10'ワカ様


                       



                        釣行記






2010年03月13日(土)


・・・今回もやっちまった岩洞湖(最終釣行?)・・・



今シーズンのワカ様も今日で最後かな?と話ながらI藤氏と岩洞湖へ・・・蕎麦屋さんでGさんと合流。
ワラビ平レスト前の深場でデカサギ狙いをするべと意見はまとまっていたのだが・・・風雨がまともに吹き付けている。
こりゃ〜ヤバイ、少しでも風を避けられる家族旅行村方面へ向かうべとあっさり変更。
さすがに、この悪天候だと何処の駐車場も余裕で空いている。

  
I藤氏が沖へ沖へと暴走?     はい、次はこの辺を掘って     魚影はビンビンなのだが・・・

「オラたちさぁ〜、今まで第4ワンドで良い思いをしたことが一回も無かったんだでないかい?」なんてことを口にしながら、手当たり次第穴を開け魚探を突っ込む。
穴掘班がヘロヘロになってきたのを見計らって、湖底の状況も良く一番明確に魚影が確認される9.6mラインに釣り座を構えることに決定。

  
頭に雨漏が直撃して冷てぇ〜    手を離せば、アタリが出るってが  仕掛けを取り替えてみっかなぁ〜

ありゃっ、魚探の反応はビンビンなのだが?・・・アタリが出ない。
ようやく掛かってくるのはエサのサシを口からはばけるようにして上がってくる小サギなのだ。
そのうち、良型が回って来るべとの期待も虚しく一向に口を使う群れがやって来る気配が無い。
魚探は正直者だね・・・オラがステンレスのカップを穴の中に落としてユラユラ沈んでいったら、あっという間にきれいさっぱり魚影が消えてしまったもの。
程なくして魚影は元通り復活したものの、残念ながら口を使わない群れには変わりないのだ。
アタリは出ないけど、Gさんの神業を目の当たりにしたもんね・・・電動リール(イエティ)を穴に落として、あっと思った瞬間、瞬時に腕を穴に突っ込み間一髪でPEラインを掴み見事救出したんだから大したもんだよ。
オラなんか、コップが沈んで行くのを「あ〜あ〜」と言いながら眺めていただけだもの。

             
     
3.5ワンド方向を望む              レスト前が異様に混雑している

ところで、場所を移動するにもこの風雨だものとてもそんな勇気は湧かないし・・・トイレに出るのも我慢している状況なんだから。
ヤバイ、未だ片手にも届かない釣果に今日もやっちまったかも?との不安が募る。
それでも、昼近くになってようやく雨が上がった。
これを機に大移動を決意!

  
お〜し、テントを畳んで大移動だ! 目指すは弁天島・・・     家族旅行村裏・・・ここで妥協すっか

弁天島東側、水深6m〜12mラインまでを隈無く探索するもここぞという反応を見出せない。
当然、試釣りもスカ。
此処はキッパリ諦め、第5ワンド家族旅行村裏方面へと大移動。

弁天島西側の駆け上がりから対岸の深場へ向かって穴掘り・魚探・試釣り、穴掘り・魚探・試釣り、穴掘り・魚探・試釣り・・・・・・。
穴堀班の腕も回らなくなってきたので、11.2mラインの試釣りでも反応があったポイントで勘弁してやり妥協。
強風に煽られないようペグ・張り綱でこれでもかと厳重に固定し、ようやく二度目のテント設営完了!

  
あづい、汗が止まらねぇ〜    オマツリ解き・・・ここがこ〜なって   こっちでもオマツリ解き

障害物で魚影の反応を良く判断できないから、魚探監視役は見れば分かると言うI藤氏にお任せ。
微妙なアタリでデカサギが釣れてくるのだが、下バリに喰らい付いてくるのはことごとくヤツ(モロコ)なのだ。
このテントの中に、6本も仕掛けを垂らしているもんだからデカサギが掛かる度にオマツリ騒動が勃発。
気の毒なことに、I藤氏の右穴の真下には立木が立っていて魚が掛かる度に中層で根掛りしたり仕掛けをダメにするわで、誰かが代わる代わるオマツリ解きに勤しんでいる。
酷い時には、6本の仕掛けの内水中に垂れているのが1本だけで、みんなでオマツリ解きだもんね。
トラブルに継ぐトラブルだもの、一向に釣果は上がらないの当然の成り行き。
そうやって、5時まで訳の分からない釣りをしたオラの釣果は束には程遠い76匹!

             
  
左からヨースケさん、Gさん、I藤氏のカウンターと、ヨースケさん、Gさん、ヤツ、I藤氏のバケツ

今回もやっちまったなぁ〜」とガックリ肩を落として、日が落ちてガリッと凍てついた岩洞湖を後にしたのだ。


※参考:デカサギ狙い・・・全部のハリにブドウムシを付けたら絶大な効果を発揮しました。














2010年03月06日(土)


・・・ワカ様初体験者には気の毒過ぎた超激渋・・・



I藤氏が仙台の同僚T橋氏を氷上釣りの初体験に誘ったのだ。
うむ〜、外山で気温が4℃ってことは・・・氷上はグジャグジャでやばいんでないかい?
釣り人は思いの他少なく、薄明るくなった6時でも小石川の駐車場へ車を停めることができた。

             
 
ドリル初体験のT橋氏・・・やっぱ、ぎこちないもんだすな  おし!此処で一日頑張り通すべ

水深5.3mから6.4mライン数箇所に魚探を突っ込んで探索した結果、5.7m付近が湖底も安定しており魚影が一番濃い。
おし、本日のお座敷は此処5.7mに決定!

  
小石川上流方面を望む       対岸方面             柴沢入り口方面

思ったよりぶ厚い氷を精力的に穴開けしたI藤氏の汗がなかなか止まらない。
そんなI藤氏を尻目に、オラはいきなりのスタートダッシュ!
初っ端からI藤氏に30匹以上の差を付けてしまったのだ。
型は小サギばっかしで、ハリ掛かりさせるのに至難の業を要する難しい釣りを強いられる。
ワカ様初体験のT橋氏は、初めのうちこそ電動リールの扱いやアタリの見極めに手こずっていたが、すぐに慣れI藤氏と互角に釣果を争っている。

  
アタリの取り方にI藤氏の指導が入る この叩き台は使い手バツグン!  魚影はバンバンだす

             
     
水没させた電動を乾かしているのだ        誘い方はだいぶ慣れてきたけど

しかし、9時過ぎになるとお約束の食い渋りの時間帯に入った・・・少し早すぎるんでないかい。
魚探には大きな群れが入れ替わり立ち代り映し出されるのだが、1、2匹釣れるとピッタリ口を使わなくなるのだ。
いきなり難しい釣りを強いられたT橋氏が、初体験でワカ様釣りを嫌いになるんではないべかと心配したが、本人は真剣に穂先を見つめながら誘いを掛け続け適当に楽しんでいる。

             
   
左からヨースケさん、I藤氏、T橋氏の釣果      頑張り抜いても、こんなもんだす

この超激渋ワカ様に愚痴をこぼしながらも虚しい誘いを掛け続け、納竿予定時間の3時まで頑張ったもんね。
釣果は、ワカ様初体験のT橋氏は25匹、後半頑張ったI藤氏は40匹、ヨースケさんは丁度一束!

今日、超食い渋りの中でいろんな仕掛けを試してみた結果、どの穴で使ってみても単発的ながら唯一アタリを出したのがI藤氏が使っていたOWNERの段々ワカサギなのだ。
あのハリスの長さや太さ、固さが程良い誘いを誘発するんだべね。
ハリ先が甘いのがちょいと気になるけど、来シーズンは箱買いしておくべ。














2010年02月27日(土)


・・・撃沈の第5ワンド、前泊のジンクスを払拭できず・・・



今までオラとI藤氏が前泊で岩洞湖へ釣行して良かった試しが一度もないのだ。
そんなジンクスを払拭すべく、またもやお泊りしての釣行を企てたのだ。
今回はオラたちの他、su-san、Gさんも一緒だす。

季節はずれの大雨で洪水警報が発令され、秋田市内の一部地区では避難勧告も出されている。
そんな中、岩洞湖の氷は大丈夫だべかと不安を募らせながら岩洞湖活性化センターへ向かった。

             
   
スキースクールの指導員をしていた頃は・・・    この電磁調理器はど〜やって使うんだ?

さて明日は何処に入るべ?との作戦会議(お約束の大宴会)・・・これだけで今回の目的は80%達成したも同然なのだ。
これでもかとアルコールを腹に納めても、Gさんの体内時計は正確無比!目覚まし無しでも午前4時にはピッタリ起床。

  
このSHIMANOのリール?は巻くのが大変なのだ  この穴もダメだなっ  イマイチだけど此処で妥協すっか

家族旅行村の駐車場から湖面に下りる進路を右側に取る。
残雪に足を取られないよう慎重な足取りで薄暗い湖面に降り立つ・・・冷え込みが無かった岩洞湖はあづい!
手当たり次第穴を開け、魚探を突っ込んでは試し釣りの繰り返し。
そうして魚影を求めながら第5ワンドまで・・・その頃にはすっかり夜が開けていた。
7時、此処ぞというポイントが見つからぬまま水深12.7mラインで妥協し、2張りのテントを設営。

  
連結長屋の完成!         第5ワンド奥方向を望む      家族旅行村方向を望む

  
なしてI藤氏にだけアタリがあるのや? まずはコーヒータイム  I藤氏と穴を取り替えてもアタリはない

うむ〜、朝のゴールデンタイムの筈なのに?・・・・アタリが遠い。
お天気は最高なのだが、釣況は最低。
食い渋りというより、ワカサギが居ないのだ。
二束だった目標値を一束に下方修正、更に半束にと目標値がどんどん下がっていく。
それでもI藤氏の穂先だけは動くのだが、オラとSU-SANの穂先は頑として沈黙状態。
悔しいことに、穴を取替えても動くのはI藤氏の穂先だけなのだ。
I藤氏から穂先、エサ、オモリなどの指導・アドバイスが入るが・・・頑固もんのオラとSU-SANは意地でも従わないのだ。
当然、釣果は伸びる筈がなくますます水を開けられる。

  
放浪の旅へ出たsu-san     穂先を水面に突っ込んでアタリを取るのだ  テントの根元を釣るってが

あまりの穂先の動かなさに業を煮やし、オラとSU-SANは露天の旅へ・・・。
快晴無風の穏やかな天気、放屁の競演をしているテントの中より断然気持ちが良い!
普段はいの一番に露天へ飛び出すGさんが二穴主義を守り通し、意地でも動くことがなかったオラとSU-SANが外へ飛び出すという逆パターン。
しかし、アタリが無いのは露天でも一緒だす。

  
I藤氏(青)、オラ(赤)  I藤氏とオラバケツ・・・型は悪くないのだが  また来ねば気が済まねぇ〜

後半、I藤氏のアドバイスに素直に従い仕掛けを変更したGさんはどんどん釣果を伸ばし、余裕で束釣り達成!・・・うむ〜、恐るべし段々仕掛け
意地っ張りのオラとSU-SANは、とうとう最後まで初級者の低レベル争いから脱することができず「ダメだ、もう一回来ねば気が済まねぇ〜」と言いながら、誰〜れも居なくなった湖面を後にしたのであった。














2010年02月20日(土)


・・・行きはヨイヨイ・帰りはヘロヘロ・・・



朝4時、小岩井でー2℃・・・なんたら暖かい朝だこと。
今日は単独だから何がなんでも小石川へ入るのだ。
昨年、単独でワラビ平へ入った時、帰りの急坂がキツくて死ぬかと思ったんだから。
その点、小石川は駐車場から湖面まで一番なだらかだもんね。

なんと、5時でもう小石川の駐車場は満杯だってが!・・・ちょっと歩くけど第二駐車場へ。

ヘッドランプの灯りを頼りに漆黒の湖面に降り立つ。
小石川の上流部と柴沢方面の入り口付近に灯りが集中している。
オラ、そんなに遠くまでは絶対に行かないもんね・・・帰りが辛くなるだけだべさ。
駐車場から対岸方向へまっすぐ進み、最短距離で川筋に入るのだ。

この辺ではど〜だ。
うむ〜、なんぼなんでも水深3mでは・・・そ〜か、解禁当初に比べると水位が2〜3mほど下がっているのね。
20mほど先に進んで水深4.2m・・・湖底はきれいだけど魚も居ない。
更に20mほど先に進んで水深4.7m・・・湖底もきれいだし魚影もびっしり、ちょっと浅いけどここに決定。
オラのテントが駐車場から一番近いのだ。

考えてみたら、今シーズン自分のドリルとテントを使うのは初めてなのだ。
2.1m×2.1mのテントってこんなに狭かったんだっけか?
穴を7つも開け、テントの裾周りに雪を被せ終えたら汗だくで疲労困憊。
ど〜せ暗いうちは釣れないんだから、上着を脱ぎ捨てて、辺りが明るくなるまで快適なお座敷作りに専念しながらゆっくり息を整える。

  
小石川上流部           柴沢方面入り方向       手前にオラのテントがぽつんとひとつ

ようやく、ランプなしでも穂先が見えるくらい明るくなってきた。
いよいよ仕掛けの投入です・・・ありゃっ、お座敷を作った時には上から下まで魚影がびっしりだったのに、明るくなったら底の方にチラチラになってしまったわい。
とにかく、此処に尻を落ち着けたんだから今更移動するつもりなんて毛頭ないもんね。

初め、Lightの穂先に1.5gのオモリで始めたのだがワカサギの型が小さく、イマイチ乗りが悪い。
穂先を0.5g対応の軟弱タイプに替え、オモリも0.5gに付け替える。
この仕掛けで、入れ掛かりとは行かないが極小アタリを的確に捉えられるようになった。

                
            
IBCを聴きながら、ひとり静かにまったりと・・・至福の時間

一束までは順調なペースで達したものの、その後はお約束のアタリが遠のく時間帯に入ったのだ。
魚探には入れ替わり立ち代り大きな群れが入ってくるのだが、頑として口を使わないのね。
こ〜ゆ〜暇な時こそ二刀流の練習をするチャンス!

                
              
オラの二刀流は・・・足を引っ張っただけだす

ヒーターのガス切れを機に納竿した3時まで頑張って二束(204匹)を釣ったんだけど、情けないことに左手で釣ったのはたった10匹だけだよ。
オラの不器用さは半端じゃなく、なんぼしても左手でアワセられないんだわ。
おまけに両方の穂先を見ていると、微妙なアタリを見逃してしまったりしてかえって効率が悪いんだわ。
もう二度と二刀流はいたしません。(きっぱり)

さて、難関は撤収後の帰り道。
平らな氷上を駐車場に向かって橇を引いてるのに、2〜30m進んでは息を整えるために休まないと脚が上がらないんだもの、後から撤収してくる人たちに次々追い越される。
この勢いでは、なんぼしても第二駐車場までの坂を登りきる体力は残っていない。
荷物を満載した橇を駐車場の降り口に置きっぱなしにし、手ぶらで第二駐車場まで車を取りに行ったのだ・・・賢いというより、よく橇の荷物を持って行かれなかったもんだよ。

※行きはヨイヨイ・帰りはヘロヘロ、ワカサギ釣りは馬力のある仲間が頼りだす。














2010年02年13日(土)


・・・急峻な湖底に魚探は役立たず(敗北の岩洞湖)・・・



小石川の浅場を狙いたかったのだが、5時半過ぎでは当然駐車スペースが残っているわけがなく、I藤氏のたっての願いだった弁天島詣へ・・・。

             
    
馬力のある頼もしいトランスポーター        この辺ではダメか?

ワラビ平から弁天島へ向かって一直線に橇を曳く。
弁天島から50mほど手前は水深23m・・・魚影なし。
20m手前で水深14m前後・・・湖底の形状はあやふやで魚影も定かでない。
急峻な地形なもんだから3mほど移動しただけで水深が4〜5mも違うのだ。
I藤氏が岩洞水天宮へ手を合わせ、水深12m付近で一か八かのテント設営。

30分ほど頑張ってみるも、アタリもサワリも一回もなし。
お隣のテントの方も全くアタリがないと言う。
周りのテントの人たちも、露天に出て探索の旅を始めている。
お〜し、此処はきっぱり諦め大移動をするべと決心し、撤収開始

  
第3ワンド方面はテントがズラ〜っと レストハウス方面も賑わっている オラたちはぽつんと一張り

また、元来た足跡を辿りワラビ平方面へ・・・ワッセワッセと橇を曳く。
この辺はど〜だべ?と魚探を突っ込んでみるも・・・水深21m、魚影なし!
もっと岸よりは水深17mで魚影判別不可能。
更に岸側、水深14mで中層に魚影らしき反応に期待を込めてテントを設営する。
さすがのI藤氏でも、20個も穴掘りをすれば息も絶え絶え疲労困憊・・・釣れなくても、も〜う此処から動かないもんね。

此処も急峻な湖底だから、魚探が14mの水深を示していても実際は更に2mほど深くなっているのだ。
当然、この魚探では湖底の魚影を映し出しことは不可能・・・ここはひとつ運を天に任せ、8時30分第2ラウンドの開始。

  
あいや〜、またヤツかい      コーヒータイムにするべ      ヤツのリャンコだってが

微妙なアタリを捕らえと、ガクガク首振りをしながらの重量感のある引き?・・・ぬぬっ、不吉な予感。
案の定、一番下のハリを食べてくるのは90%の確立でヤツ(モロコ)なのだ。
上バリを食べてくれればデカサギの小気味良い引き味を味わえるのだが、1:1の割合でヤツが邪魔張りをしてくるのよ。
んだかといって、オモリを底から切るとアタリが出なくなってしまうのだ。
そ〜やって、ポツポツの拾い釣りに徹した段階で束超えは諦める。

  
外はいいお天気だこと       ポカポカ陽気にイビキが凄い!  アタリが遠いのでマッタリと・・・

束超えを諦めれば気楽なもの、I藤氏とヤツを釣った数自慢をしながらのマッタリ釣り。
午後になるとアタリはめっきり遠ざかり、穂先を変えたりオモリを変えたりしながら気分転換を図るが、アタリが無いのはさすがに飽きてくる。
それでも半束は行くだろうと高をくくっていたのだが・・・。

             
    
言っておくけど、ヤツの釣果じゃないよ       数はともかく、殆どデカサギだす

4時の終了前までの1時間30分でI藤氏が11匹釣ってるのに対し、オラは1回もアタリがなく目標の半束に2匹及ばず48匹、I藤氏は38匹・・・急峻な湖底に見事撃沈

今日はK又先生と合流する予定だったのだが、電話番号の手違いで連絡が取れなかったのがK又先生にとっては幸いだったのかも?
これからは冒険などせず、湖底のなだらかな人気ポイントへ入るべと硬く心に誓いながらワラビ平の急坂を登ったのであった・・・ガクッ!














2010年02月06日(土)


・・・前泊すると必ず天候が荒れ、超食い渋りになる岩洞湖・・・



盛岡市内のホテルを4時にチェックアウト。
5時には余裕で岩洞湖に着いた・・・盛岡市内からだと思いの外近いことを実感。
今日入る場所は、北西の風が強く吹くことを考慮して第2若しくは第3ワンドを目指す。
まだ5時を過ぎたばっかしなのに、第1から第3ワンドまで駐車場スペースが埋め尽くされていて、ようやく3.5ワンドに駐車できるスペースを確保。

  
ひえ〜っ、結構吹雪いているのね 今日は今までで一番寒いんでないかい  テントが飛ばされねぇ〜べか?

橇を何回も転覆させながら、何とか急坂を下り切る・・・荷物を片側に偏って積んだもんだからバランスが悪かったのだ。(反省)
薄暗い湖面に降り立ち50m程進んだ近場で数箇所魚探を突っ込み場所の選定をする。
お〜し、此処だ!水深7.7m、湖底が安定していて魚影の濃い場所に決定する。

6時過ぎ、まだ薄暗い中ヘッドライトを点灯し、胡坐が苦手なI藤氏は椅子仕様、オラは銀マットに靴を脱いで正統派のスタイルで釣りを始める。
考えてみたら、オラたちが薄暗いうちに仕掛けを垂らしたのって始めてのことなのだ。
あれっ?魚探にはシッカリ魚影が映っているんだけど・・・アタリが超渋いのだ。
ようやくハリに乗ったのは爪楊枝大のかき揚げ専用サイズ・・・菜魚湖のヤツよりも小さいんでないかい?
皆さん夜明け前からテントを設営しているから、薄暗い方がバンバン釣れるもんだと思っていたけど、そ〜じやなかったのね。

                 
           
タックルBOXの上に叩き台を載せて・・・なんたら不安定だこと

空がすっかり明るくなった7時頃から、ようやく良型が掛かり出してきたが入れ食い状態には至らず、ポツリポツリのまま一向に上向く気配がない。
魚探を覗くと、入れ替わり立ち代り大きな群れがやって来るのだが、1匹か2匹釣れるとピタッとアタリが止まってしまうのだ。
何だべ、この群れは草食系のワカサギだからサシを食べないんだべか?

             
    
穂先が固まってしまって全く動かねぇ〜     あららら、エサをすっかりひっくり返して

まだ65匹くらいしか釣ってないのに、10時頃になるとアタリがピッタリなくなってしまった。
I藤氏の方は結構アタリがあるみたいで盛んにアワセをくれているが、オラの穂先は微動だにしない。
I藤氏から何だかんだとアドバイスが入るけど・・・なんぼしたって、穂先が動かないんだもの。
オモリや穂先を取替えたり、誘い方もいろいろ試してみるも一向にアタリは出ない。
もしかしたら、仕掛けが合わないからかと考えDaiwaの0.5号からI藤氏が使っている段々仕掛けに取り替えてみても頑として穂先が動かないのだ。
65匹までは、I藤氏と同じペースだったのにどんどん突き放されて行く。

             
     
この吹雪の中、みんな好きなのね      これだけ雪に埋まれば飛ばされることはねぇ〜な

この魚探に次々現れる大きな群れは口を使わない群れなのね。
んだかといってこの吹雪中、もうちょい深場の方へ引越しする気力なんぞ持ち合わせていないもや。
検札にやって来た漁協のSSKさんに周りのテントの状況を尋ねてみると、今日はかなり食いが渋いようで一番釣っている人で60匹位とのこと。
うむ〜、移動しても大して変わりがないってことなのね。

             
      
 参りました・・・              水の量が違うんだからね

オラとI藤氏、ウサギと亀ならず亀と亀の競い合い。
その亀のオラは飽きてしまってお昼寝タイム・・・。
オラが寝ている間にI藤氏亀は束越えを果しているのかと思ったら、I藤氏もオラに付き合って失速状態に陥ってしまったみたい。
そ〜やって、夕方4時まで無駄に頑張ってもI藤氏はまでのあと1匹がど〜しても釣れず99匹、ヨースケさんはI藤氏に大きく水を開けられて79匹・・・またまた、頭が上がらなくなってしまったのだ。(当分の間、I藤師匠のアドバイスの猛攻を甘んじて受けさせて貰います)

                
            
帰り際、I藤氏のウ〇コタイム・・・夕暮れのレストハウス

不思議なもんで、何故かオラたちが前泊して岩洞湖に来た日は、必ず高速道路が吹雪で通行止めになるくらい天候が荒れ、超食い渋りに見舞われるのね。
確か去年も大荒れで高速道路が通行止めになり、超食い渋りだったもの。














2010年02月05日(金)


・・・菜魚湖(ななこ)で8個(仕掛け)のオマツリ野郎・・・


I藤氏と二人で早朝3時に秋田の宿舎を出発し、圧雪路面を快調に飛ばし奥中山へ・・・!
予定通り5時には小岩井を通過・・・なんと!気温は氷点下17℃だよ。
6時過ぎ、Gさん、su-san、N村君御一行に10分ほど遅れて無事菜魚湖(大志田ダム)に到着・・・寒い!何なのこの寒さは。

  
上流左岸側にずらりとテントが・・・  オラたちはどっちに行くべ?   下流側も結構なテントだよ

             
     
オラたちは、空いてる右岸側かい?        この辺の魚影はど〜だべ?

6時30分まで湖面に降りるの待たされていた釣り人が、一目散に思い思いのポイントへと散って行く。
赤松道白橋より上流側は数が出るけど小振りで、下流側は数はともかく大振りなのが釣れるという・・・さて、オラたちはどの辺に入るべ?
とりあえず、昨年Gさんたちが良い思いをしたという赤松道白橋シモの右岸へ2張りのテントを設営しお座敷を構える。

             
   
 あれ〜、岩洞湖より渋いんでないかい?      アタリはあるけど、なかなか乗らねぇ〜

7時、期待を胸に仕掛けを投入するも・・・あれ〜っ???
アタリは盛んにあるのだが、なかなかハリ掛かりしてくれないのだ。
ようやく乗せた魚体は・・・骨と皮だけのマッチ棒サイズ
なして?岩洞湖よりも渋いなんて、聞いてた話とは全然違うんでないかい。
そうこうしているうちに魚探の反応が次第に薄くなり、ついには何〜にも映らなくなってしまった。

             
      
お〜し、対岸へお引越しだ           二張りのテントも移動完了!

そんな状況に業を煮やしたGさんが、魚探片手に魚影探しの旅に出て行き、対岸寄りで魚探にビッシリ反応がある好ポイントを見つけてきた。
お〜し、そっちに移るべということで、お引越しを始めます。

10時、お引越しも完了しいよいよ釣り再開。
水深12m、魚探には上から下まで魚影がビッシリ・・・やっは、これでなくちゃ菜魚湖と言えないもんね。
ただ、Gさんたちのテントは平らなお座敷で快適空間が保たれているが、オラたちのテント設営場所はこれでもかというくらい凸凹で当然マットを敷くのは不可能、椅子も思ったところに置けないし、テーブルも不安定なのだ。
I藤氏にテントの設営場所は平らなことも重要な条件だということを教えていなかったオラも悪かったけど・・・あれは、針の筵だよ。
I藤氏は「平らに均せばいいべ」というけど、あの硬い氷をど〜やって均せってよ・・・とにかく、何もかにもが不安定で落ち着いて釣りが出来ないんだもの。
それでも、この硬い氷に5個も穴を開けてくれたんだから、ここはひとつ妥協をして二刀流で攻めてみることにしたのだが・・・これが、大誤算だったのだ。

  
あいや〜、またオマツリだよ    魚探には上から下までビッシリと   おし、エサを付け替えたぞ

考えてみれば、水深12mなのに対し持っているオモリは一番重いもので1.5gだし、穂先も1.5g対応以下の柔らかいやつしか持ってないのだ。
魚影はすこぶる濃いので入れポン、出しポンで掛かるのはいいのだが、ちょっと置き竿にするとたちまちオマツリ
満足に見えない目で根性の知恵の輪解きをやっているようなもの、それが立て続けに発生するもんだから時間のロスが半端じゃないのだ。
挙句の果て、ど〜しようもなくなって仕掛けをぶった切るハメに。
とうとう二刀流を諦め一本勝負に切り替えるも・・・それでも、I藤氏の仕掛けとオマツリをする始末。
オラ、仕掛けを8個も消耗したんだもの戦意喪失するのは当然だべさ。

  
su-sanの釣り台はとってもいいね  すっかり板に付いてる二刀流   N村君のその硬い穂先は反則だべさ

お隣のテントのGさんグループは、菜魚湖の釣り方を熟知しているから皆で2.5g級のデカオモリを使用しオマツリなど皆無・・・順調に数を伸ばしている。
岩洞湖仕様の準備しかしていなかったオラたちとは雲泥の差・・・対策と釣り方を良〜く聞いておくんだったわい。

             
     
勘定奉行!一束ずつジップロックへ        菜魚湖でこのカウンターはねぇ〜べさ

なんだかオマツリ解きばっかししていて何がなんだかわからないうちに試釣終了の15時を迎えてしまった。
釣果は、とても恥ずかしくて公表したくないんだけど・・・オラが252匹でI藤氏が241匹
漁協の「お帰りの際はお忘れ物のないように」、「事故の無いよう運転には十分気を付けてお帰り下さい」の放送を聞きながら、ガックリ肩を落とし湖面を後にしたのだ。
菜魚湖なんて嫌いだもや・・・今夜は盛岡市内のホテルに泊まって、明日は岩洞湖で口直だ!














2010年01月30日(土)


・・・今季最高の人出!超食い渋りの岩洞湖・・・



I藤氏は早朝3時半に秋田の宿舎を出発し、5時半に我が家へやって来た。
ゴンさんも3時半に自宅を出発し、既に家族旅行村前の湖面に降り立っているという。
6時半、遊魚券を購入するため藪川そば屋さんへ立ち寄ると「もうこの時間だら、何処も駐車する場所がないよ」と忠告を受ける。
案の定、小石川、ワラビ平、レストハウス前の駐車場は超満員でテントの数が半端じゃない。。
ひぇ〜っ!対岸へ回るとテントの数はますます増え、第1ワンドから家族旅行村までの道は路上駐車の車でビッシリ埋め尽くされている。

路上駐車で狭くなっている道を慎重に通り抜け、ようやく家族旅行村の駐車場へ辿り着いた。
橇に積み込んだ荷物とヨースケさんを駐車場で下ろし、I藤氏は車を停めるスペースを探しながら今来た道を第3ワンドの方へ戻る。
ゴンさんのテントは、湖面に降り立ち左方向へ向かって真っ直ぐ進み2個目のコールマンのテントね。

  
ゴンさんのテントは何処だ?    湖面に降り立って左へ・・・    あった・あった!このテントだな

7時、無事ゴンさんのテントへ合流。
朝マズメのうちにてっきり一束は釣っているものと思って状況を確認すると・・・信じられないことに、全くアタリがなくたった3匹釣れただけだという。
ゴンさんの魚探を覗いてみると、水深10mで湖底に思い切り障害物が入っており魚影がないべさ。

                
              
ここに別荘を建てたから、母屋からお引越しだ

「此処はヤバイべ」ということで、別荘を建てるべく場所探しを始める。
ようやく駐車スペースを確保したI藤氏にテントを持って来るよう命ずる。
周辺に穴を開け湖底の状況を確認してみるも何処もかしこも障害物だらけできれいな湖底が見当たらない。
ゴンさんのテントから30mほど岸寄り、水深8.9mにようやくきれいな湖底で魚影も確認できるポイントを発見!・・・おし、別荘を建てるのは此処だ。

  
出足は快調だったI藤氏      二刀流が間違いの基でないかい?  マイペースで静かに釣ります

別荘にお座敷を設置し終えたのが8時・・・あんなに早起きしてきたのに、この時間になってやっと釣りを始められるのだ。
真っ暗なうちから仕掛けを垂らしていたゴンさんにハンデはなし。
食いが立っているのは精々9時30分頃まで、今から1時間30分が勝負どころなのだ。
I藤氏が初っ端から鬼アワセをくれながら順調に飛ばしている。
ゴンさんは二刀流で攻める作戦に出たが、2本分のエサ付けやらトラブルで逆効率・・・何故か左手のDaiwaのリールにしかアタリが出ないのだ。
ヨースケさんは静かなモーターでマイペース!

案の定、9時30分過ぎあたりから急激に食いが落ちてきた。
群れは途切れることなくやって来るのだが、こんなに渋くなるとは。
魚探監視役のI藤氏が「おお〜っ、来てる来てる!スゴイ群れだ」とか「今度は三層の群れだ!」とかって盛んに実況中継をしてくれるのだが・・・口を使ってくれないのだ。

  
オラのカップにお湯が少ないぞ   寝ぶり釣り法・・・       今のうちに母屋を畳んでおくべ

ゴンさんとI藤氏は「柔らかくて感度のいい穂先だ」とか「今度は素早いアタリがとりやすい硬い穂先だ」とかって言いながら穂先を取っ替えひっ替え試行錯誤
I藤氏の誘いや鬼アワセはますます力が入り、一挙手一投足がガチャラガチャラって何たら喧しいこと・・・此処がドーム船だったら揺れてるよ。
何を使ってもアタリが出ないのは一緒だけど、ヨースケさんも二人に釣られてロング穂先に交換・・・「長い穂先で遠くを釣るのだ」と訳の分からないことを言いながら、数少ないアタリに神経を集中する。

遠退いたアタリに業を煮やしたゴンさんは、「ひとつの穴で3匹ずつ釣って、10箇所回れば30匹稼げる」と、露天に出て後家穴探りの旅に出るも・・・風と寒さにめげ、6匹の釣果にほうほうの体でテントに戻って来た。
露天で電動リールは、ガイドやスプールが凍り付き無理があるべさ・・・大きいガイドを付けた穂先にナイロン糸を巻いたリールじゃないとダメなんだ。

             
 
左からゴンさん、ヨースケさん、I藤氏のカウンター  デカサギ・ワカサギ・小サギのゴッチャ混ぜ

この食い渋り中、夕方5時まで頑張り抜いてそれぞれの釣果は・・・。
一番アタリがあった筈のI藤氏は、鬼アワセの甲斐もなく目標のには届かず。
二刀流のゴンさんは煩悩にあと一歩及ばず。
ワン・ツー・スリーの語呂合わせを狙ったヨースケさんは勢い余って2匹オーバー。

周りのテントはいつの間にかすっかり撤収してしまっていて、オラたちが最後だったのね。
帰る時には隣の一張りと入口付近に一張りしか残っていなかったもの。














2010年01月27日(水)


・・・一日遅れで岩洞湖解禁!・・・



I藤氏と二人、秋田の宿舎を午前3時に出発して昨日解禁したばかりの岩洞湖へ・・・眠い、早朝というより夜中だよ。
2時30分に起きるなんて、余程のアホがやることだべさ。
国道46号を通って盛岡に向かうのが最短距離で短時間なのだが、この時期は秋田道〜北上JCT〜東北道の高速道路で行くのが絶対安心だもんね。
凍結路面に緊張して肩を凝りながら運転するより、遠回りにはなるけど高速の方が断然疲れないもや。

                
              
まだか〜?穴はテントの真ん中にセットしろよ

小石川の駐車場へ無事到着したのは午前6時、空を見上げると満天の星空だ。
ど〜しても対岸まで行きたがるI藤氏を抑え、駐車場から一直線に進んだ湖面のど真ん中付近で「この辺に穴を開けてみるべ」と強引に立ち止まらせる。
意気込んで遠くまで行ったからって釣れる保証はないし、寧ろ帰りが辛いだけだべさ。
付近に数箇所の穴を開け水深と湖底の形状を確認して、一番釣れそうな穴の場所へお座敷を構えることにする。
真っ暗な中、I藤氏一人でテントの設営を始める・・・オラはライトで照らしてあげながら「まだか〜?」と催促をしてるだけ。

  
日が昇ってから周囲を見回すと・・・テントの数が思ったより少ないのだ。昨日の解禁で今日は中弛み?

薄暗い中、ランタンの灯を頼りに良く見えない目を凝らしながらようやく仕掛けをセットしての釣り開始!
水深7m、魚探には分厚い層の濃い群れが次々やって来るのが映し出されている・・・こ〜ゆ〜状況を目の当たりにすると焦りを感じざるを得ないのだ。
午前9時頃までが釣果を伸ばすチャンス・・・開始早々のダッシュが重要なのだ。
うむ〜、この焦りを感じる忙しい時間帯にオモリ0.8gを選択(落下速度が遅すぎ)したのは失敗だったし、肝心の電動リールの巻上げ速度が今にも止まりそうなくらいヨロヨロなのだ。
考えてみたら、この電池は昨シーズン使用してそのまま入れっぱなしにしておいたもんだから、風前の灯。

  
ど真ん中に設営したのはオラたちだけ 氷が揺れんばかりの鬼アワセ!  メンテナンスをちゃんとするべし

オモリを1.5gに取替え電池も新品に交換して、さてこれからがダッシュ本番と意気込んだものの・・・ありゃぁ〜っ、モーターは元気良く回っているんだけどスプールの回転が遅い。
メンテナンスを怠っていたもんだから、駆動部のゴムローラーが劣化してスリップしているのだ。
おまけにスイッチの調子もいまいちで、かなり強く押し込まないとスイッチが入らなくなってしまったのだ。
この忙しい時間帯に、バラしてスイッチの調整やゴムローラーの交換なんてやってられないもんね。
とにかく今日のところはこのままの状態で、騙し騙し続行することにしたのだ。

更に悔しいことは、その一番食い気が立っている時間帯に、ヒメマスに暴れられ振動子に仕掛けを絡ませグジャグジャにされてしまったりして仕掛けを3組も取り替えたのだ。
オラがリールや仕掛けのトラブルに手こずっているのに、普段はトラブル常習者のI藤氏がノントラブルで「アタリを見逃した」だの、鬼アワセをくれながら「くっそー!乗らねぇ〜!」だのと騒ぎながら順調に釣っている。

             
     
エサはこまめに取り替えてっと          超過敏ちゃんの自作扇子竹骨穂先

そのインベーダーが攻めてくるように途切れることがなかった魚影も、さすがに9時30分頃になると単発的な小さな群れに変わった。
この単発的な小さな群れは簡単には口を使ってくれず、ようやくアタリを出してもなかなかハリ掛かりには至らないし、おまけに途中でバレるもんだから始末が悪い。
こ〜なると、手返し云々というよりも如何に少ないアタリを確実にモノにするかの技量が問われるのだ。
I藤氏は「目指せ二束!」と目標を掲げ、鬼アワセにますます力が入る。
ヨースケさんは穂先を自作の扇子竹骨穂先に取替え極々微妙なアタリを捕らえる作戦に出る。
単発的な小さな群れを魚探の反応で確認すると、派手な誘いを入れると一瞬でパッと散ってしまうのだ。
そ〜っと誘えば、仕掛けの動きに釣られて上下動をしながらピクッと小さなアタリを出すのだ。

             
    
I藤氏は丁度200匹、念願の二束達成!      二人の釣果・・・小石川も良型揃いだす

そうして夕方4時まで頑張り抜いて、I藤氏はついに念願の二束達成!を果したのだ。
ヨースケさんは正しい釣り人には有るまじき恥ずかしいトラブルで時間を無駄にしながらも、上から読んでも下から読んでも252匹の釣果。
日が昇ってからは極端に食い渋りの釣りを強いられたものの、幸い単発的な小さな群れが終日途切れることなく通過してくれたので、飽きることなく一日遅れで岩洞湖解禁を満喫できたのであった。

撤収時、オラが余計なことをしてドリルの片付けを手伝っていたら、左手薬指の指先をスパッと切ってしまったのだ。
オラは止め処なく流れ出る血をテッシュで抑えているのが精一杯で、撤収作業はI藤氏一人で頑張ったのは至極当然の成り行き・・・えっ、I藤氏一人で片付けるのはいつものことだってが。
オラのことを心配したI藤氏は「すぐに病院へ行って縫って貰うべ」と勧めるけど、「血は出てるけど全然痛くないないもや。縫うだなんてそんなわざわざ痛いことをして貰うのは絶対に嫌だ!」とキッパリ拒否。
それより、メガネを直しに行かなくちゃ。














2010年01月23日(土)


・・・解禁前練習釣行・・・



へらに誘われたんだけど、大曲は真冬日で雪の予報。
悲しいかな、へらテントは前面を開け放たないと釣れないもんだから寒いべさ。
かといって、岩洞湖の今週末の解禁はありえないしぃ〜・・・。

                
                
あれっ、今日は意外と人が少ないのね

てな訳で、M畑堤で解禁前の練習釣行だい。
仙岩峠を越えると、秋田県で降っていた雪が嘘みたいに穏やかなお天気なのね。
先客は2組・・・入口傍と水落し脇にテントが設営されている。

             
     
はい、釣り座はその辺でいいな          一人で大丈夫かぁ〜!

             
 
 もうちょい左側に移動させた方がいいんでないかい   お〜し、張り綱も張りて終え完了だすな

どれどれ、まずはI藤氏が新調したエキスパートドリルの切れ味テストと、6人用テントの設営練習を行うのだ。
尤も、穴開けもテントの設営もI藤氏一人でやったから、オラにはどんな塩梅だか分からないけど・・・。
お座敷の設営までは順調だったのだが、肝心の魚探に写し出される魚影が・・・薄い
水深は2m30cm、時折現れる魚影にアタリはあるのだが・・・なかなかハリに乗らないのだ。
昼過ぎまでオラがヤツを1匹釣っただけで、二人ともオデコ
バシバシ釣れるんだったら、su-sanを呼ぶつもりで釣り座も準備していたんだけど・・・とても、呼べる状況ではないのだ。

  
アタリはあるんだけど、乗らねぇ〜 ヨースケさんは放置プレーだす su-sanの分の穴も用意はしたんだども

魚影が現れた時に大きな誘いをかけると、クモの子を散らしたように一瞬で逃げるのよ。
そ〜っと誘いをかければ、魚影も仕掛けに釣られて上下動するのだ。
そうやって、足止めをさせておいてアタリを持続させるも頑としてハリに乗らないし、ようやく乗っても途中でバレるのだ。

オラは段々ワカサギ1.5号、I籐氏は渋りワカサギ1号を使用・・・悔しいことに、この0.5号の差で釣果に3倍の開きがあるのだ。
(途中経過:I籐氏30匹、ヨースケさん10匹
そんな苦戦の中、Crystiaをツルンと滑らせた瞬間、ボッチャ〜ン!だって・・・あいや〜、この堤でCrystiaを水没させたのはこれで2回目だす。

  
新作:字消しカートリッジ式手バネ 水落し脇に別な2組がやって来た   1,600円と100円のカウンター

手バネに変えて後半戦、根性の頑張りでなんとかダブルスコアまで(I籐氏40匹、ヨースケさん20匹)差を詰めるもTHE END。
なんぼ練習釣行だからって、あまりにも情けない釣果にすっかり自信喪失・・・これで、当分の間I籐氏には頭が上がらなくなってしまったのだ。(I籐氏娼と呼ばせていただきます)

撤収時・・・なぬっ、テントの畳み方が解らねぇ〜ってが?
「ほれほれ、とにかく取説を読め」
・・・普通はね、取説をちゃんと家で読んでから持ってくるもんだべさ。










                        釣行記