>竿でも掛けて
papaのグラVはゴンさん行きだべさ・・・!


 ワカ詐欺竿製作記


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この竿は、食い渋りの時に威力を発揮するものであり、食いが立っている時は市販の竿にリールをセットして釣った
方が釣果が伸びることを一言申し添えておきます。
また、手繰り仕様のためポイントは水深が4mを越えると辛いものがあります。

注意:非常に安価かつ容易に制作出来るため、耐久性に難がある事を予め了承願います。(釣果が三桁に達すると
何時破損しても驚かないよう覚悟が必要なのです。)

昨シーズンはこの竿を使用し、超食い渋りだったしのつ湖及び雁里沼で、周囲の釣り人が軒並みオデコまたは最高釣
果が5匹以内の時でも、毎回キッチリ三桁の釣果を叩き出していました。・・・自慢なのだ!(管理人のオッチャンもた
まげてた)




1.ワカ詐欺竿マネターゼロの製作工程【超食い渋り用】


  材料: ステプラー(ホッチキス)の針・・・ガイド用
      02号程度のナイロン糸・・・ガイドラッピング用
      クリヤーファイルやラミネート材、その他薄いセルロイド類他(何でも可)・・・穂先用
      バルサ材・・・グリップ用
      ペーパークリップ・・・穂先付け替えアダプタ用
      ステショナリー(画鋲のハイカラなやつ)・・・糸巻き部用
  
  工具: 千枚通し様な物・・・ガイド整形用
      プライヤ・・・ガイド整形用
      瞬間接着剤・・・ガイド接着用
      カッター・・・穂先材カット及びペーパークリップ取り付け部整形用
      ラッカー類(黒又は赤等)・・・ガイドラッピング仕上げ用(アタリをとる目印にもなる)
      紙ヤスリ・・・グリップの面取り用



  ガイドの製作(一本の穂先に5ケ使用するので、製作本数×5ケ)


@ステプラーの針を空打しガイドの材料を準備

  
A千枚通し又はドライバー等にステプラーの針を絡めるようにして手で整形

  
B更にプライヤーを使用し、ガイドの脚の向等を整形  
Cガイドの出来上がり・・・1本の穂先に5ケ使用(製作時間:1ケ約1分)



  穂先の作成(様々な材料及び形状で数種類作り最適なものを見つけ出す)

  
Eクリヤーファイルやラミネート材等を長さ9〜12cm、最大巾1cmくらいのテーパー状にカッターでカット
(手前がラミネート材、奥がクリヤーファイル・・・ラミネート材の方が若干反発力が強い)

参考:その他の材料ではペットボトル(反発力が強い)や軟質デスクマット(反発力が弱いが耐久性バツグン)などがあ

長さやテーパー形状は、適宜いろいろ試みることにより最適な材料及び形状を見つけ出してみる。



  ガイドの取り付け(ラッピングが微妙なアタリを取るための目印になるので目立つ色が良い)

  
F穂先に瞬間接着剤を一滴たらしガイドを接着
G極細のナイロン糸でガイドを簡単にラッピング

  
Hお好みの色のラッカー類でラッピングの上から色を塗る
Iくっつかないように乾燥させれば、穂先部は全て完成!



  グリップ部の作成(基本的には穂先のホルダー的なものであるから予備を含め2本もあればOK)

  
Jバルサ材、ペーパークリップ、ステショナリー(ハイカラな画鋲)を準備

  
Kバルサ材を好みの長さにカット(12〜3cm)しペーパークリップを納めるホゾをカッターで削る
ホゾは逆テーパーになっているので慎重に丁寧に削る。
Lペーパークリップをサイドから差し込む(ピッタリ嵌れば接着剤は不要)

  
M紙ヤスリでグリップの面取りを行ない、ステショナリー(ハイカラな画鋲)を上面に2本刺す
Nステショナリー(ハイカラな画鋲)に色着き道糸を10m程度巻き付けてグリップ部は全て完成!



  これで完成です(材料費は一本あたり100円未満)
  
O手前がラミネート材の穂先、奥がクリヤーファイルの穂先





2.釣り方


・・・概念・・・

ヤマメのゼロ釣法が餌にテンションを掛けずに流し、くわえた餌に違和感がないよう軟らかい竿を使用する。
同様の考えで、ワカ詐欺が餌をくわえても違和感が極力出ないよう、非常に軟らかい(全く腰がない)穂先を使用して釣
るのである。

試しに、穂先を張りのあるものに換えると、ピクッと同様のアタリは出るものの、殆ど鈎に乗らなくなる。
ヨースケさんも最初はあまりにも鈎ガカリしないことに頭に血が上った!・・・魚が居ることは確認出来たのだが
普通の人たちは、そのピクッも見逃しているのだ。
実際には、魚は沢山居るのだから、釣り方を工夫すればヤマメのゼロ釣法みたいにバンバン釣れるということなのだ。



・・・棚の探り方・・・

普通の探り方は底の方から順に棚を探っていくのだが・・・

この釣りは、基本的に浅い水深(4m以内)を狙う釣り方なので、氷の直下(水面)から探って行く
活性が低い場合は、案外上層部に群れている場合が多いように思われるから、ひと巻きづつ棚を下げながらアタリの
出る棚を探った方が効率的なのである。

仕掛けを落下させたら、グリップ部を穴の縁に押し付け穂先を静止させ、アタリを待つ。
5秒以内にアタリが出なければ、仕掛けを一旦引き上げ、再度ひと巻き分棚を下げ、アタリを待つ。

大概は氷の底面から1mくらいの所が棚になっており、一度棚を見つけたら最低半日くらいは安易に変更しないように
した方が釣果が上がるのである。(ワカ様釣りは棚取りが非常に大事なので、安易に棚を変化させるよりアタリの出し
方等に注意を払う事が大事なのだ)



・・・アワセ・・・

魚が居れば、仕掛を静止させて5秒以内に必ず当たりが出る筈であり、それ以上待っても無駄である。
アタリは0.5mm程度穂先が変化するだけ!これを、見逃さないためにもグリップ部を45度くらいの角度を保ち、穴の
縁に押し付け穂先を静止させなければならないのだ。(見逃したら二度とアタリは出ないから、仕掛を一旦引き上げて
から再度落下させるのがミソである。

アワセは穂先が非常に軟らかいため、手首で穂先を跳ね上げるのは禁物である。
45度くらいの角度を保ったまま、腕全体で垂直に上げるのがミソなのだ。

    →   
45度くらいの角度を保ち、穴の縁に押し付け穂先を静止させる → アワセは腕全体で垂直に上げるのがコツ!


・・・餌の付け方・・・

特に食い渋りの場合は餌(紅サシ、ラビット)を半分付けにする必要がある。
半分にカットしてから、鈎付けすると餌が潰れてしまい上手くいかないものなのだ。
上手に鈎付けするコツは、一匹の餌の頭と尻に2本の鈎をチョン掛けしてから餌をハサミでカットする。



・・・まとめ・・・

棚は上から探るのが効率的!(食い渋りの時は上層に棚がある)

穂先を静止させアタリを待つ!(穴にグリップを押し付ける)

アタリは5秒以内に出る!(それ以上待ってもムダ)

アタリは0.5mmの変化!(見逃したら二度とアタリは出ない)

アワセは腕全体で垂直に!(穂先の腰は全く利かない)

一度見つけた棚は安易に動かさない!(しっかりアタリを取れば、釣れ続く筈)

【極意】アタリが遠退いたら餌をカット!(アタリが無くなったら棚を動かすのではなく、餌をハサミでチョット切ってや
れば再度つれ続く筈。また、アタリが無くなったら更に餌を切る。繰り返し3回はカット出来る・・・いよいよ切れなくなった
ら新しい餌に替える)


以上の釣り方をマスターすれば、みんなが釣れていなくとも、魚(ワカ詐欺)は沢山居るのだということを実感出来る筈
です。・・・目から鱗なのだ!


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