09'ワカ様


                       



                        釣行記








2009年03月07日(土)


・・・岩洞湖強風の最終苦行・・・



早朝5時、I藤氏は予定通り秋田からやって来た。
果たしてこの強風の中、釣りが出来るんだべか?と半信半疑で岩洞湖へ向かった。
おろっ、既に明るくなった湖面には結構な数のテントがズラ〜っと並んでいるのね。
なんたらバカな(好きな)連中が多いこと!・・・オラたちもだけどさっ。
今日は別な同僚も駆けつける筈だったのだが、この強風に恐れをなして断念したのは至極当然のことなのだ。

            
  
漁協の佐々木さんは、わざわざドーム船まで行って釣り座の確認を・・・親切で頭が下がる方です

「うむ〜、この強風の中にテント張る勇気があるかい?」「予約してないけど、ダメ元でドーム船へ行ってみるべし」
この強風でテントが張れず急遽ドーム船へやって来る人が多いとのことだったが、幸いオラたちが入る二人分は確保できたもんね・・・ラッキー!

  
皆さん苦戦中?          風に船が揺れて穂先が撓る・・・その中から微妙なアタリを取るのだ

7時頃から釣り始め、10時まではポツポツと良型が飽きない程度に釣れてたのだが・・・ヤマメヒメマスが掛かってから、長〜い長〜い苦行の幕が下りたのだ。
あいやぁ〜、アタリもサワリもな〜んもなくなってしまったわい。
頻繁にエサを取替え、仕掛けやオモリ、穂先まで取り替えたりといろいろ手を尽くすも、時速1〜2匹の虚しい苦行のペースから脱却できないのだ。

            
ドーム船のトイレが使用禁止なので管理棟まで(遠いこと)   釣れないし、眠いし・・・

そ〜なってくると、初心者?にあ〜だこ〜だと指導をしている講釈オヤジの声や、走り回る子供の振動が気になってしょうがないのだ。
おまけに、大した用もないの何回も出入りして・・・開けたヤツはちゃんと戸は閉めろよな!風が吹き込んで来てアタリがとれねぇ〜べさ。
乗り合いのマナーってもんを持ち合わせていないもんなのかね・・・あんたらの貸切じゃねぇ〜んだから。
やっぱ、設営や撤収が面倒くさいけど、マイテントが一番だね。

                
              
殆ど良型・・・一束でバケツがいっぱなのだ

予定の15時まで頑張るも、とうとう苦行の状況は好転せずオラの釣果は64匹、二人分合わせて107匹
ちょっと心残りだが、今シーズンの岩洞湖はこれで勘弁してやることにして、リベンジは来シーズンへ持ち越しだす。














2009年02月28日(土)


・・・残念ながら神様は善行を見てなかったのね・・・



岩手県内の渓流解禁が明日に迫ったというのに、未だワカ様モードから脱却できずヤマメの準備をしていないなんて我ながら不思議でしょうがないのだ。

未明に秋田を発ってオラを迎えに来てくれたI藤氏の高級車に同乗し、6時30分に自宅を出発!(オラの車は車検整備中なのだ)・・・いつもより気合が入っていて、ちょいと早い出発だもんね。
岩洞湖に先着しているsu-sanとゴンさんは、家族旅行村前に釣り座を構えているという。

            
    
午前7時18分、藪川は氷点下12℃       前のタイヤの下の雪を掘り起こさないとダメだ

おろっ?第1ワンド付近の右カーブの所までやって来た時・・・おろっ、路肩の雪提に軽ワゴンが乗り上げているんでないかい?
悪戦苦闘を強いられているのを尻目に通り過ぎて行く訳にはいかないっしょ・・・ってことで、スコップを出して救出のお手伝い。

            
   
え〜っと、ゴンさんのテントは何処だ?       あった、あった!このテントだ

ちょいと道草を食ったけど、8時には家族旅行村の駐車場に到着。
「朝から人助けをしてきたんんだから、今日は釣れるんでないかい」「神様はオラたちの善行をちゃんと見てるべさ!」
ゴンさんのテントはどこだ?・・・了解、あの正面のコールマンのテントね。

                
               
あれっ、su-sanはすっかりお寛ぎタイム?

ゴンさんの釣果は一目瞭然カウンターなんて必要ないのね。
えっ、su-sanはバケツを出していないの?
su-sanとゴンさんはあちこち彷徨い試掘を繰り返すこと1時間、ようやくここに釣り座を構えたようなのだが・・・超激渋なのね。
そんな状況下でオラたちが釣りを開始したのは8時20分・・・いつもより1時間も早い釣り開始だよ。
うむ〜、こりゃぁ〜超激渋というより全く釣れないのだ。
そのうち群れが回遊して来るべと余裕をこいていたオラも、開始から30分間もアタリがないんだもの、さすがに「ボッ」を覚悟したもんね。

  
まずは、ここ掘れワンワン!   どれどれ、氷を掬って魚探を挿入   ど〜お、アタリある?

            
 
水深6m、魚探に反応があるし2匹釣れた此処に決定!   引越し完了!忘れ物はね〜か?

2時間ほど頑張ってはみたものの、このままでは「ツ抜け」も覚束ないんでないかい。
ここはひとつ、勇気を出して釣れるポイント探しの彷徨をするべし。
ひとつの穴で1匹しか釣れないんだったら、100個穴を開ければ束釣りできるべさ!」「んだなっ」と訳の分からない会話をしながらあちこち彷徨する。
天気はいいけどさすがに露天は寒いのね・・・PEラインがあっという間に凍り付くもんだから何たら釣り辛いこと。
そうこうしながら、僅かながらも魚探に反応のあった穴を第2ラウンドの釣り座に決定!

  
あれっ、オラのハサミは何処さいったべ? アタリがあったら合わせるのよ  su-sanのプチ入れ掛かり

11時第2ラウンド開始!
さっきまでの釣り座よりはいくらかマシだけど、やはり超激渋には変わりがない。
ゴンさんは穂先を取替えひっかえ頑張るも状況は好転せず、寝釣りをキメ込む・・・本人曰くこの体勢の方がアタリが取りやすいんだと。
キジ打ち後のsu-sanに、いきなり4連荘のプチ入れ掛り!・・・も、長続きはせず。
超軟調穂先を凝視しているI藤氏、「今、アタった」「あっ、またアタった」って・・・「見ているだけではダメだべさ。なして合わせねぇ〜の?」

            
  
寝釣りでもしっかりアタリを取っているのだ   大ヤツ(ウグイ)を掛け、全員とオマツリだってが

そろそろラッシュが来るかもと淡い期待を抱きつつ、5時30分まで時間を延長して頑張ったんだけど、ついに全員撃沈!

                
                
43+32+27+27=129

せめてボウリングのスコアよりは釣れるべと高をくくっていたオラの釣果は、悲しいかな43匹、4人全員の釣果を合わせても129匹だよ。
岩洞湖の超激渋ワカ様は何たら手強いこと、ヤマメの釣果よりも少ないんだから。

さて、明日3/1は渓流解禁
オラもそろそろヤマメモードに移行せねばと思いつつも、今季もう一回だけ岩洞湖の超激渋ワカ様と勝負しないと気が済まないのだ。














2009年02月14日(土)


・・・・強風下の修行・・・



昨夜からの強い雨は上がったものの、強風が吹き荒れている。
「こんなに荒れてるのに、湖面にテントがズラ〜ッと並んでいるよ」「なんとバカな奴らが多いんだべ」「オラたちもだけどなっ」なんて会話をしながら家族旅行村の駐車場へ車を停める。
さすがに今日は、どこの駐車スペースも余裕がある・・・やはり、こんな日に岩洞湖へやって来るのはバカ者だけなのだ。

            
 
お〜い、ストップストップ!あんまり遠くへ行くな〜   まずはその辺から・・・次はあっちね

風裏になる第3ワンドに降り立ち、数箇所穴を開けて水深と魚影を確認する・・・穴開けはI藤氏の役目で、オラは魚探を覗く役。
水深6.7mで湖底に反応が出ている場所にテントを張る。
まともな風は受けないが、時折巻いて吹く風にテントが煽られる。

            
 
  新しく削ってきたこの穂先はいい〜なっ!      オラは硬い穂先で的確に掛けるのだ

9時、ようやく釣り開始!
5〜6匹パタパタと入れ掛り幸先の良いスタートを切ったのも束の間、ピタッとアタリが止まってしまった。
魚探は相変わらず湖底に反応を示しているが、一向に変化がないのだ・・・あれぇ〜?もしかしたら、これって湖底に沈んでいる障害物の反応でないかい。

ダメだここは、再度周辺穴掘り探索の旅に出る。
10mほど沖目の水深7.8mに反応がある・・・お〜し、こっちに引越しだ。
どんな強風にでも耐えられるよう、氷に穴を開け木の棒を氷の底に水平に引っ掛けて張り綱のアンカーにする。
これだけガッチリ釣り座を構えたからには、もう〜ここからは動けない。

            
 
ありゃぁ〜、周りのテントはみんな撤収したのね     テントの中はあづいこと!

この強風に耐えかねたのか、釣れないからなのか、周りのテントは次々撤収してゾロゾロ帰っていく。
正午を過ぎた頃には、テントの数がすっかり疎らになり閑散としてしまった。
うむ〜、釣れない・・・?
それでも頑張っているオラたちは、一番バカ者なんだべか。

  
水面から湖底まで何〜んにも映ってない 午後からはDaiwaが唸りを上げる ひえ〜でっけ〜!写真に撮ろう

時折群れの反応が現れるけど、来たと思ったら新幹線並のスピードで過ぎ去って行くのだ。
「お〜し、来た来た」と喜びも束の間、30秒から1分で群れがきれいサッパリ通過してしまうもんだから1〜2匹釣るとパタッと打ち止めになるのだ。
その少ないアタリを的確にモノにしても、ようやく時速6〜7匹なのだ。
何ってたって1時30分から3時30分までの2時間、アタリもサワリも何〜んもなかった空白の時間はさすがにグッタリ堪えたえました。

                
            
二人の釣果・・・数は釣れなかったけどデッカイもんね!

4時30分まで粘ってオラの釣果は50匹!二人合わせて78匹!・・・またもや惨敗だす。
強風下で移動も儘ならない修行の一日だったけど、「それでもワカサギ釣りは面白れぇ〜!」と話しながら帰宅の途に就いたバカな奴らだす。














2009年02月11日(水)


・・・爺っちゃま釣りin八郎湖・・・



建国記念日の今日、I藤氏と二人でイチゴ大福を食べながら船越水道へ・・・。
渓流竿を使って船着場からのワカサギ狙いなのだが、抑えにイシガレイ釣りの仕掛けも準備して行く。

確かに、同僚に教えてもらった船越水道の船着場にはワカサギ釣りのおっちゃんたちが数名竿を出しているが・・・胸までの高さの堤防に寄りかかって釣るんだものオラたちはパス!
やっぱ、メジャーポイントの東部承水路方面に行くべし・・・んだなぁ〜。

            
   
今年の八郎湖は全く氷結していないのだ    向かいの船着場にも重量級タックルが並んでいる

東部承水路川口地区の各船着場はワカサギ釣りのおっちゃんたちで大入り満員状態である。
一台分の駐車スペースを見つけ、オラたちも船着場へ下りる。
昨年の今頃は此処で氷上釣りをしていたのに、今年の八郎湖は全く氷結していないんだからもの凄く暖かいんだね。

うむ〜、ここで釣っている人たちのタックルは凄いよ・・・ぶったまげた!
海で使うぶっ太い投げ竿に、100ワットの電球の玉みたいなでっかいウキを付けドボンと投げて釣っているんだもの。

オラはそんな人たちを尻目に、本流竿(ULTRAGAME SPECIAL SUL65-70)に道糸がフロロの03号、仕掛けは段々ワカサギ1.5号、目印を10cmピッチに8個付けたフカセ釣り
ありゃ〜っ、水深は1.5m程しかないのね。

思ったより流れがきつく、右から左へ仕掛けがどんどん引っ張られる。
うむ〜・・・アタリがない?
丁度オラたちポイントの底には水草のようなものが生えているのか根ガカリが頻発する。
オラの仕掛けは、根ガカリの度にハリが一本づつ折れて、6本鈎が5本に、更に4本、3本とだんだん少なくなっていき、終いには1本鈎仕掛けだよ。
I藤氏からは何回も「仕掛けを替えたら」と言われたけど、オラは意地なのだ・・・それでも、ポツリポツリとアタリがあるから根性でワカサギを拾うのす。

                
      
悔しいことに、この爺ちゃまとその隣の黄色い服の爺ちゃまだけが入れ掛かりなのだ

しかし、とうとう意地にも限界がきて新しい仕掛けに張り替えた途端、ピタリとアタリがなくなってしまうのはなして?
隣の爺っちゃまなんてでっかいオモリをドボンと投げて、2〜3秒間待ってスーッと上げるだけで2〜3匹づつ必ず釣れてくるんだもの・・・それが、悔しいことに入れ掛かりだよ!
オラなんて、誘って誘って誘いまくってようやくアタリを出しても1匹づつしか釣れないのに、爺っちゃまなんて絶対にアタリなんか出ないようなごっつい仕掛けをただ投げ入れて、ただ上げるだけだよ。

            
    
繊細なウキ釣りに苦戦中のI藤氏       本日の釣果・・・入れ物がデカすぎない?

I藤氏はヘラ浮子を使い繊細なウキ釣りをしているんだけど、オラにもまして苦戦しているのだ。
終いにはウキ釣りに見切りを付けてミャク釣りをしていたけど時既に遅し、だんだん目印が見え辛くなってきて勘弁してやることに。
オラの釣果は44匹、二人で丁度60匹と、陸釣りには完敗だす。

ドボンと投げ入れて入れ掛かりになっていたのは隣の爺っちゃまとその隣の爺っちゃまだけで、みんながみんなその釣り方で釣れてた訳ではないが、こ〜ゆ〜釣って「郷に入れば郷に従え」で爺っちゃまの釣りが理に適っているんだべか?
もしかしたら仕掛けを自然に流すより、でっかいオモリでビタッと止めるのが正解なのかも?

やっぱワカサギ釣りは、氷上釣りの方が断然繊細で燃えるもんね。
陸釣りは今日だけで十分だす。
全然面白くないんだものもう〜やらなくていいもや。














2009年02月07日(土)


・・・岩洞湖に於けるワカ様技術向上委員会・・・



FLYの達人I田氏から、ちょっとの時間でもいいからワカ様釣りのコツを教えてくれないかとの依頼があった。
夜勤明けの忙しい時間を割いて水沢からやって来るという。
自宅に帰る予定だったI藤氏、オラが岩洞湖に行くと知ったらすかさず同行するという・・・おいおい、帰らなくてヤバくないのかい。

秋田を5時に出発してきたI藤氏、約束の時間7時前には我が家に到着・・・おっ、気合が入っているんでないかい。

            
  
さ〜て、どの辺に入るべ?あまり遠くはダメだよ   お〜し決定!ここに釣り座を構えるべし

第3ワンドの湖面に降り立ち、遅れてやって来るI田氏に説明しやすい場所を考えながら3箇所ほど試掘を行い、湖底に魚影の反応が出ている水深5.4mの場所を本日の釣り座に決定!

            
  
お〜し準備完了!ULのロング穂先で釣り開始   いい〜べいい〜べ、この削り出したホスボンの穂先

テントを張り終え、ようやく腰を据えて釣りを開始したのが9時20分
朝の入れ掛かりタイムが終了し、一段落する時間帯なのだ・・・苦戦を強いられるのは覚悟の上の重役出勤だす。
それでも、魚探の反応が途切れる時間があるものの時速35匹のペースで釣れる。

そうこうしていると、しのつ湖へ出撃している吟papa&mamaさんから電話が入る。
お天気も上々で、それぞれ一束を超えているなんてなんたら羨ましい情報だこと・・・こっちは、ようやく50匹に届こうというペースだす。

アタリが途切れ始めた11時、夜勤明けでしかも娘さんのピアノの発表会をすっぽかし駆けつけて来たI田氏がようやく到着。
岩洞湖に於けるワカ様技術向上委員会が始まります。

            
 
スピニングを逆さまにして、穂先がブレないよう     ほれ、遠慮しないでパンでも食って

まずは自分のタックル(扁平軟調グラス穂先の竿にスピニングリール)でスタート。
スピニングリールだから穂先を静止させるのが儘ならないし、正確な底取りも難しくもたれるような微妙なアタリが取り辛いのだ。
I藤氏の「ほらほら、これがアタリ」「も〜ちょっと糸を張って」「誘いはこうで・・・etc」と手取り足取りの親切丁寧な実釣指導
オラはI田氏が釣りの初心者ではなく超一流の達人であることをよ〜く知っているので、質問に対し理屈を説明するだけなのだ。

              
  
電動ってアタリも取りやすくて凄く使いやすいね   ヨースケさんは自作デスクマット穂先だす

I田氏は、以前からDaiwaの電動リールCrystiaが気になっていたようなので、まずは使ってみて・・・口で良し悪しを説明するよりも実際に使ってみるのが手っ取り早いもんね。
他に、自作のレントゲンフィルムラミネータークリヤファイルデスクマット穂先の実物を見せてあげる。
I田氏には特段説明をしなくても十分理解する技量を持っているし、オラなんかより数倍も向上心があって手先も器用だから・・・反対にオラが教えてもらうようになるのは時間の問題だろうね。

残念ながら、I田氏は娘さんの誕生会があるので3時には納竿して慌しく帰らなければならないのだ。
短時間の慌しい向上委員会だったけど、アタリの出し方、取り方を目の当たりにして「目からウロコが落ちた」と収穫を得て一足お先に帰宅の途に就いた。
明日は娘さんを同行して大志田礼湖(菜魚湖)へ行く予定だという・・・目標5束!頑張ってね。
・・・うむ〜、あの調子だと途中J州屋へ立寄りDaiwaの電動リールを買って帰るかも?

            
    
I藤氏とヨースケさんのカウンター        本日の釣果だす

その後、魚探の反応を睨めっこをしながら納竿の4時30分まで頑張り、I藤氏は念願の束釣り達成!
オラは失速して134匹の釣果で終了。
すっかり気温が低下し雪が舞い始めた中、お約束の急登ソリ曳き地獄にゼイゼイしながらも「岩洞湖にはあと何回来れるべ」と話ながら帰路に就いたのだ。

オラの狭いテントに3人収容するため、ミニ椅子に座った洋式の釣りをしたもんだからなんたら背中が痛てぇ〜こと!
やっぱ日本人のオラは、和式(お座敷)の方が断然楽ちんだすな。














2009年01月31日(土)


・・・岩洞湖には行かなかったことに・・・



金曜日の午後、仕事を休んで岩洞湖活性化センターへ向かった・・・運転手はキミだ!(I藤氏)
途中のスーパーで大量の食料を買い込み、予定通り17時半にはチェックイン。
宿泊費よりもスーパーで購入してきた食料代の方が高いって、ど〜ゆ〜こと?

            
 
オラたちの部屋は「すずらんの間」10畳程の広さ     たらふく食べて・・・バタンキュー

悲しいかな、この岩洞湖活性化センターのテレビはBS1BS2のふたつのチャンネルしか映らないのね。
呼吸困難に陥るまで夕食を食べたオラたちは、楽しみにしていたお菓子などにはもう〜見向きもしない。
明日の早起きに備えて22時前には入浴を済ませ布団に入ったものの、なかなか寝付けない。
暖房が効き過ぎているし、隣の部屋の酒飲みグループの喧しいダミ声、おまけにI藤氏の高鼾だもの。
睡眠時無呼吸症候群で30秒から1分間くらいピタッと呼吸が止まるもんだから、こいつ死ぬんでねぇ〜べかと心配になって寝られないのよ・・・朝方は、オラのが怪獣だって言われたけど。


携帯の目覚ましで4時30分起床・・・眠い。
外は吹雪ており、昨夜からの積雪は25cmを越えている。
それでも、5時にはレストハウスの駐車場は遊魚券を購入する人たちで満杯なのね。

さて、オラたちはどこに入るべ?su-sanのリュクエストで呪縛の第3ワンドだけはパスなのだ。
ここはやはり、遅れて合流するsu-sanが分かりやすい場所ということで第1ワンドだな。
湖面に降り立ったら真っ直ぐレストハウスを目指して100m程進んだ所にしよう・・・コレだら電話で説明するのも簡単だべさ。

ヘッドライトとランタンの明かりで足跡を照らしながら暗い湖面に降り立ち、レストハウスの灯りを目指して100mほど橇を曳く。
んっ、ちょっと深場まで来すぎたかな?・・・まっ此処でいい〜か、吹雪に塗れながらワタワタとテントを設営する。

            
    
蟻のように霞んで見えるテント群       お隣さんのテントは釣れているんだろうか?

周りが明るくなってきた6時45分、狭いテントに3人分のお座敷を確保しようやく腰を落ち着けた時、su-san
から「今、第1ワンドの湖面に降り立ったところ」との電話が入る。

水深12.6m、魚探は耳障りな警告音を発しながら水深5〜10mの間にゴーストのような細かい魚影をビッシリ映し出している・・・これってワカサギの反応だべか?
7時過ぎ、狭いテンで肩を寄せ合うようにしてようやくエサ打ち開始!
・・・あれっ、アタリがない?
魚探に映し出される反応を信じて、浅い棚からベタ底まで探ってもアタリなんぞ出やしない。
ビッシリ映し出されている中層の反応はいったい何なんだべ?・・・警告音は一向に治まる気配はなし、雪に塗れた湿気で魚探が逝かれたんだべか?

            
  
微妙なアタリがあったような気がするんだけど     だめだ、最初の一匹だけで後が続かない

いつもの自作欲張り仕掛けをセットしたsu-san、道糸がスプールに絡みつきなかなか釣が始まらない。
なんと、ようやくトラブっていた道糸を解き終えたsu-sanが一投目からいきなりワカ様を釣り上げる・・・
ってことは、不吉な予感が過ぎるんでないかい?
その予感は見事的中!・・・その後はアタリもサワリも出ないのだ。
道糸がもたれるような微妙なアタリを無理やり捉えても、時速1〜2匹のペースだよ。
魚探は信用できないし、こうなりゃ〜回遊してくるの待つしかないんだべか?

第2ワンド(水深5m)に入っているI藤氏の友人からはオラたちの10倍のペースで順調に釣り上げているとの情報が入ってくるが、こっちは「ツ抜け」も儘ならない。
場所を移動したいのはやまやまなんだけど、この吹雪だもの・・・外に出る勇気なんてとんでもない。
そして、あえて語るまでもない苦行の時間が続くのであった。

いつまで待ってもワカ様が回遊してくる気配がない。
11時過ぎ、このままでは全員「ツ抜け」も達成できそうにないべさ。
お〜し、勇気を出して10m程岸よりに場所移動を決行!
雪に塗れてシッチャカメッチャカになりながらも何とか移動完了。

水深は9.5mとまだ深いけど、魚探に映る中層の反応は消えて湖底に微妙な反応がある。
あと2〜3mくらい浅場の方がいいんだろうけど、もう〜此処でいい。

  
 
移動完了!        「ほらほら、微妙にアタってるべ」  su-sanまでリールを水没させるってが

とっ、再開初っ端からまたたまたsu-sanがいきなりの2連荘・・・ってことは此処もヤバイってこと?
やはり、su-sanが2匹しか居なかった営業ワカ様を釣りきってしまったのか、その後はピタリと静まりかえったままワカ様の気配なんて・・・皆無。
メニューを弄くりまわしていたら魚探のご機嫌も良くなり、水面から湖底まできれいさっぱり無反応、虚しい誘いを掛ける軌跡だけをハッキリと映し出している。

第2ワンドに入っていたI藤氏の友人たちは、午前中でそれぞれ70匹くらいづつ釣って早々に引き上げて行くようだ。
なのに、su-sanの呪縛14匹越えを目指して頑張って苦行しているオラたち何なんだべ?
気が遠くなるほど待って待って、誰かがようやくぽつんと一匹掛けるとまたまた長〜い長〜い魚探を眺める苦行の時間が続くのだ。

  
自作のレントゲンフィルム穂先  赤がsu-san、グレーのがオラの靴下  周りはそろそろ帰り支度を・・・

おらおら舐めんなよ!これが岩洞の吹雪だかんねとばかりに、風はますます強まりテントをバタつかせ、外気温もどんどん低下してくる。
体温で暖められたお座敷き(銀マット)の下はすっかり水浸しになり、靴下までグジョグジョ。
おぞましい苦行はますます過酷になってくる。

I藤氏は何回もリールを沈没させたり、部品の一部が外れ落ちたり、ドラグ部品をバネごと湖底へ沈めてしまいながらも「この微妙なアタリ、この微妙なアタリ」とsu-sanに盛んにアピールをしているが・・・はぁ〜、何だかわがらねぇ〜?

  
海抜0m、マットの下は水浸し   I藤氏とオラの情けないカウンター  全員の釣果(50匹)だす

オラがなんぼしても解せないのは、お話友の会をしながら音もなく静かに釣り上げると「さすがYETYだ」ってリールを褒めるのね・・・あの〜、オラの微妙なアタリ的確に捉えるウデを褒めて欲しいんですけど。
そうこうしながら16時30分まで頑張り続けるも、ついにワカ様が回遊してくることもなくこれでもかと打ちひしがれたままタイムアップ!

そして、この吹雪の中の撤収が最大の苦行の場と化したのだった。
銀マットは風で一瞬のうちに遥か彼方へ飛んで行ってしまうし、素足に履いた長靴に雪が入り込み冷たいのを通り越し足が痛い。
氷漬けのテントは畳める筈もなくグジャグジャのまま無理やり橇へ積み込む。
積雪40cmはあろうかと思われる中をラッセルしながら車まで辿り着くのは地獄の心臓破り
途中、休み休み呼吸を整えながらもようやく車に辿り着いた時にはヘロヘロで瀕死の状態だよ。
最年長のsu-sanなんて凍死寸前で、車の鍵をポケットから取り出すのも儘ならなかったんだから。

職場の同僚に「美味しいワカ様を食べさせて上げるから」と約束してきたI藤氏、岩洞湖には行かなかったことにするという。
高速道路が吹雪で通行止めになってるような日には、ワカ様釣りに行くような無謀行為は慎むべきです。(キッパリ!)
因みに、秋田県内は雪が降った形跡はなく道路は完璧に乾燥していました。














2009年01月24日(土)


・・・魚探は正直者なのだ・・・



根性の早起をして、I藤氏と二人で午前3時に秋田の宿舎を出発したのだ。
小雪の舞う圧雪路面を怪調?に飛ばす。
仙岩峠を越え雫石までやって来ると、路面は乾燥しており星空が見えてきた。
盛岡の街を抜ける時に道に迷いちょっと遠回りをしたが、予定の6時には無事岩洞湖へ到着。
岩洞湖に初めてやって来たI藤氏は、真っ暗な湖面に映し出される夥しい数のテントの幻想的な灯に感激している。
既に小石川の駐車場では車が溢れている・・・ダメだこりゃ。
とりあえずレストハウス方面に進んでみて、駐車スペースを探さないことには始まらないもんね。
とにかく車を停めるのが先決、湖面に降りるのは何処でもいいのす。

    
    
朝6時半過ぎでこのテントの数だよ・・・初めて岩洞湖に来た人はぶったまげる筈だよね

ワラビ平で駐車スペースを確保。
薄っすら明るくなってきた湖面に並ぶとてつもない数のテントを見たI藤氏は、すっかりぶったまげている。
I藤氏が荷物を満載したソリを曳きながらへっぴり腰で急な下坂(崖?)を先行する。
オラは軽い手荷物をぶら下げ「大丈夫か〜?」と声を掛けながら後に続く。
先日までグジャグジャだった湖面は、今朝方の強烈な寒気でパンパンのスケートリンク状態・・・ツルンツルン滑って歩き辛いことこの上ない。
そんなに遠くへ行くことないんだ。戻るのが大変なんだから、この辺でいいことにするべ。

             
    
オラたちのテントは右端のやつだよ     ワラビ平にも、この後どんどん釣り人がやって来る

さっそくドリルで穴を開け、魚探を覗くと水深は12m・・・ん?氷面から湖底まできれいさっぱり何〜んにも映し出されておらず、魚影が全くないのだ。
まっいい〜か、そのうち回遊して来るだろうからとりあえず此処にテントを張るべ。

うむ〜、魚探にはワカ様の影も形も映らない。
待てど暮らせど回遊してくる気配が感じられないのだ。
当然アタリもサワリもない?・・・「ボッ」を食らいそうな不吉な予感が過ぎる。
それでも、忘れた頃にモヤ〜ッとしたアタリで良型(12cm)が釣れてくるが・・・後が続かない。

             
魚探には水面直下から湖底まで何〜んにも映ってない 何か根掛かりするんだよな〜?(木の枝だったのだ)

I藤氏はでっかい木の枝を釣り上げてテント内のマットを汚すし、オラは終始ヤツ(モロコとアブラハヤの合いの子みたいなでっぷりしたヤツ)の逆襲を受ける。
ヤツはアイナメみたいにガクガク首振りをしながら上がってくるから、掛かった瞬間ガックリだよ・・・バーロー!手が臭くなるっつぅ〜の。

周りに釣り座を構えていた人たちは、全くダメだと言いつつ、どんどんテントを畳んで撤収して行く。
10時前ゴンさんから電話が掛かってきた時点で未だ「ツ抜け」ならず。
そりゃぁ〜大事件だ!」と笑われ、「そこはさっさと撤収してレストハウス対岸の第2ワンド方面に移動した方がいいんだ」とのアドバイスを受ける。
おし、ここは撤収して第2ワンド方面へ移動だ!

汗をぶっ垂らしながら撤収し、対岸へ・・・。
時間的に、路駐でも何でもいいから停めるスペースを見つけた所に入るのだ。

  
第1ワンドの真ん中へ・・・   お〜し、テントの設営はここにするべ  この寒さの中、若者は露天だよ

おっ、ラッキー!第1ワンドの降り口のまん前にオラたちのためにわざわざスペースを空けておいてくれたように1台分ポッカリ空いていた・・・丁度、帰った人がいたのね。
アイスバーンになっている急坂に四苦八苦しながら湖面に降り立つ。
おし、釣り座はワンドのど真ん中に決定!
水深は7.8mで底の方にチラチラ魚影らしきものが映ってる。

             
 
もたれるようなアタリっていうのが分かってきたよ     ほらほら、でっかいべ・・・12cm

魚探は正直なもんで、画面にインベーダが攻めてくるみたいに魚影がズンズンズンと現れてくるとパタパタと入れ掛かるが、長続きはしないのだ。(1〜2分程度終了)
その後は、暫しまっさらな画面に誘いを掛けているオモリの軌跡だけがクッキリと映し出されている・・・この何をしてもウンともスンとも言わない時間がエライ長〜く感じられるのだ。
そして、じっと魚探を眺めていると「おっ、来た来た」と叫び、またまた短時間の入れ掛かり・・・これの繰り返しなのだ。

I藤氏は釣れる度に興奮して仕掛けを巻き取り過ぎるもんだから、ステンレスの穂先を巻き込んでしまいグジャグジャにしてしまっている・・・何回痛い目に遭っても必ずやらかすんだから、学習能力がないんでないかい?

またまた、ゴンさんから冷やかしの電話が入る・・・「おかしいなぁ〜、魚探に映らなくてもポツポツ釣れ続く筈なんだけどなぁ〜?」
確かに、湖底のアップ画像に魚影がパラパラとでも映っているとポツポツと釣れるのだが、湖底から表層まできれいサッパリ何〜んにも映ってなくて自分のオモリの軌跡だけが映しだされている時間帯は完全沈黙なのだ。

「自分の歳の数だけ釣れば、二人合わせて束超えするから」と励まし合いながら頑張る。
マンネリ化したエサに変化を与えてみようと「紅雪」を試してみたが、交通事故的に3匹しか掛からず早々に断念・・・やっぱ、生きエサには敵わないのだ。
3時を過ぎたあたりから、やって来る群れが変わったのか一回り小振りなった。

             
 
ヨースケさんの釣果・・・自分の年はクリアしたよ   二人で119匹・・・あと一匹で1グロスだったね

I藤氏とオマツリをして仕掛けがグジャグジャになったの機に今日のところは勘弁してやることに。
オラ釣果は目標の自分の歳の分だけはどうにかクリアして72匹! 二人分を合わせて119匹!・・・ガックし。
来週は、朝から対岸へ入るべな」と誓い合いながら撤収し、この気難しい岩洞湖を後にしたのだ。

                

自宅に戻り計測した結果・・大型(12cm)が1/3、中型(10cm)1/3、小型(7〜8cm)1/3とキッチリ3等分3つのグループに分類されていた。

※いや〜、岩洞湖のワカサギは最高だね! 甘くてメチャメチャ美味いんだから。














2009年01月18日(日)


・・・貧果のワカ様友の会・・・



昨日ちょっといい思いをしたもんだから、調子込んでまたまた南畑へ・・・。
ゆみさんは閉じこもりでテレビっ子になっている支障を無理やり連れ出して来るというし、明日は岩洞湖の解禁に出撃する予定のsu-sanも自作の必殺欲たかり仕掛けのテストを兼ねてやって来るという。
ちょっと遅くなるが自宅に帰っていたI藤氏も家族を騙くらかし高速を飛ばしてやって来る予定だ。

  
厳冬期、澄み渡る紺碧の空!    今日も良いお天気で釣り日和だね  オラたちの釣り座は此処にするべ

10時前、皆さんより一足早く現着したヨースケさんはとりあえず穴を3つ開け、釣り座を確保してみんなの到着を待つ。
どれどれ、魚探で魚影を確認するも・・・あれぇ〜?モニターにはワカサギの欠片も映らない
ええ〜っ、もしかしてワカサギが居ねぇってことかい?

             
     
モニターに魚影は全く映し出されない   あらららっ、穴にエサをひっくり返してしまったよ

そんな状態でようやく5匹程釣った時、師匠とゆみさんがやって来た「ど〜お、釣れる?」・・・「全くダメ!アタリがねぇ〜もの」
支障とゆみさんは仲良く?一本の竿で釣る。
支障が竿を持ち、エサ付けと釣れたワカサギを外すのはゆみさんの役目。(いいなぁ〜、助手付きって
なして?なして?支障は釣り初めからひっきりなしにアタリがあり快調に釣り上げる・・・「お〜し釣れた。ほれ外せ」って、完璧な殿様釣りなのだ。
そっちの穴とは1mしか離れていないのに、オラにはアタリの気配すらないのだ?

  
ほら釣れたから外してけろ     なんだか、バレるんだなぁ〜? ほらアタシも釣れたよ「自分で外せ」

そうこうしているところに必殺欲たかり仕掛けを引っ提げたsu-sanが現れた。
その必殺仕掛けでアタリを捉えるものの、尽く途中でバレるのだ・・・それだけバレるってことはハリが合わないんでねぇ〜べか?
うむ〜、なしてオラにはアタリがないの?初めの30分で10匹、1時間で15匹、2時間で20匹とだんだんアタリが遠退き釣果が落ちてくるのだ。

             
地味な防寒着のお方はシブシブ仕掛けで入れ掛かり   su-sanはかけ上がりの良いポイント見つけたみたい

陽が陰って寒さが身に沁みるようになってきた昼過ぎ、ようやく地味な防寒着?を着たI藤氏が到着。
シブシブ仕掛け?で釣り始めたI藤氏は初っ端から快調に入れ掛かる・・・なして?なして?
しかしI藤氏もご多分に漏れず、入れ掛かりなんてもんはいつまでも続くほど甘くはないのだ。

完全にアタリの途切れたオラたちを尻目に、市販の仕掛けに取り替え一人離れた場所に陣取ったsu-sanが「オラだけ面白れ〜!」と密かに数を伸ばしている。
なんぼ密かに釣っていても、みんなのチェックがシッカリ入ってるんだからバレバレだよ。

             
    
密かに数を伸ばしているのはバレバレだよ    ヨースケさんのカウンター(見せたくないけど)

su-sanだけは順調にアタリを捉えているようだけど、3時を過ぎて大分冷え込んできたことだし今日のところはこのへんで勘弁してやりませう。
オラの釣果は昨日と打って変わり、尻すぼみの38匹!・・・全員の釣果を合わせてもようやく一束に届いたかの貧果に終わってしまった。

釣れるよ」なんて胸を張って言ったオラはみんなに嘘を付いたみたいで誠に申し訳ない。
まっ、釣果はともかくとして気の置けない仲間達でバカ話をしながら釣り座を構えるのって、やっぱ楽しいもんだすな。














2009年01月17日(土)


・・・試し釣りin南畑・・・



岩洞湖の解禁19日(月)との発表があったけど、残念ながらくだらない会議がバッチシ設定されていてなんぼしても仕事を休めないのだ。
今日は風もないし青空が覗いて絶好のワカ様日和だべさ。
そこで南畑沼へ試し釣りに向かったのだ。

            
    
いい〜お天気だこと               釣り人は一人だけかい?

南畑沼へ着いたのは10時ちょっと前・・・真面目なワカ様釣り師から見れば、何たら不届きなヤツだよね。
あれっ、釣り糸を垂れているのは1人だけじゃん。
暫く眺めていたけど・・・ど〜も芳しくない様子なのだ。
さて、ど〜しようかと思案していると、一人のオッチャンがやって来て慣れた感じでスタスタ釣り場へ。
ほんじゃ〜、オラもやってみっか。

            
    
オラは遠くまで歩くのが苦手なのです       水深は2m、1.5m付近には魚の反応が

皆さんは取水口付近に釣り座を構えているが、オラは手前のカケアガリに構えるもんね・・・遠くまで歩くのが面倒くさいんだもの。
適当な場所に穴を開け魚探を覗くと、水深2m1.5m付近ワカサギの反応が伺える。

            
 
パタパタと簡単にツ抜け・・・このまま本番に移行だす  こいつが釣れると手が臭くなるのよ

まずは、テントを張らずに試し釣りを・・・手袋なしでも寒さを感じず、露天でも快適なポカポカ陽気だす。
デスクマット穂先の自作手バネ竿に仕掛けは段々ワカサギ1.5号、オモリはガン玉B、エサは紅サシの半分切りでスタート。
仕掛けが馴染んだ瞬間、間髪置かずピクッとアタリがあり7cm程の当歳ワカ様が順調に釣れ続く・・・な〜んだ、渋いという話だけど普通に釣れるじゃん。
あっという間にツ抜、このまま露天で腰を据えて本番開始だ!
50匹までエサ替えなしで順調に釣れていたけど、さすがにアタリが遠のいてきた。
それでも真剣に誘いまくり75匹までは頑張ったけど、もう〜ダメだ・・・ついにエサ交換を決意!
一束までエサ替えなしで釣ろうと思ってたけど、やっぱり無理だったわい。
現金なもんでエサを替えた途端アタリが戻りパタパタと釣れ、昼前に一束達成!

            
   
デスクマット穂先はガン玉Bにピッタシ       手バネで一束達成!・・・暫し休憩だ

取水口付近で釣っていたオッチャンが「ずいぶん釣れているようだけどなんぼ釣った。30匹位か?」とこちらにやって来た。
「100匹です」と答えると「へぇ〜っ、ここは場所がいいんだな。みんなは夜明けと共に釣り始めて8時過ぎたらピタッと釣れなくなるから止めて帰って行くんだ」
「そんでも20〜30匹位しか釣れないのに、なしてこんなに釣れるんだ?昼間こんなに釣ってる人は見たことねぇ〜!」
「やっぱ、ここは場所がいいんだな。オラも隣に移ってきていいすか」・・・「はい、ど〜ぞど〜ぞ」
椅子の代わりにワカ様玉手箱(タックルボックス)に腰掛けて釣ってるもんだから、腰から背中に掛けてえらい疲れるのね・・・オラは暫く休憩タイムだす。
少し休んだら次はDaiwaの電動リールクリスティアのテストだ。

「全然アタリがねぇ〜。すぐ隣に穴を開けてもいいすか?」・・・「はい、いいですよ。いっぱい釣って下さい」
ふ〜んアタリがないって?どらどらオッチャンが諦めた穴でオラが試してみませう。
仕掛けが馴染むと間髪置かずピクッとアタリがあり、パタパタと釣れるべさ・・・「どこでも釣れますよ」
「やっぱり腕の差かな?鮎釣りと同じで釣れてる人の傍に寄って行っても釣れねぇ〜もんなぁ〜」
「おやっ、鮎もやるんですか?」
「んだ、雫石川専門だけど。たま〜に秋田の川にも行くんだ」

                
               
この後、こいつにアクシデントが襲うとは

さて、オラは電動リールのテストだ。
何となく風が強くなってきたような気が・・・今更テントを張るのも面倒くさいから、まっいい〜か。
レントゲンフィルムの穂先で始めたものの、穂先が風に揺れて全くアタリが掴めない。
ダメだこりゃ、露天ではレントゲンフルムは使い物にならないのだ。
ほんじゃ〜、純正の穂先を付けてっと・・・ガン玉Bで落下するべか?
これがまた、超スローで落下するもんだから落下途中で食いアタリが出るのだ。
へぇ〜、こりゃなかなかいいもんだよ。
ただ、竿置きにしている発泡スチロールの台座がアワセる度に風に吹き飛ばされるし、釣れる度に仕掛けを口に銜えて魚を外すもんだから風に煽られて仕掛けが絡まるんだわ。
うむ〜、風が出てきた露天はトラブルの連続でキツイ!

そして、電動で20匹目を釣り上げた時にアクシデントは起きたのだ。
仕掛けを口に銜えたまま何気なく横を向いたら・・・電動リールが台座ごとツルンと滑ってボッチャン!だって。
あちゃ〜!また手バネに替える気力も失せてしまったもや。
今日はもういいな、試し釣りはこのへんで勘弁してやろう。

本日の釣果・・・手バネ(2時間弱)で100匹! 電動(1時間)で20匹!

                
                
今シーズンの初釣果は10ダース!

オラが後片付けをしているところに、別のオッチャンがやって来た。
「ど〜だい、釣れるべか?」
「はい、飽きない程度に釣れますよ」
オラのバケツを見て「あらららっ、ずいぶん釣ったこと!なんぼ釣ったんだ?」
「120匹です」
「もう止めるんだったら、この釣れる穴を譲ってもらえねぇ〜べか?」
「はいはい、ど〜ぞいっぱい釣って下さい」

確かに、他より釣れる場所とか時間帯とかってあるけどさぁ〜、皆さんは自分の釣り方を棚に上げ、釣れないのを場所のせいとか時間のせいにしてるんだよなぁ〜。