・・

さて、昨夜考えた打開策は・・・!
溶け出した麩のおこぼれを専門に食べているガサべらを如何に押さえ込むか。
要するに、バラケを極力抑えてその下に居るやる気のあるへらを狙うという寸法なのだ。
従って、バラケは限りなくダンゴに近づければいいんでは?と考え、S-DESIGNの1杯とS-DESIGNの4杯1杯のブレンド・・・バラケというより軽いダンゴだす。
食わせも感嘆Uだと少し重いのでただの感嘆にし、下バリは関スレ1号にハリス02号・・・超繊細だすべ。

  
取水塔前と違って広々湖面     日陰は寒いこと          ロケーションはバツグンだす

10時、エサ打ち開始!
一投目からサワリが出るので、日陰の浅場でも魚影はすこぶる濃い。
二投目でいきなり竿を絞ったもんだから、周りの人たちから「早ぇ〜っ!」「すげぇ〜っ!」と感嘆の声が沸きあがるが・・・んっ、ヤベェ〜、誰も気付いていないだろうけど、実はアッパーだったのす。
浮子の動きはバラケを抑えることが的中したかのように、サワリを出しながら3節程ナジミ、2節返したところで教科書どおりの消し込みアタリが出るのだが・・・これがまた、尽くカラツンなのだ。
バラケの調整(大小、揉み加減、手水加減)、ハリスの長さ調整(60〜20cm)と思いつく限りを尽くすも、カラツン地獄は一向に治まる気配がない。
とにかくバラケを極力押さえ、ガサべらにだけは惑わされぬよう専念するだけで、やる気のあるへらが口を使ってくれるのを待つしかない。

  
へらはイマイチ大人しいのだ    バスルアーの若者         先客の皆さんは帰り支度を・・・

昼過ぎ、「全然ダメ、昨日と一緒だ」とか「ようやく1枚釣れたのが上がりべらだ」などと言いながら先客の皆さんたちは帰り支度を始める。
オラは昨日の反省を踏まえて手の限りを尽くしているんだから、せめてツ抜けをしねば帰られねぇ〜べさ。
先客の皆さんが帰ったので、水深のある取水塔の脇へ移動することも考えたけど・・・乗り掛かった船だすもの最後まで14尺セミかっつけで通します。(キッパリ!)
カップルがやって来たので、取水塔の脇へ釣り台を設置するよう促してあげた親切なヨースケさん。

  
バラケを食ってきた        いずれは釣り女!         昨日よりはマシだけど・・・?

そんなこんなで4時まで14尺セミかっつけで頑張り通すも、カウンターは14回押しただけだす。

浮子の動きは教科書どおりだすども、なして頑として口を使ってくれないんだべ?・・・クワセに問題があるんだべか?














2011年09月23日(金)


・・・オラの力量では太刀打ちできなかった初秋の手代沼・・・



久々の青空に身も心もウキウキ気分!
この3連休までは名残鮎を追い掛け回している予定だったのだが・・・台風15号により、へら釣りへ強制移行!

3ヶ月振りで大館の手代沼へ・・・。
まずはデイリーヤマザキへ立ち寄り、お約束の焼き立てパンを購入して。

             
   
もうちょっとパンの種類が多ければなぁ〜       3ヶ月振りの樹海ドーム

げっ、水位は満水から2.40mも下がってるってが。
先客は3名、「今回の台風がやって来るまでは、宙だろうが底だろうがビシバシ釣れていたのに、長雨が治まったら先日までが嘘だったみたいにパッタリ釣れなくなってしまった」などと、不吉なことを話している。

  
穏やかだけど減水し過ぎでないかい   げっ、ー2.40mだよ      不吉なことを言いながら・・・

オラはいつもの定位置、取水塔の真前に釣り座を構える。
今年一杯は何がなんでもウドンのセットをやると決めてるのだが、さすがにこれだけ減水すると一本半で底に着いてしまう。
上バリ関スレ7号ハリス7cm、下バリ関スレ3号ハリス60cm、バラケはS-DESIGNの赤の単品、クワセは感嘆U、棚は一本でスタート!(10時30分)

  
オラの定位置があんなに下へ・・・  この人はポツポツ掛けている   9寸はあるすべ

すぐさま浮子の周りが真っ黒になるほどへらが寄って来るのだが・・・スレ地獄で尽くアウト! 顎やエラ、目玉のオンパレードで全く口を使ってくれないのだ。
隣で両ダンゴを打っている人は、ポツポツながら竿を絞っている・・・素直に取り込んでいるから、オラと違ってちゃんと食わせているみたい。
オラも一応竿だけは絞っているから、遠目に見れば釣れてるように見えるかも?ってが。
下ハリスを60cmから20cmまで5cm刻みで替えてみるも、クワセを頑として食べてくれないのだ。
そうして、ひとボールの餌を打ち尽くしたお昼までで、カウンターはたったの5枚
先客の人たちは「今日はお手上げだす」と言いつつ、釣り台を片付け始めている。

  
バス狙いの若者が入れ代わり立ち代り  向い風が強まってきた     雲行きも怪しくなってきた

昼食後は気を取り直し、同じバラケを作って午後の部開始!
次第に雲が厚くなり、ピリッと冷たい向かい風(北東の風)が頬を撫で始めた・・・ウインドブレーカーを羽織るも寒い。
あまりの寒さに、指先が悴んで微妙なエサ付けにも難儀するようになってたき。
まだ1枚しか追加していないのに、オラの目の前に浮遊ゴミがどんどん集まってとうとう浮子が立たなくなってしまった。
ダメだこりゃ、それに空模様がかなり怪しくなってきたので今日のところはこの辺で勘弁してやりませう・・・雨が降り出す前に急いで撤収。

             
    
ダメだこりゃ、このゴミで浮子が立たない      他人が釣れないのは蜜の味ってが

やっぱウドンのセットではなんぼしてもキツイんだべか?
今晩寝ながら打開策を考えて?・・・明日再挑戦だす!














2011年07月01日(金)


・・・鮎の解禁日に前代未聞のへら釣り・・・



待ちに待った鮎解禁日!
悔しいけど濁り高水に鮎を釣るのは断念することに。
鮎の道具をへら道具に積み替え、花輪から田中橋までじっくり偵察しながら米代川を下る。
ヤナギの枝を掻き分けながらグジャグジャの泥濘河原道を突き進む・・・オラのなんちゃってオフローダーはすっかり泥塗れ。

             
     
仁井田大橋の親柱の秋田犬            この少女のモデルは誰なんだろう?

仁井田大橋の上流に鮎師を一人発見! 
岩手ナンバーの釣り人だけど・・・うむ〜、そこは昨日まで陸だった場所だから掛からないと思うんですけど。

いつものヤマザキデイリーに立ち寄り、お約束の焼きたてパンを購入・・・今日は気分を変えて、ハムチーズとメロンパンでキメてみました。

手代沼に着いたのはお昼過ぎ。年季の入ったサンデー毎日の爺っちゃまたちが8人、思い思いの場所に釣り座を構えている。
オラはいつもの取水塔前の階段へ釣り台をセット・・・オラのポイント選びは、いかに車から近いのかなのだ。

  
水面を渡る風が心地良い      何が良くてわざわざ対岸まで?   これが今日のエサの全てだす

昨日までの雨で水位が20cm上昇し、満水時から1m80cm減
あれっ?ウドンのセットをするつもりなんだけど、肝心のバラケがないべさ。
仕方がない、有り合せの餌で縦にバラけるエサを作ることにする。
バラケマッハ5杯+水1杯と粒戦1杯+とろスイミー1杯+水1杯を別々のボールに作って合体。クワセは感嘆(黄)を柔らかめに作る。

12時30分、エサ打ち開始!
バスが岸近くをウロウロしている。
10分後には浮子が動き始め、8寸ほどのへらが竿を絞る。

  
やはり圧迫感が・・・       和竿で優しく釣るのだ       小振りなヤツほど大暴れ

浮子は理想的な動きをして、スパッときれいなアタリが出るのだが・・・相変わらずカラツンのオンパレードでなかなかハリ掛かりしない。
今日はバラケを食ってくることもないし、スレもないってことは、もしかしたら、この有り合せのなんちゃってバラケが合ってるのかも?
下ハリを関スレ3号から2号に落とすも、カラツンは収まらない。
そこで、20cmのハリスをカラツンが止まるまで5cm刻みで長くしていく。
50cmまで伸ばしたところでようやくカラツンが止まり、きれいに乗るようになった。
確か先々週は、下ハリスをだんだん短くしていって15cmで決まったのに、今日は逆に長ハリスが良いとは・・・へらの気まぐれに合わせるが難しくて大変なんだけど、そこがマンネリ化しなくて面白いところなのかも?

             
     
超メタボ!                   平均時速11枚

釣果は3時30分までの3時間33枚だったけど、後半長ハリスでの地合が決まったので満足してのお片付け。
明日は、何としても30尺の竿を振りたいもんだすな。


【ネタ話】
12〜3cmの小バスの顔の前にへらの仕掛を垂らし、ツツッと引いたらパクッと食い付いてきたのよ。
そのまま暴れる小バスを手元に寄せてきたら、尺上の大バスがいきなりすっ飛んで来て、その小バスを頭からガバッと飲み込んだのだ。
その大バスが口から小バスの尻尾を出したまま大暴れ!・・・結局、上下のハリスをぶっ千切って逃げて行きやがった。
いいネタだったのに、写真に収められなくて残念!














2011年06月19日(日)


・・・昨日の反省を踏まえ省エネ釣法でリベンジするも・・・



今日も手代沼へ向かう途中、チラッと扇田の堰堤へ立ち寄ってみたけど・・・遡上鮎は未だ到達してなかったす。

             
    
 堰堤を越えやすい水位なのだが        底石は泥を被り、サギの姿も見当たらない

昨日はへらの缶詰状態に成す術もなくパンクしてしまったので、今日は反省を踏まえて策を練ってきたもんね。
釣り座は昨日と同じ条件になるよう取水塔前の階段に設置。
奥の山裾に釣り座を構えれば素直なへらを拾えるんだろうけど、オラは何がなんでもここの超スレてるガサべらを釣るんだもの。
この取水塔前は、春先こそきれいで素直なへらが釣れていたけど、今の時期は上唇が取れていたり口周りがボロボロになっている汚いガサべらの溜まり場なのだ。

  
おし、昨日の場所は空いてる    お話友の会が弾みます       何がなんでも此処に入るのだ

これまではウドンのセットということで、500円玉大の大バラケをバンバン打つパワーセットで攻めていたけど、今日はバラケを抑えた小バラケでなるべくへらを寄せないようにして釣る省エネ釣法を試すのだ。
竿はカーボンや合成竿を使うと、つい早いアワセになってしまうので、ゆったり釣るよう9尺3寸の和竿を繋ぐ。
棚は昨日と同じく一本半、バラケは上ずらないよう粒戦1杯+とろスイミー1杯+水1杯を別ボールに作って水を十分吸わせてから、ダンゴの単品A2杯+バラケマッハ2杯+水1杯のバラケと合体させる。
硬ボソのバラケを小指大に小さく付け、シッカリ深ナジミさせてからのアタリに的を絞る。
ナジミ際のアタリは捨て、バラケが落ちるまで誘いを入れながら待つ・・・オラに似合わない釣りなのだ。

  
やっぱり、圧迫感がある      両グルの底でポツポツ掛けている  丸々太っているけど上唇がない

そうして、へらが湧く前まではポツリポツリと拾い釣りをしていたのだが、次第にへらの缶詰状態になってきたと思ったら・・・いつものカラツン地獄が始まった。

  
ず〜と対岸まで行って竿を出しているのね   カップルでバス釣り  写真では判らないがガサべらなのだ

悲しいかな、大バラケをバンバン打つパワーセットでカラツンの中から時折口掛かりするのを拾っていくのも、バラケを抑えた小バラケで待って待って確実なアタリだけを拾う省エネ釣法も、釣れるペースは略同じなのだ。
昨日と同じく10時30分からエサ打ちを初め夕方4時まで(今日は4時20分まで延長戦)頑張って34枚だから、釣り方を変えても昨日と2枚しか違わなかったのだ。
悲しいかな、最後は連発スレ地獄に嵌まり、上がりべらを釣るのに20分も要してしまったのだ。

             
    
やっと釣れた上がりべら・・・良型だす     パワーセットでも省エネ釣法でも釣果は一緒

ただ、省エネ釣法の方がエサの消費量が断然少ないし釣り台を汚さないからとってもいいのだが、こんな釣りを続けていると釣り人がビッシリ入ってへらの引っ張り合いになった時は完全に負けてしまうもんね。
やっぱ、無駄を承知でもパワーセットをモノにしておくべきだすな・・・エサをバンバン消費すれば景気対策にもなるべさ。














2011年06月18日(土)


・・・へらの缶詰をウドンのセットで釣るのは無理なんだべか?・・・



扇田の堰堤にチラッと立ち寄り、鮎の遡上状況を確認・・・まだ、到達してなかったす。

                
                
悪名高き扇田堰堤

2週間振りで手代沼へやって来た。
ゲッ、先々週より更に1mも水位が下がってるってが・・・満水時から2mも下がっているのだ。
釣り人は4人、急峻な土手から底へ降りて釣り台を出している。
皆さんの釣り方は、野釣りの定番バラケとグルテンのセット釣り・・・忘れた頃に竿を絞っている。

  
2mの減水             この沼の底はきれいなのね     階段をず〜っと下まで降りて

オラは、いつもと同じ風の当たらない取水塔前の階段を下って釣り台を設置する。
うむ〜、取水塔が目の前に聳えていると結構圧迫感があるもんだすな。
今日もウドンのセット釣りだす。
竿は8尺、棚は一本半・・・10時30分エサ打ち開始!

  
バス狙いのルアーマン       取水塔の真下に入ると圧迫感が  爺っちゃん、シャツが後ろ前逆だよ

エサ打ち30分で浮子が動き始め、更に30分後にようやく竿を絞る。
その後は、いつものように沼中のへらが集まってきたかのようなへらの缶詰状態。
ムクトップの浮子は、きれいに馴染みフワフワ揉まれながらスパッと教科書的なアタリが出るのだが(ちょいと過敏過ぎるかも?)・・・尽くカラツン
確実な食いアタリだけを取ろうと逆テーパートップの浮子に変えてみるも・・・ピンポン玉状態に揉まれている中から力強いアタリに絞ってアワセるも、これまた尽くカラツン
結局、細めのパイプトップが一番使いやすかったす。

それにしてもカラツン地獄は治まらず、下ハリスをどんどん長くしていっても、一向に治まる気配を見せない。
かといって、スレは殆どないのだ。
両ダンゴの底で落ち着かせながら一枚一枚的確に釣るか、カッツケでバンバン浮かせて勢いで釣るのが良策なんだろうけど・・・意地でもウドンのセットなのだ。(正直、辛い!)
10時30分から夕方4時まで頑張って、たったの32枚だよ!

  
型は8寸〜9寸           バラケを食ってきたってが     へらの缶詰なのにたった32枚だす

なにが悔しいかって、あれだけへらがウジャウジャ居るのになんぼしても釣れないのだ・・・ウドンのセットでは無理なんだべか?
いっそのこと、全く浮子が動かなければ「へらなど居ない」って言い訳ができるんだけど・・・へらの缶詰だすもの。














2011年06月05日(日)


・・・カラツンとスレ地獄の手代沼・・・



何となく靄がかっているんだけど、暑くなるんだべか?
ヤマザキデイリーストアで焼きたてのパンを購入して手代沼へ・・・へら釣りは3週間ぶりなのだ。

  
新緑が目映いけど、ヘビが怖い   水位が丁度1m落ちている      今日はヘビが泳いで来ないべな

げっ、水位が1mも落ちてんじゃん。
釣り人は、あちこち疎らに散って5人しか居ない。
オラは取水塔の正面で竿を出しているオッチャンに声を掛け、堰堤の階段に釣り台をセッティングする。
当然、今日もうどんのセットだす・・・この時期のセットはパンクするような気がするけど、今年一杯は何がなんでもうどんのセットで通すと誓ってますから。
水位が落ちているので天々は無理、一本半の棚が目一杯。

  
このオッチャンは上手い      ようやく食ってきたわい    あいや〜、バラケを食ってくるってが

15分ほどでサワリが出始め、8寸クラスの元気印が竿を絞り始めるが・・・尽くスレ!
ハリスを詰めていくと、今度は尽くカラツン
この沼のへらがオラの浮子の周りに全部寄ってきたんでないべかと思われるほど、へらの缶詰の過密状態。
それでもこ〜ゆ〜状況の時は、ムクトップが強い味方になってくれるのだ。
真っ黒い塊に躊躇することなくエサを打つと、浮子は弾むことなくしっかり馴染んでいきながらきれいなアタリを出すのだが・・・これが尽くカラツンスレの地獄なのだ。
下バリを重くしたり、軽くしたり、はたまたハリスを伸ばしたり、詰めたりと考えうる限りの手を尽くすも、カラツンスレの繰り返しは収まらないんだわ・・・超〜難しい。

  
爺ちゃんは両ダンゴの底      これもアウトかい         竿は絞ってもウンターは押せない

解決の糸口が見つからないまま4時まで間を擱かず竿を絞りっぱなしだったけど、カウンターはたったの40枚!・・・目玉や鼻の穴、口周りばっかしで尽くアウトだすもの。

帰り際、堰堤で釣っていた爺ちゃんに「ず〜っと入れ掛かりだったみたいだから、100枚は楽に越えたすべ」と褒められたけど・・・なんもなんも、遠目に見れば入れ掛かりだけど、実はカウンターを押せないアウトばっかしだったのす。
超〜難しくて情けない釣果だったけど、ヤマメより断然面白い釣りだすな・・・悔しいけど!














2011年05月15日(日)


・・・ヘビの逆襲にタジタジの手代沼・・・



お天気は良いけど、西の風が強烈に吹き付けている。
果たして、米代川の雪代はあと10日もすれば収まるんだべか?

  
千切れんばかりにはためいてる   順調に竿を絞っているオッチャン  オッチャンの左後の階段へ

昨日に引続き、手代沼へ・・・普天元独歩8尺に魂を入れ直すのだ。
今日はお天気が良いからなのか、要所々々に人が入っている。
取水塔前の先端にも、しっかりオッチャンが入っていて順調に竿を曲げている。
オッチャンに声を掛けて、左後の階段へ釣り台を設置・・・昨日と同じく、オッチャンの釣り台の脇を釣るのだ。

  
納得のいく魂を入れるのだ     1枚目はエサ打ち開始25分後   オッチャンの食わせはヒゲトロなのだ

BASICのエサはオールマイティしか無くなったので、鬼バラケ2杯オールマイティ2杯水1杯と、別のボールに粒ペレ1杯とろスイミー0.5杯水1杯を作り合体させる。
打ち始め25分で初アタリが出て一枚目をゲット!・・・今日はイケルかな?と思ったのも束の間、カラツンとスレの超食い渋りに悩まされる。
下バリを関スレ2号ハリス02号に変えると、浮子の動きは見違え良い感じのアタリが出るようになったものの・・・アワセる度にハリスが飛ぶ!
鈎ケースに収納していた20本のハリスはあっという間に底を尽く。
仕方がない、関スレ3号ハリス03号を結ぶとアタリは激減するけどハリスが飛ぶことはない。

  
そこからオラの方へ向かって来るってが  あいや〜、絡まってるよ    随分気の荒いシマヘビだすな

丁度、お昼を食べようとした時・・・げっ、シマヘビがオラに向かって泳いで突進してくる。
竿でシッシッと突いても、口をかっと開いてどんどん突っ込んで来る。
釣り台の真下に入ってきたので、思わずハリ外しを釣りまわしたら上手くひっ掛かってポ〜ンと右の方へ飛んでいき、隣のオッチャンのヘラバックの脇の藪草の枝に・・・ひえ〜っ!

ダメだこりゃ、何となく怖いので暫く待機して昼食タイムだす。
オッチャンは強面なくせして、ヘビをチラッと見掛けただけでも釣りをしてられない程のヘビ嫌い。
今日の釣りは諦め、釣り台を撤収ようにも怖くて近付けないのだ。
オッチャンは8mの藻刈り鎌でバシバシ叩いて追い払って?(叢に潜っただけ)辛うじて撤収成功。

  
時折9寸オーバーも       唇の外から掛かっているのでアウト! へらの寄りは束オーバーなんだけど

午後の部を再会するも、ヘビの潜んでる叢が気になってイマイチ浮子の動きに集中できない。
オッチャンとその仲間達はとっても良い人たちで、オラの後で陸ジャミをしならがこの近辺の釣り場情報などを詳しく教えてくれるのだが・・・悲しいかな、訛りがキツ過ぎて何を言ってるのか8割方分からないのだ。

そんなオッチャンの話に耳を傾けながら藪の中のヘビを気にしつつ4時まで頑張るも次第に失速し(浮子は盛んに動くんだわ)48枚の貧果に終わってしまったけど、水深は十分あるし、ジャミは全く居ないくてへらだけがシッカリ湧いているくせになかなか難しいところなんぞ管理釣り場並みに面白いのだ。

やっと寒さが和らぎポカポカ陽気になったと思ったら、今度はヘビの季節
それにしても、此処のシマヘビは気が荒いんでないかい?・・・口をかっと開いて威嚇してくるんだもの。














2011年05月14日(土)


・・・ヤマメを釣りに行ったのだが、いつの間にやら手代沼・・・



一日中雨の予報なので、雨合羽を羽織れば気軽に竿が出せるヤマメ釣りに出掛けてみることに・・・当然、へらの道具も積んでます。
間瀬川を堤防沿いに上って見るも濁り増水で、川虫も採れそうにない。
根市川も同様で濁り増水。
したらば、長木川はどうだべと小坂から樹海ロードを通って大館方面へ・・・。

             
  
まだまだ沢山生ってたけど、10個だけ採ってきたす  いいポイントなんだすども・・・ダメだこりゃ

おろっ、雪沢までやって来ると道端に食べ頃のたらの芽が生っているじゃん。
今年はまだたらの芽を食べてないので、一回食べる分だけ採らせて頂きます。
あとはヤマメを釣って今夜は天丼パーティーだす。
ヤマメの取って置きのポイントと目を付けていた茂内付近も増水で濁りがキツく、川虫を採るのも無理な状況だ。
確か大館市内の馬喰町に渡正釣具店というのがあった筈だから、そこでミミズかイタドリ虫を買って、ついでにBASICの餌も見てこよう〜っと。

             
     
やっと見つけたぞ!渡正釣具店       泥んこ道を走った訳じゃないよ。黄砂だかんね

やはり渡正釣具店ではBASICは扱ってなかったのだが、何故かふまつげんの餌は大量に陳列(売れ残ってただけ)されていた。
とりあえずミミズを1箱購入し、長木川へ流れ込んでいる支流で釣りになりそうな川を探しながら、さっき来た樹海ロードを小坂方面へと遡る。
いくら探しても釣りになりそうな川は見つからず、とうとう小坂まで戻って来てしまった。
こ〜なったら、勢いで小坂川の上流と支流を一回り・・・やはり何処も一緒で濁り増水、ヤマメは無理なのだ。

もうお昼は過ぎたけど、このまま帰ってもやることがないし、丁度雨も上がったことだし、ここはひとつへら釣りに変更だすな。
再び樹海ロードを通って大館の手代沼へ・・・。

             
     
おし、取水塔前の突端に入るべ       げっ、爺っちゃまに場所を取られてしまったわい

車は一台停まっているけど、釣り人は一人も居ない。
んだば、一番近い取水塔の前へ入るべと着替えをしながら仕度をしていると、いつの間にやら爺っちゃまが車に戻ってきて、オラが釣り台を設置しようとした所へさっさと釣り台を設置し始めたのだ。
あっちゃ〜、もたもたしてたら先を越されてしまったわい。
仕方がない、爺っちゃまに「左後に釣り台を出してもいいですか?」とお断りしてお座敷を構える。
うむ〜、ここから8尺を振ると爺っちゃまの釣り台のすぐ脇を釣ることになって思いきり不利な釣りになるけどしゃ〜ないな。
んだかといって、うどんのセットに長竿は振りたくないもの。

  
ひぇ〜っ!何だべさこの強雨は  爺っちゃまは入れパクなんだよなぁ〜  苦節1時間半、やっと食った

なんと、エサ打ちを始めて間もなく、いきなり大粒の雨の洗礼を受けるってが。
悔しいことに、オラが餌ボール一杯のバラケを打ち尽くしてもノーアタリなのに、爺っちゃまは車の中で作ってきたグルテンを使って入れ掛かりなんだわ。
そんな爺っちゃまを横目に見ながら、オラの浮子がようやく動き始めたのはエサ打ち開始後1時間30分だよ。
それでも、うどんにはなかなか口を使ってくれないのだ。
浮子のサイズを落としたり、食わせバリを4号から2号へ落としたりしてあの手この手を駆使してもいまいちペースが上がらないのだ。
皮肉なことにバラケを全て使い切り仕方なしにオールマイティ4杯に粒ペレ1杯の柔ネバのバラケを作ったら、俄然浮子の動きが活発になり良いペースで口を使ってくれるようになった。

  
うどんに来るのは9寸前後の良型  柔ネバのバラケでようやく釣れました  魂は入ったかな・・・?

そうして1時から4時までの3時間、後半(バラケCとDが無くなってから)ようやく盛り返して19枚の釣果。
いまいち納得がいかないけど、とりあえず新しい竿「独歩8尺」に魂が入ったということで今日のところは勘弁してやるべ。

また竿を持っていかれないようグリップをギッチリ握っていたから握力が・・・。














2011年05月11日(水)


・・・何から何まで昨日と同じ、気難しい南畑沼・・・



へっへぇ〜っ、お仕事(人事打合せ)は15時からの予定だから、午前中の竿出しだったら十分余裕があるすべ。
南畑沼には、自宅からゆっくり行っても20分と掛からない。
普段どおりの出勤時間に家を出たもんだから、8時30分には沼に到着・・・オラがこんな時間に釣り場へ着くということは、異例の速さなのだ。

             
    
人っ子一人居ない南畑沼・・・8時30分着       背景に残雪の秋田駒ケ岳を望む

風もなく穏やかな水面。
昨日と同じ場所に釣り台を設置し、昨日と同じ竿を繋ぎ、昨日と同じエサ(バラケ)を作り、昨日と同じうどんのセット釣りだす。
昨日と同じく2〜3投目でヤツ(モロコ)が湧き出し、浮子も昨日と同じくヤツに揉みくちゃにされる。

  
穏やかな水面         田んぼに水を引くと水位が下がるのかな?  バラケを食ってくるってが

エサ打ちを初めて10分ほど経った頃、su-sanがやって来た。
暫くオラの釣りを眺めていたのだが、あまりにも釣れない釣り(昨日と同じく餌ボール一杯分のバラケを打って6枚のペース)に業を煮やし、右隣に釣り座を構える。

  
見た目は大きくないが8寸強(25cm) ビシバシ掛けてるけど・・・?  この沼ではまずまずの型

二杯目のバラケを打ち始めるも、肝心の力玉を使い切ってしまったのでインスタントうどんを作る。
ハリスが早く張るよう、感嘆とろスイミーを1:1の割合で混ぜて重いクワセにしてみたのだ。
しかし、この重いクワセの何が気に入らないのかへらは頑として口を使ってくれないのだ。(ヤツにも嫌われたみたい)
そんな中、軽いハリに軽い力玉のsu-sanはビシバシ竿を絞っているのだ・・・遠目に見れば入れ掛かりじゃん。
重いクワセに苦戦しているのを見かねたsu-sanがオラに力玉を差し出す。
現金なもんで力玉に交換した途端、ポツポツだが口を使ってくれるようになるんだから、なんたら我侭なへらだこと。

                
                 
うむ〜

そうして、正午のチャイムが聞こえるまでの3時間ちょっとで14枚の釣果。
昨日と同じく1餌ボール6枚という、気難しい南畑沼のへらなのであった。

この沼のへらは、以前に比べて大分薄くなったような気がするんだけど・・・気のせいだべか?














2011年05月10日(火)


・・・ちらっと南畑沼・強風にギブアップ・・・



18時30分からの懇親会までに盛岡入りすればいいのだが、へらの道具を積み込んで8時30分には鹿角を発ってきた。
強風は覚悟の上、三本松池で夕方まで時間潰しをしようという魂胆なのだ。

             
     
なぬっ、水位が50cm程落ちてるじゃん     風向きがグルグル巻いている所に釣り人一人

おろっ、肝心の三本松池は田んぼに水を引いているからなのか、水位が50cmほど下がっている。
釣り人は南東側の堰堤に一人入っているけど、釣り台を設置する足場が覚束ないのでオラはパス!
南畑沼へ・・・。

  
思いの外、穏やかな南畑沼     駐車場から土手を登った正面(最短距離)に釣り座を設置

えっ、南畑沼は風除けの遮蔽物が全くないのでとんでもない風当たりになっているものと思って来たのに・・・意外と穏やかだす。
人っ子一人居なくて寂しいけど、此処で竿を出しませう。
この沼は両ダンゴのカッツケが良いのは分かっているけど・・・オラは何がなんでもうどんのセットに拘るのだ。

竿は9尺で棚は一本半、バラケはセットバラケC3杯に水1.5杯、十分水を吸わせてからオールマイティー2杯と粒ペレ1杯、食わせは力玉でハリス35cm。

11時エサ打ち開始!
なぬっ、一投目からいきなり浮子が動き、ヤツ(モロコ)がシッカリ口掛かりするってか。
それからが大変、浮子の周りから底近辺までヤツの絨毯に見舞われ、浮子がダンスを踊る。
早く抜けるバラケでヤツを水面に惹きつけ、下に居るへらに口を使わせようと試みるのだが・・・そうはイカの○○だす。

             
     
7寸クラスだけどようやく顔を見ました      こいつは良型、9寸クラスだす

それでも我慢して30分ほどエサ打ちを続けていると、ようやくへらの寄って来た気配が・・・?
浮子は穏やかに馴染みサワリの後にスパッと消し込むアタリで7寸クラスの小振りなへらが竿を絞る・・・おし!うどんをしっかり食べている。
しかし、一枚釣れるとへらは散ってしまうのか、またもや暫くはヤツ地獄に悩ませられる。
そうして、へらの寄りを待つ釣りに徹して、ボール一杯のバラケを使い切る12時までに7寸〜9寸クラスが6枚の釣果。

             
  
なにっ、この強風は!?餌ボールが飛ばされる〜   強風にギブアップ・・・勘弁してやるわい

二杯目のバラケを作り、昼食を食べ終えると南西の風が強くなってきた。
むむっ、斜め正面からの強風はヤバイんでないかい?
案の定、風は三角波を伴う程強まり、アタリを取るどころか振込みも儘ならない。
やべぇ〜っ、餌ボールが飛ばされる勢いだす。
もうダメ降参!せっかく作ったバラケが勿体ないけど、今日のところはこの辺で勘弁してやりませう。

明日は一日穏やかなお天気みたいだから、午前中だけでも竿を出せるかな?
へっへぇ〜っ、お仕事(人事打合せ)は15時からの予定ですから。














2011年06月05日(木)


・・・祝日三連荘はへら三昧(手代沼の女神が現れないべか?)・・・



昨日の鷹巣中央公園池は中途半端だったんで消化不良ぎみ。
今日こそ好天に恵まれた最高に釣り日和になることに期待して、再び相性の良い手代沼へ・・・。
樹海ドーム周辺の桜もようやく満開!
悪天候に見舞われるのはきっと「KIRIN」の帽子のせいだべということで、今日は北の奔流「純情鮎」でキメてみませう。

             
     
樹海ドーム周辺の桜もようやく満開!       あれっ、車を停める所があるべか?

あらっ、今日は結構な賑わいだすな。
駐車スペースを何とか確保し、目の前の取水口正面に釣り座を構える。
うむ〜、昨日中途半端だったとはいえ、さすがに3日連荘となると体が重いもんだす。

             
     
取水口正面にお座敷を構えました         風が止み鏡のような水面も束の間

8尺で棚を取ってみると、天々でも十分いける水深がある。
右前方からの風が結構強いから天々にすれば浮子が流されることはないべさ。
バラケはセットバラケC4杯に水1.5杯、十分水分を吸ったらオールマイティ2杯と粒ペレ1杯それに魔法の粉スプーン1杯入れてホックリなるよう練らずにかき混ぜる。
食わせは力玉だとカラツンを喰らいそうなので、感嘆と水を1:2の割合で柔らかめに作る。

             
     
この爺さま、喧しいんだ             やっと釣れたので記念にパチリ

さて、期待を込めてピンポン玉大のバラケでエサ打ちを始めるも・・・何の反応もなし。
良い感じでバラケているとは思うのだが、いつまで経っても浮子に変化が表れる気配がない。
もしかして、この取水口近辺はへらが居ないんだべか?と心配になってくる。
ボール1杯分のバラケをもうすぐ使い切ろうかという頃になって、ようやくサワリが出た!・・・エサ打ち開始後45分でようやくサワリだよ。
ボール1杯のバラケを打ち尽くすまでに8寸前後クラスが3枚釣れただけ。

それでも、バラケは合っているようなので2杯目も同じ配合でキメてみる。
ところで、オラの右隣に入ってきた爺さまよ!・・・大声でゴモゴモとぼやいているから耳障りで喧しいんだわ。

             
     
クワセとバラケのリャンコウだす   堰堤の爺ちゃまたちは、風をまともに受けて寒そうだこと

2杯目を打ち始める頃には、へらは完璧に寄りきっており浮子が揉まれて馴染むのに時間が掛かる。
馴染んだ浮子がフワ〜ッと返して、スパッと入るんだけど・・・尽くカラツンなのだ。
馴染みきった時にはバラケが落ち切るようにしてみたり、逆にしっかり付けて持たせてみたりしても相変わらずカラツンのオンパレード。
更に、下ハリスを50cm〜15cmまでこれでもかと様々試してみたけど、これだという打開策は見つからない。
これはいただきアタリと勇んで合わせるもカラツンスレだし、ようやく乗ったと思えば、バラケを食ってるのだ。
水面下1mくらいからへらがわんさか寄っているの見える。
こりゃ〜へらの絨毯どころか、8尺棚いっぱいのへらの筒になっているのだ。

気難しくてなかなか釣れないけど、あの手この手を駆使し試行錯誤で釣るのは簡単な入れパクよりは断然面白いのだ。
そんな感じで釣りの難しさを楽しんでいた時、エサを振り込んで(落とし込み)浮子が馴染むのを待ちながらちょいとよそ見をした瞬間、いきなり掌から竿が引っ手繰られた。
あちゃ〜っ!竿がグングングンと沖へ向かって泳いで行く。
急いで長竿を繋いだけど時既に遅し、遥か彼方手の届かない沖の真ん中へ。

             
     
33枚で強制終了!             双眼鏡を使わないと見えないくらい遠くの沖へ

釣果はともかく、8尺の天々で面白い釣りをしていたのに・・・ガックシだす。
持って行かれた竿は、SHIMANOの飛造り8尺と浮子は月山の浅棚2号
魚はテンションが掛かるとその反対側へ泳いで行こうとするから、風上の沖の方へ向かって行くのは当然だすな。

手代沼の女神が現れて「貴方の竿はこの金の竿ですか?それともこっちの銀の竿ですか?」と訊いてくんないかなぁ〜?
正直者のオラは「いえ違います。そんな豪華な竿ではなく、ただので出来た竿で山サという焼印が押されてます」って答えるもんね。
したら、「この欲たかりの嘘つき者!」って怒られるべか?・・・やっぱり














2011年05月04日(水)


・・・祝日三連荘はへら三昧(相性が悪い鷹巣中央公園池)・・・



祝日三連荘、二日目は「みどりの日」・・・確か「みどりの日」って、故小渕総理が官房長官だった頃に新しくできた祝日だと思ったけど、何なんだ?
気温こそ平年を2〜3℃下回るけどそんなに悪くはない予報なので、鷹巣中央公園池で日がな一日の〜んびり竿を出しませう。

うむ〜、公園の桜やっと開花したばかりで見頃までにはあと2〜3日かな?
頬を撫でる風はちょいと冷たいけど、まずは穏やかお天気だす。
釣り人は、堰堤に爺っちゃまが一人入ってるだけ・・・鷹巣中央公園って北秋田では結構名が通っていると思うんだけど、人気がないんだべか?

  
桜の見頃はあと2〜3日後かな?   今だけの穏やかなお天気に騙され  お〜し、の〜んびり釣るぞ〜

オラは足場が一番きれいな貸しボート乗り場の脇に釣り座を構える。
13尺では深さが一本半だったけど、8尺だと一本弱しかないのね・・・まっ、い〜いか。
何となく風が強くなってきたけど、お約束のうどんのセットでキメてみます・・・というか、マスターするまではこの釣り一辺倒ですから。

ヤバイ!右から左へ物凄い勢いで浮子が流される。
間髪居れず一生懸命エサ打ちをしてるんだけど、一向にアタリもサワリも出る気配がない。
セットバラケDの単品を一ボール打ち尽くす頃になって、ようやくジャミ(オイカワ)のサワリが出てきた。

  
ふぅ〜っ、やっと乗ったす     空が怪しくなりポツポツと・・・  写真を撮ってる場合かい

二杯目はバラケをちょっと抑えたセットバラケに変えてみる。
オイカワが3匹釣れた後、ようやく9寸のへらが乗った・・・アタリはかなり渋く、バラケが落ちた後にチクッと一目盛だよ。
さていよいよかなと思った矢先、空が俄かに怪しくなり大粒の雨が水面を叩きだした。
急いでパラソルを差すも、横殴りの強風にパラソルごと吹き飛ばされそうになる。

  
浮子が流されなければ何とか・・・ カウンターはいらなかったすな   堰堤の爺ちゃまは根性あること

雨が小降りになったらなったで、今度は風が一段と冷たくなり顔や指先が悴んでくる。
風が弱まり浮子が静止した時だけ、微妙なサワリが出た後のチクッと一目盛で9寸クラスを2枚追加するも・・・西風はますます強さを増してくる。
こんな強風下ではドボンでエサを止めなければアタリなんぞ出ないべさ。
もう〜ダメだ!こんな状況ではやってられないもや。
丁度お昼だし、今日のところはこの辺で勘弁してやるべ。

しかし、この腹立たしいお天気はいったい何なんだべさ! 
穏やかだったのは釣り台をセットするまでの一時だけで、あとは暴風雨冷たい風だものとっても釣りどころじゃないんだもの。
うむ〜、特にこの鷹巣中央公園池とは相性が悪いような気がするし、ちょっぴりだけどへら釣りが嫌いになってきたもや。














2011年05月03日(火)


・・・祝日三連荘はへら三昧(まずは手代沼から)・・・



祝日三連荘、一日目は「憲法記念日」。
ホームセンターで長靴を買ってからだから、今日の目的地は必然的に大館方面だすな。

手代沼の駐車場からポイントまでの小道は、案の定グジャグジャになっているので長靴で大正解。
祝日なのに釣り人は案外少なく、オラを入れて9人だけ。
陸ジャミは入れ替わり立ち代りやって来るけど、皆さん乗っ込みの偵察に来てるだけでハタキが始まるまでは竿を出さないみたい。

             
     
小道は湿気を帯びてグジャグジャ         この辺の浅場がハタキの場所

ここは南寄りの風にはめっぽう強いけど、西よりの風はまともに受けるのだ。
それでも、9尺以下の短竿を使えば左右の障害物が波立ちを消してくれる。
オラの今年のテーマーはうどんのセット釣り
それも、エサはBASICの単品爆釣のを使いこなすことなのだ。
本日のバラケはセットバラケの単品。
D2杯に水1杯、十分水を吸わせてからD2杯を絡めるだけ・・・タッチはしっとりボソ。

  
左側から強い西風が吹き付けている 違法改造の合成竿(9.1尺⇒9.0尺) こいつ、無念という顔をしてるな

9尺の棚一本でエサ打ち開始!
20分後、ようやくサワリが出始めポツポツだが竿を絞るようになってきた。
しかし、ペースがイマイチ遅いので下バリのハリス50cmを5cm刻みで詰め、20cmまで短くしても・・・いまひとつ納得がいかない。

そこで寄せと縦バラケの促進を兼ねて、粒ペレととろスイミーを別のボールに作ってセットバラケDと合体。
しっとりネバボソタッチで開きの調整がすごくやり易くなっただけで、状況はDの単品と大して変わらない。
下バリのハリスの長さは、試行錯誤の結果30cmが一番いいみたい。

             
   オラの左隣に入ったすごく優しいお爺さん       小振りな8寸クラスが一番暴れ者だす

この合体エサを使い切ったのを機に、竿を8尺に変え、オラのお気に入りの配合バラケ作る。
D4杯に水1杯で軽くかき混ぜたものに魔法の粉をパラパラと振りかけるだけで、はい出来あがり・・・超〜っ、簡単だすべ。
あとは絶対に練らず、ハリ付けの加減でバラケの開きを調整していくのだ。

このバラケに変えて、ようやく地合が出来かかってきたと思ったら・・・なぬっ、gomi君から電話だってが。
長電話の後は当然地合は崩れ、再びアタリを出すまでに20分も要したんだから。

             
     
腹パンパンの臨月べら           エサをふっ散らかして、小池さんの釣り座みたい

そうして、御代わりのもう一丼のバラケを使い切る4時まで試行錯誤で頑張抜いて・・・61枚の釣果。
実は恥ずかしながら内情をバラすと、うどんのセットをやっていたにも拘らず半分はバラケを食ってきた釣果なのだ。
両ダンゴの方が簡単なんだろうけど・・・セットの釣りをマスターするまでは、意地でもセットで頑張ります!














2011年04月30日(土)


・・・三本松池・確かに渋いとは聞いていたが・・・



南畑池を覗いてみると、南西のとんでもない風が吹き荒れているので当然パス。
んだば、南昌トンネルを越え三本松池へ・・・。

             
     
南側が風裏だすな            竿を出しているのは8人だが竿はなかなか立たない

11時過ぎ、風裏になっている南側水落としの右側に釣り座構える。
周りの釣り人の浮子が動いている気配は?・・・ない。
10尺の竿を出して浮子合せを行っている時、su-sanがやって来た。

バラケはBASICのセットバラケDの単品に食わせは力玉、棚は一本半・・・いよいよエサ打ち開始。
15分ほどエサ打ちを続けるも、ツンと入るサワリが1回だけあっただけでへらの寄りが感じられない。
そうしているうちに、お隣さんの竿が大きく撓る。
それを見て、釣り座を構えるのを躊躇っていたsu-sanもようやく重い腰を上げ竿を出す気になったようだ。

  
su-sanも釣り座を構えました    あと釣れないかも知れないから、今のうちに写真を撮っておくべ

状況はかなり渋いとみて、25cmだった下ハリスを40cmと長くしてみる。
馴染み際にサワリが出て9寸ほどのへらが竿を絞る。
馴染み際に何とかサワリさえ出れば食いアタリも出るのだが、一枚釣ればまた暫くの間アタリもサワリも一切なくなってしまうのだ。
うむう〜、お天気が何となく怪しくなってきたようだす?

  
su-sanも良型に竿を絞る      ついに雨が降ってきたみたい  ダメだ、パラソルを持ってこよ〜っと

次の対策として、浮子をワンサイズ落としオモリを軽くすることによりエサの落下速度を抑えてみる。
程なくして、馴染み際のサワリの後にストンときれいなアタリで竿が絞られる。
これで決まったかと思ったが、やはり一枚釣ってしまうとまた暫くの間アタリもサワリも一切なくなってしまうパターンなのだ。

そうして、雨脚が強くなった2時30分頃までエサ打ちを続けるも、1枚/時でトータル3枚の釣果・・・参りました、降参です。
この池でのキーポイントは、薄いへらをいかにして寄せるかだすな。
支障が「こったな池にはもう二度と来ない」と言ったことが分かるような気がするす。














2011年04月24日(日)


・・・鷹巣中央公園の強風を避け、清水の源・手代沼へ・・・



8時過ぎ、徐に目覚めてカーテンを開け放つと・・・青空じゃん。
今日は寒冷前線の通過により、一日雷を伴った風雨が強いという予報だったので部屋の中で死んでる覚悟だったのよ。
したけど、天気がいいんだば鷹巣中央公園さ行って昨日のリベンジをしねば、釣り師としてのプライドがゆるさないべさ。
・・・オラは誰が何て言ったって、9尺の宙釣りをするんだから。

             
   
ひえ〜っ、水面からウサギが飛びそうな風だす    堰堤の下でも南西の風は避けられない

げっ、鷹巣へ近付くに従い風が強くなってくるんでないかい。
南西の風が池を満遍なく吹き抜けている。
当然釣り人は一人も見当たらない。
公園をブラブラしたり、少年野球を見てても始まらないので、ここはひとつ、大館にある手代沼ってどんな所か見に行ってみるべ。

  
清水の源・手代沼         ここが取水口ね         釣り座の場所は風が当たらないのだ

大館樹海ドーム近辺の手代地区にある大きな沼が手代沼だろうと見当を付けて、カーナビに案内を託す。
樹海ドームの脇を通リ、小高い丘を上きった所に「清水の源・手代沼」という黒御影の石碑が建っている・・・うん、間違いない。ここだす。

山全体から唸り音が発生しているほど南西の風が強いのに、釣り座が山陰になっているので風は殆ど当たらない。
そこに地元の釣り人が4人竿を出しているが、皆さんお昼で上がるのか撤収の準備を始めている。

  
一人ぽっちになると俄然寂しいこと 風裏だから手前の水面は穏やか 後の山はショウジョウバカマの群生地

おし、せっかく来たんだからオラも竿を出してみませう。
あれっ、皆さんお帰りになって竿を出しているのはオラ一人だってが。
仕掛は9尺棚一本の宙、うどんのセット釣りだす。
12時30分、いよいよ第一投目というときに大粒の雨がポツポツポツだってが。
ひえ〜っ!と叫びながら、車までパラソルを取りに戻る。

パラソルの中にぺろんと入っていても、暴風雨の飛沫が容赦なく降りかかる。
20〜30分程で風雨が上がったのに合わせるように、浮子にもサワリが出てきた。
バラケが落ちて、浮子のトップを戻しながらスパッと入るアタリに合わせると、8寸程のきれいなへらが竿を絞る・・・鷹巣中央公園のへらより一回り型が小さいので腕が疲れなくていい。
へらがはしゃぎ始めると、ナジミ際に揉まれるだけできれいな食いアタリが出なくなってきた。
そこで、食わせ(即)のハリスを35cmから27cmに詰めてみる・・・これがピタリと嵌まり、再び教科書的アタリで竿が絞り込まれる。

             
     
釣れるのは丸々太ったヒレピン!      最大で9寸クラス・・・一番仕事をするサイズだす

オラの隣にジモティーの爺ちゃまがやって来て、釣り座を構える。
13尺くらいな振り出し竿にチャカ浮子のような小さい浮子を付け、二本半くらいの棚にして思いきり振り込んでジ〜ッと待っているからドボンかも?
そうこうしていると、隣の爺ちゃまの お友達がやって来て二人でお話友の会をしているのだが・・・○▽×◇?訛りが強烈過ぎて、まるでフランス語だす。

3時を過ぎると、向かいの山の方からパリパリゴロゴロと雷鳴が轟き始めた。
その雷鳴が次第にすぐ頭上まで迫ってきた・・・やべぇ〜っ!逃げろや逃げろ、急いで撤収だす。
隣の爺ちゃまも大急ぎで撤収している。

                
               
丁度キリの良いところで・・・急いで撤収!

午後からの3時間弱で8寸〜9寸のまずまずの型が50枚
オラでも、教科書どおりに調整しながら釣れば地合を持続させることが出来るんだからここのへらは初心だすな。














2011年04月23日(土)


・・・降水確率90%、へら釣りには行かなかったことに・・・



午後からは降水確率90%なので午前中が勝負なのだ。
先日はいまひとつ食いが続かなかったのでリベンジを兼ねて鷹巣中央公園のポイント調査へ・・・。

鷹巣へは尾去沢の峠を越えて十二所へ抜けるルートが最短コースなのだ。
なんと、尾去沢鉱山を過ぎ峠の頂上に差し掛かった時、パラソルを忘れてきたことに気付きUターン。
今日は、釣り竿を忘れてもパラソルを忘れたら釣りならない天気予報なのだ。
バッカだねぇ〜、40分も時間をロスしてしまったべさ。

鷹巣中央公園到着と同時に、サニーナを携えトイレに駆け込む・・・どっさり出しました。
先日、ジモティーの爺ちゃまから「東側のワンドの方が釣れるんだ」と言われていたので、今日はワンド方面に釣り座を構えてみるのだ。
土曜日なのに、釣り人はワンドに2人だけ・・・なんたら、寂しいこと。

  
何処も急峻で釣り座が見つからない  キクザキイチゲの群落    写真を撮ってる場合かい?雨が降るぞ

池の縁を徒歩で一回りして足場の良い場所を探すも、ワンド方面は急峻な土手になっており釣り台をセット出来る場所がなかなか見つからない。
土が濡れたらスニーカーでは滑りそうだけど、何とか土手の下に釣り台をセット出来る場所を発見!
時間もないことだし、今日はここで手を打ことにしませう。

  
ワンドの奥は水草だらけでパス!   降りるのが大変だったけど、ここだらきれいだしまずまずかな?

10時30分、ようやく釣り座を設定。
竿は9尺で棚一本の宙、うどんのセットでキメてみるのだ。
1時間近くエサ打ちを続けて、ようやく浮子が動き出したと思ったら・・・オイカワだす。
正午のサイレンが鳴るまでに尽くオイカワの逆襲を受け、竿を絞ったのは8寸クラスが一枚だけ。

  
対岸の陸ジャミはもしかして先日の?  ようやく顔を見ました   水面が低いので玉網を出したんだけど

土手の上から「釣れるか〜?」と声を掛けてきたのは・・・ゲッ、先日の爺ちゃまが対岸から回って来たってが。
「何尺振ってんだ」「9尺です」「ダメだ13尺以上でねば釣れねんだ。エサはグルテンだべ?」「いや、うどんのセットの宙です」「ここはブラックバスが居るから、宙だとオイカワしか釣れねんだ。へらは底でねぇ〜ば釣れねんだ」「はぁ〜?(意味が分かんないけど)ほんじゃ〜、13尺の底に変えてみます」・・・一応ジモティーの意見にもちゃんと耳を傾ける素直なヨースケさんなのだ。

「ところで、○山○二さんてご存知ですか?」「なに、オメェ○山さんの知り合いか?」「いや、私の知人の知り合いなんですけど」「へぇ〜そ〜か」・・・えっ、へぇ〜そ〜かだけで話は終わり?
逆に「日研盛岡支部の○○さんは知ってるか?」「知りません」「したら、水沢支部の○○さんは?」「すみません、日研に入ってないもんで」・・・それより、オラは○山○二さんのことが知りたかったんだけど、ど〜やら無理みたい。

セット(グルテン)の底釣りに変えてみたものの、浮子は一向に微動だにしない。
「ここより、お宅が先日釣ってた西側の堰堤の方が釣れるんだ。オラ昨日、堰堤で入れ掛かって尺上混じりで20枚も釣ったんだから」・・・はっ、なぬっ?あんたが向こうよりこっちの方がバンバン釣れるって言ってたんだべさ。

  
予報どおり雨脚が強くなってきた  カウンターは要らなかった 足を滑らせながらやっとの思いで登ったす

そうこうしているうちに、雨脚が強くなってきた。
「ほんじゃ〜頑張ってなっ!もうここは諦めて、さっさと向こうの堰堤に移動した方がいいんだ」「はい、ど〜も」・・・ば〜ろ〜、今日はこの辺で勘弁してやりもう帰るもや。

うむ〜、辛うじてオデコは免れたけどたったの一枚かい。
今日は鷹巣中央公園に来なかったことにすっかなぁ〜。
爺ちゃまに気を遣かって底なんかに変えたりしないで、黙って9尺の宙ままやってた方がいかったかも?
この池のポイントは、足場から考えても(きれいなトイレも近いし)西側の堰堤が一番良いということが良〜くわかりました。

次回からは、誰(爺ちゃま)に何(底でね〜ば釣れねんだ)と言われようと、堰堤の所に釣り座を構えて宙をやります。(キッパリ)














2011年04月18日(月)


・・・今季初のへら釣り(初めて訪れた鷹巣中央公園)・・・



昨日までとは打って変わり快晴無風だす。
出勤の準備をして家を出たものの、事務所の前を通り過ぎ「今日はとってもいいお天気だね。だから休みます」と電話を入れ、そのまま鷹巣方面へ・・・GO!
途中、産直「陽気な母さんの店」に立ち寄って、腹を軽くする・・・おし、これで安心。

  
「陽気な母さんの店」お世話になりました  この案内図を見て一回り   この風青橋の奥に釣り人1名

鷹巣中央公園までは45km、ゆっくり走って約1時間の道程。
池の周りを偵察しながら、ぐる〜っと一回り。
釣り人は東側ワンド(霧の入江)の浅場に一人と、西側チェリーロード堰堤に一人のみ。
堰堤にお座敷を構えて準備をしていた釣人に状況を尋ねると、栃木からやって来たので何処がポイントでどんな釣り方がいいのか分からないので、とりあえず棚一本半の底釣をやってみると言う。

  
栃木からやって来た釣り人     オラの釣り座の選定基準は、駐車場から近くて足場のきれいな所だす

ほんじゃオラは、ふれあい広場のボート乗り場の脇にお座敷を設置し、13尺の底釣りでキメてみます・・・ここも、水深は一本半
「今から始めるのか?」と言いながら地元の爺っちゃまが近寄って来た。
「この辺は一番深い所だから釣れれば型がいいけど、あまり釣れないんだ。だから地元の者はみんな東側の浅場で釣ってるんだ」
「皆さんはどんな釣り方をしてるんですか?」と訊いてみると「底釣りでねばダメなんだ。エサはグルテンとバラケのセットでへらが寄ってきたら両グルだ」
「はあ、底ですね。でもここの底は凸凹なんですけど?」「それでも、この池は底釣りでねばダメなんだ。宙では絶対に釣れないんだ」

             
 
 ノッコミの時期は8尺でバンバンだと言ってたが?  「ノーアタリだ!」と愚痴をこぼす栃木の人

10時30分、エサ打ち開始!
爺ちゃまのご指導に則ってセットの底釣りを行うも・・・浮子が動く気配はない。
栃木の人も「底はノーアタリだ!」と愚痴をこぼしている。
そうして2時間、12時30分まで頑張るもオデコ!・・・まずは昼飯を食べて、後半戦は両ダンゴの宙をやるもや。
栃木の人は「もうお手上げだ、帰ります」と後片付けを始めた。

  
オイカワのスレかい!       根性もんの新べら         腰抜け13尺

後半戦のエサは、BASICの単品爆釣!!両ダンゴのA
はいはい、4:1の配合で熊手で15回かき混ぜてあとは絶対に弄らないことね。
宙にしたら、一投目から浮子が動くじゃん。
ゲッ、オイカワのスレの二連荘だってが。
その後、教科書どおりのきれいなアタリで新べらと思われる9寸が竿を絞る。
こヤツらは力を振り絞って抵抗し続けるもんだから、13尺の腰抜け竿ではきれいな弧を描いたままなかなか寄って来ない。
5枚ほどは順調に釣れるのだが、経時変化でエサに粘りが出てくるとアタリがピタリと止まってしまうのだ。
そうなると、このBASICの単品ダンゴは手水を打って柔らかくしてもなんともならないんだわ。
結局、エサを新しく作り直すとまた順調に釣れ出すという難しいダンゴなのだ。
そうして、3時30分までこの気難しいエサを騙し騙し使って9寸〜泣尺の良型を13枚!
初めて訪れた釣り場で今季初のへら釣り、釣果はともかく天気が良かっただけでもヨシ!としよう。

  
残念、僅かに尺を切ってる     こんなもんで勘弁してやりませう  近々リベンジに来っから

それにしてもこのBASICの単品って、全く練らなくても小池さん200回以上練り込んだタッチそのものだすな。
とにかく悔しいので、何としてもこのエサを自在に使いこなせるようならないと気が済まなくなってしまったす。